天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

土星に白斑?

2008-03-23 23:40:12 | 惑星
3月22日撮影の土星に白斑らしきものが写っていました。
微かなイメージですが、一時間の間に移動しているようです。
コントラストを高めた処理ではもっとハッキリするのですが
ノーマル処理画像2枚を掲載致します。
土星画像としては、何とか本体手前のカッシニを写したいのですが、
その為にはもう一歩の好シーイングと光軸調整が必要です。
レーザーコリメータでは合っているように見えますが、
焦点内外で恒星像のボケ方向が直行しています。
以前の25cmでも発生していた現象で、恐らく斜鏡位置が
主鏡光軸方向にずれています。


2008/3/22 21h22m00s~21h23m09s 
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
Registaxで約1600フレームコンポジット


2008/3/22 22h25m40s~22h27m00s 
Pentax XP-14mm 、露出1/60秒 
Registaxで約1500フレームコンポジット

【土星共通データ】
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Sony TRV900   
ステライメージで画像復元処理


3月18日の火星 その2

2008-03-20 20:23:18 | 惑星
 3月18日の火星 その2です。
前回掲載の1時間10分程後の画像ですが、
シーイングが悪化した為DVカメラでのデジタルズーム拡大率を
落としています。画像処理段階で拡大しました。
シーイングがよければまだ大きな模様は追いかけることが可能です。

火星
2008/3/18 20h25m00s~20h26m00s
Pentax XP-8mm 、Sony TRV900 露出1/60秒  
Registaxで約1600フレームコンポジット、LRGB合成
ステライメージで画像復元処理


3月18日の火星

2008-03-19 17:44:57 | 惑星
  昨日の日中はとても暖かく穏やかな天気でしたので
好シーイングを期待し、夕方早々に準備し火星を覗きました。
丁度、大シルチスが此方を向いていて、まずまずのシーイングと
あいまってコントラストよく見えていました。
ただ視直径が小さく、少しの気流の乱れでも影響は大きいです。
最接近の頃にせめてこれ位のシーイングだったらと悔やみます。
この後、土星が高度を上げるのを待ったのですが、シーイングは
悪化し撮影出来ませんでした。


火星
2008/3/18 19h13m10s~19h14m00s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Pentax XP-8mm 、Sony TRV900 露出1/60秒  
Registaxで約1300フレームコンポジット
ステライメージで画像復元処理
元画像を2倍に拡大




3月12日の土星

2008-03-16 15:22:09 | 惑星
  仕事が忙しくしばらく更新が滞っており、申し訳御座いませんが
今少しこの状態が続くかと思います。申告の期限が明日なのですが、
やっと今作業しています。
 12日に撮影の土星を処理しましたので掲載致します。
これまでDVカメラの露出時間は1/60秒以下を目安にしていましたが、
今回1/30秒としてアイピースをPentax XP-14mmからXP-8mmに
換えて拡大率を上げました。これでDVカメラのデジタル・ズームによる
拡大率を下げ、幾らかでも画質劣化を押さえるようにしました。
トータルでは拡大率は下がりました。
解像度はどうしてもシーイングに依存する部分が大きいのですが、
色のりは今回の方が良いと思います。動画では明らかに良いです。
1/30秒で揺らぐ場合はそもそもシーイングが悪い時ですから
それより速いシャッター速度でもそれ程良像は期待出来ないと思います。


2008/3/12 22h41m43s~22h43m03s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm
Pentax XP-8mm 、Sony TRV900 露出1/30秒  
Registaxで約1600フレームコンポジット
ステライメージで画像復元処理