天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

M31 NGT-12.5 初ガイド撮影

2010-10-30 15:35:50 | NGT12.5  317mm反射
先日書きましたように、NGT-12.5の赤経、赤緯ともにモーターを交換して
PHD Guidingによるガイドが可能となりましたので、雲がありましたが、
M31をテスト撮影しました。ISO800、3分露出です。

周辺部、特に左側の輝星が歪になっていますが、中心部はそれほどでも
ないのでコマ収差かと考えています。
カメラ取り付け部の2インチスリーブがやや不安定で、スケアリング不良の
可能性も有ります。
また、PHD Guidingの監視画面ではガイド星が少しずれていましたので
ガイド不良も加わっているかも知れません。
それでも、10/12のハートレー彗星では40秒露出が限界でしたので、
それに比べれば大分進歩したと思います。


NGT-12.5 赤緯部分微動のまま自動導入テスト

2010-10-26 16:27:42 | NGT12.5  317mm反射
赤緯部分微動のままCartes du CielでNGT-12.5の自動導入テストを
しました。
オリオンの三ツ星が昇っていましたので、三つの星の間を行ったり来たり
しながら、赤緯モーター1ステップ当たりの移動量をPCに設定しました。
ギヤによる減速ではないので減速比から算出は出来ません。
部分微動の範囲を超えないように注意しないと、タンジェント・スクリューが
噛んでしまいます。
ついでにDSI Proをオフアキシス・ガイダーにつけて、PHDGuidingによる
オートガイドもテストしました。こちらが本命ですが・・・。
キャリブレーションは成功したのですが、赤経補正がオーバーします。
パラメータの調整が必要でしたが、雲が出で来たので途中で終了しました。

NGT-12.5 赤緯モーター交換しました。

2010-10-25 20:41:58 | NGT12.5  317mm反射
NGT-12.5の赤経駆動部に続き、赤緯モーターも交換しました。
ただし、部分微動はそのままですので、完全な自動導入はまだ出来ません。
それでもレスポンスの良い微動、高速微動切り替え、PHDGuidingによるオート
ガイドが可能になります。
早速、タカハシJPで使用していたPCに接続して、PHDGuidingとCartes du
Cielでコントロール出来る事を確認しました。
残るは、赤緯部の全周微動改造ですが、まだ時間が掛かりそうです。


NGT-12.5 赤経駆動部ほぼ完成~赤経のみ自動導入テスト

2010-10-24 01:11:38 | NGT12.5  317mm反射
 NGT-12.5の赤経駆動部がほぼ完成し取り付けてテストしました。
トータルの減速比から、パルスモーターの1ステップ当たりの移動角度を
算出してPCへセットするのですが、間違っていたようでどんどん進んで
しまいました。
仕方なく追尾しながら適当な値を探しました。どうも赤道儀側の減速比が
間違っていたようです。
赤緯微動はまだもとのままですので、赤経と赤緯とで二つのコントローラを
使っています。
赤緯モーターも交換し全周微動に改造しないと自動導入は出来ません。
赤経のみ自動導入で、赤緯は手動という使い方もありますが・・・・。
軸受けは既製品ですが、それを取り付けるプレートは10mmアルミ板で
作りました。電動ジグソーで切断しましたが、結構大変でした。
ちょっと無骨ですが、ガタはありません。




P.S
赤経のみですが、自動導入のテストをしました。
赤緯は手動で、ベテルギュウスからリゲル程度の離角では
100倍位で視野に入りそうです。
そこから木星では流石にずれてしまいました。
これはセッティングを含む赤道儀側の精度の要因もあるかと
思います。因みにタカハシJPでも同程度でした。
直焦点撮影での使用では十分使えると思いますが・・・・
ここまで来ると、赤緯も早く何とかしたいところです。




NGT-12.5 赤経駆動部製作中

2010-10-18 23:15:50 | NGT12.5  317mm反射
NGT-12.5の赤経駆動部製作中です。外注加工すると高価になりますから、
既製品のベアリングホルダや軸方向と軸垂直方向の負荷を一個でに受ける
ことが出来るアンギュラベアリングというものを使って、ウォームギヤ受けを
作っています。
白いウォームホイールはジュラコン製ですが、調べたところ強度や磨耗性は
結構良いようです。
赤道儀側が既に1/50ですので大丈夫とは思います。ベアリングホルダを
連結している2本のボルトで与圧を掛けてガタを取り、写真では3本しか
付いていませんが、このボルトでアルミ板に取り付けます。
シャフトの左側に、自動導入モーターをカップリングで連結します。

自動導入化の一番の問題は、赤緯微動がタンジェント・スクリュー式部分
微動だと言う事で、これをどうやって全周微動に改造するかです。