天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

7月6日の木星

2008-07-06 14:56:18 | 惑星
 昨夜はシーイングは良いものの透明度が悪く、SonyTRV900の
シャッター速度を通常の1/60秒から1/30秒に落として光量を稼ぎ
撮影しました。
大きな揺らぎはあるものの、小さな揺らぎは少なく、カメラモニタでも
大赤斑の下(北)が白くなっているのが分かりました。
透明度がよければもう少し細部が出たと思いますが、その割には発色は
好みの色になりました。
Registaxで強めの処理すると円周に沿ってリングが発生するのが気に
なります。画像復元最大エントロピー法でそれが更に強調されるようです。
同じ素材ですが、2枚目が眼視イメージに近い自然な感じです。


Registax4で強めの処理

Registax4で弱めの処理

【木星】
2008/07/06 00h21m50s~00h23m41s 
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Sony TRV900   
Pentax XP-14mm 、露出1/30秒 
自作ソフトで2679フレームコンポジット後、
Registax4、ステライメージ、PhotoShopで処理


M17(オメガ星雲)

2008-07-04 20:32:40 | 星雲・星団
7/1のM13と同夜に撮影したM17(オメガ星雲)です。
中心部を切り出していますのであまり目立ちませんが、画像の左上の
星像が流れています。
ガイド不良と言うよりもスクェアリングの問題のような気がします。
事情があってニコン->Canon EOSマウント変換アダプターを使っていますが
大きなガタがあり、これが原因だと思います。
ところで未改造のEOS KissDでの撮影ですが、Hαの赤が結構出て
いるように思いますが、如何でしょうか。
特に赤の強調等はしておりませんしダーク減算も無しです。


【M17(オメガ星雲)】
2008/07/01
ビクセン130mm FL720mm(F5.5)ニュートン反射 直焦点
Canon EOS KissD未改造 ISO400 露出10分x3コマ、中心部等倍切抜き
タカハシJP ノータッチガイド




NGC6960(網状星雲)

2008-07-03 14:26:16 | 星雲・星団
 昨夜も木星が高度を上げるのを待っている間、ドーム内の自動導入と
追尾のテスト撮影をしました。露出10分ですが、拡大しますとやはり流れ
が見えますのでガイドは必要ですね。露出も足りないですし・・・・。
ダーク減算等はしていませんので上部に赤い熱ノイズが出でいます。
ガイド基板の接続に、そろそろUSB-シリアル変換ケーブルを用意しないと
いけません。
肝心の木星は、高度が上がった頃にはシーイングが悪化、風も出てきて
撮影はNGでした。


【NGC6960(網状星雲)】
2008/07/02
ビクセン130mm FL720mm(F5.5)ニュートン反射 直焦点
Canon EOS KissD未改造 ISO800 露出10分x4コマ
中心部等倍切抜き


7/2の木星・・・シーイングの質が変わった?

2008-07-02 14:58:47 | 惑星
 ドーム内では自動導入と追尾のテスト撮影をしながら、外では
久しぶりに木星を撮影しました。相変わらず低空のため揺らぎは
大きいのですが、細かな乱れが少なくなり細部が幾らか見えて
きてシーイングの質が変わったように思います。
掲載の木星画像もこれまでよりは明らかに細部が写りました。
これから夏に向かい、ピタリと静止した木星像を期待したいと思います。


【木星】
2008/07/02 00h23m50s~00h25m40s 
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Sony TRV900   
Pentax XP-14mm 、露出1/60秒 
自作ソフトで2023フレームコンポジット後、Registax4、ステライメージ、
NeetImage、Photoshop で画像処理



【M13】
2008/07/01
ビクセン130mm FL720mm(F5.5)ニュートン反射 直焦点
Canon EOS KissD未改造 ISO400 露出10分、中心部等倍切抜き
新しい駆動システムではギヤ比に合わせてモーターの[回転角/1パルス]を
設定しますので、その追尾精度を確認するためにノータッチガイドで撮影。
  

駆動用PCを換えました。

2008-07-01 00:00:52 | 自動導入
  タカハシJPの自動導入ですが、ハンドコントローラの微動が上手く動かず
色々設定をいじっていましたが、原因は駆動用PCのパワー不足でした。
付属していた駆動用ノートPCではなく、古いデスクトップを使用していましたが
これが問題だったようです。付属のものに換えたら微動も問題なく、導入時の
駆動音も幾らか静かになり最大スピードもアップ出来ました。
このシステムでは、導入時の速度を低速から徐々に加速し、停止時には逆に
徐々に減速すると言う、所謂台形駆動の設定が可能です。
自動導入の駆動装置にはガイド機能もありPHDGuidingでオートガイドが
可能で、今夜テストしたところ良い感じでした。
ガイド機能は下記URLのガイド基板の初期のタイプで、PHDGuiding未対応
でしたが、製作者様にお願いしファームの書き換え、マイコンの交換、発振子
の交換で対応して頂きました。シリアル接続ですが、USB-シリアル変換
ケーブルでUSB接続出来る様です。最新ガイド基板はUSB接続です。
http://kuwana.ddo.jp/astro/product/lx200/lx200.html

ただ、オフアキシス・ガイダーの取り付けに問題があり、実際のガイド撮影は
少し先になりそうです。