天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

M33とM45

2008-10-31 14:33:13 | 星雲・星団
 昨夜は非常に透明とが良くM33とM45、そしてM42と定番の星雲・星団を
撮影しました。とりあえず処理したM33とM45を掲載します。
M42画像及び撮影データは追って記載いたします。


【M33】
2008.10.30
中心部を切り出してトリミング



【M45】
2008.10.31
トリミング無し

【共通データ】
タカハシε160(FL=530mm F3.3)
EOS KissD未改造 ISO800
インターバル撮影ソフトで撮影
画像処理ソフト「YIMG」によるダーク減算及びコンポジット

タカハシJP赤道儀ノータッチガイド
FocusCheckerPro3.5でフォーカシング
温度補正機能はOFF
フォトショップによるレベル補正、トーンカーブ補正


ε160の光軸を調整

2008-10-27 23:59:07 | インポート
 ε160の光軸が少し狂っていて片ボケがある様だと書きましたが、
先日、やっと調整に取り掛かっている所へ、タイミングよく前オーナーが
センターリング・アイピースを持ってきて下さり、大分良い感じに合わせる
事が出来ました。
今日確認したところまた少しズレていて、どうも鏡筒の向きで斜鏡がズレて
しまう様ですので調整ネジを少し硬めにしてテスト撮影しました。
比較確認の為、M31を撮影し奇妙な光芒が出ている恒星を拡大しました。
10月22日のM31画像に見られたもので調整後は殆ど消えています。
これが光軸不良によるものかどうかの確証はありませんが、無くなったのは
確かです。周辺像も幾分改善されたように思います。


EOS KissDのCMOSにカビが!!!

2008-10-24 21:16:05 | デジタル一眼
 恐ろしくて書けないでいましたが、実はEOS KissDのCMOSにカビが
生えていました。気づいたのはかなり前ですが、メンテナンスに出すに
しても、下手をすると中古を買う位掛かるかもしれませんのでどうしたものか
苦慮していました。しかし放っておいてもどんどん侵食されるでしょうから、
思い切って分解してみました。当初はローパス・フィルターの内側かと思って
いましたが、なんとCMOS表面でした。
 分解時、CMOSを取り外す最後のネジをなめてしまったり、組み立て後
電源が入らなかったりと2度程青くなりましたが、幸いカビは痕も残らず綺麗
に拭き取れ、組み立ても完了し今のところ正常に動作しています。
フィルター交換作業を除く改造の全工程を行いましたので、Hα透過赤外
カット・フィルターが入手できればEOS KissDの天体用改造も出来ます。
今回は下記HPを参考にさせて頂きました。有難う御座います。
http://www6.atwiki.jp/kawato2/pages/10.html


【分解してローパス・フィルターにアクセス出来るようになりました】

【ローパス・フィルターを外してCMOSが剥き出しになりました】

【これが天体撮影の敵、ローパス・フィルター。今回は交換せず】


ε160でM31を撮り直しました。

2008-10-22 10:50:41 | 星雲・星団
 透明度は良くありませんでしたが、13cmニュートンとの比較もしたくて
M31を撮り直しました。周辺星像もご覧頂く為にノートリミングです。
20枚コンポジットですが13cmF4.7の半分の3分露出で済みますので
トータル1時間ちょっとで撮影可能です。
ソフトな仕上げとしましたが、やはり外周の淡い部分の写りが良いです。
光軸調整はまだ行っておりませんので10/13に書いた片ボケはあるかも
知れません。調整のうえ、透明度の良い日にしつこくトライしたいと思います。


【M31】
2008.10.21 21h40m58s~22h44m24s
タカハシε160(FL=530mm F3.3)
EOS KissD未改造 ISO800、露出3分x20コマコンポジット
インターバル撮影ソフトで20コマ撮影の内の20コマ使用
画像処理ソフト「YIMG」によるダーク減算及びコンポジット

タカハシJP赤道儀ノータッチガイド
FocusCheckerPro3.5でオートフォーカス
温度補正機能はOFF
フォトショップによるレベル補正、トーンカーブ補正




五藤光学の30cmニュートン反射

2008-10-20 22:08:48 | インポート
 昨日、隣町の文化センターで30cm反射望遠鏡の操作講座が催され、
正式受講ではなくオブザーバーとして行ってきました。
この望遠鏡は申し込めば個人でも使用させてもらえ、今から十数年前に
数時間貸切って土星を撮影したことがありました。料金は確か1000円
だったかと・・・。なんでも今までに借りた人間は私だけとの事でした。
当時は銀塩全盛で、20cm苗村鏡を使っていましたが、30cmの土星は
シーイングの関係もありシャープさは今一歩だが30cmの威力を感じた事
を覚えています。
五藤光学のニュートン反射はあまり見ませんが、当時でも珍しかったと
思います。

【望遠鏡操作講座風景】
対象天体の導入は主鏡セルから短い尻尾のように突き出た
「操作用ハンドル」を持ち、ファインダーを覗いて行う。

【筒先から】
接眼部は180度方向に二箇所あり、その為、斜鏡セルごと180度回転
させる為の握りが見える。他メーカーのニュートンでは余り見ない遮光環
が何枚も入っていて、30cmとしては太い鏡筒。

【接眼部】
巨大なヘリコイドですが回転は滑らか。ベースは分厚く重いカメラでも
タワまないでしょう。スクェアリング調整ネジも見えます。

【赤緯微動】
タンジェント・スクリュー式。K-ASTECさんでも自動導入改造は無理・・・?