天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

来年もよろしくお願い致します。

2008-12-31 19:37:42 | インポート
今年も残すところあと僅かになりました。
今年は当ブログをご覧頂きまして有難う御座いました。
モーターフォーカサー及びフォーカシング・ソフトから始まり
ε160、冷却改造KissDと直焦点撮影システムが一新した
年となりました。
またNGT-12.5の改造で惑星撮影でも口径相応の像が
得られるようになりました。
年明け早々には、ちょっと発熱で問題のある冷却改造KissD
の電源部分を改良し冷却の成果を得たいと考えております。
環の細くなった土星の撮影も頑張ります。

それでは、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

冷却改造KissD ロシアン・ファーム書き換え出来ました。

2008-12-28 12:28:44 | EOS KissD冷却改造
 12月16日に出来ないと書いたロシアン・ファームへの書き換えですが、
昨夜何とか出来ました。
特に何もいじっていませんが、CF未挿入時の動作がちょっと変わったな、
と感じ、ファームをコピーして起動したら「Execute Upgrade」が表示
されました。この時点でファームのバージョン表示が最新版と同じだったので
一旦キャンセルし、念のため再度ロシアン・ファームコピーし直し起動したら
今度は「Execute Upgrade」は表示されません。
何回か電源ON・OFFを繰り返しても駄目で、苦し紛れにPCでCFのエラー・
チェックを掛けて再再度試したら「Execute Upgrade」が表示され、無事に
ロシアン・ファームが入りました。ISO感度に「H」が追加され、ミラーアップも
出来てします。しかし、今日試したら書き換え画面は表示されません。
カメラ側というよりもCF側の問題なのかも知れません。


P.S
やはりPCでCFにチェック・ディスクを掛け修復すると「Execute Upgrade」が
ちゃんと表示されるようになります。特にエラーはありませんが・・・。
ただ、Upgradeをキャンセルしすぐ電源を入れても次はNGです。
CF自体、撮影及び撮影画像の保存には支障ありません。
原因は何でしょうか? 今度別のCFで試してみます。




ε160にED APO 8cmガイド鏡

2008-12-26 21:56:40 | ε160
 エプシロン160、ISO400~800での撮影では、対象によりますが
露出が3~6分で済みますのでタカハシJP赤道儀ノータッチガイドが
可能でした。これはノイズの点からもメリットがあった訳ですが、
冷却改造KissDでは長時間露出でのノイズが抑えられますので
低感度撮影でより高画質が期待出来ます。
しかし流石に10分超のノータッチガイドは厳しいのでガイド鏡を
付けました。

KENKOの古いED APO 8cm屈折で、とある所からの借用です。
写真のようにフードの凹みやコーティングに痛みがありますが、
ガイド鏡での使用には問題ありません。
ED APOですが金星の眼視観望では低空のせいもあり色収差が
結構目に付きました。
D80mm FL640mm(F8)、ガイドはDSI PRoにPHDGuidingです。



冷却改造KissD 2基目の冷却ファンについて

2008-12-20 22:39:59 | インポート
 恐らくTwinの冷却ファンを持つ冷却改造デジカメはユニークかと思います
が、一個で済めばそれに越したことはありません。
この様な形になったのは手元にあった3個の冷却ファンを何とか利用したく、
しかし一個では冷却能力に不足があると考えたからです。
Twinの場合でも、本来はヒートシンクに同方向から並列に付けるべきですが
そうすると大きなヒートシンクが必要となり、使い勝手が悪くなります。
また、2基目の冷却ファンを前傾させた目的には2つあります。
一つは取り付けスペースの関係で、ヒートシンクに対し水平or垂直の場合は
はみ出してしまい、見た目も悪く送風の点でも効率が良くありません。
また、写真のようにヒートシンクと黒いケースとの間に1mm厚銅板があり
ケース内のぺルチェ素子と圧着されていまして、銅板に吸熱and放熱板の
役割を持たせています。本当はもう少し厚さが欲しかったです。
二点目は、この銅板がヒートシンクから上にはみ出た部分に風を当て冷却
する目的があり、2基目冷却ファンが無ければヒートシンクは冷たくてもこの
部分は結構熱を持ちます。
更にヒートシンクを通る風は2基目ファンにより写真の上から下方向となり、
風量も確実に多くなっています。
肝心の冷却効果ですが、冷却ファン一個に比べて1~1.5度は下がり、
更に冷却速度もアップしています。

12/18三枚目の写真と同じです。
ヒートシンクの下にはみ出た銅板部分は10mmもありませんが、
風向と水平の為冷却されず、熱をもちます。
この部分に小さなヒートシンクを付け、風を受けたいと考えています。




冷却改造KissD 再度M45を撮影中

2008-12-19 20:47:09 | EOS KissD冷却改造
 12月19日20時40分現在、一昨日見事に結露した「冷却改造KissD」で
再度M45を撮影中です。FocusChecerPro3.5によるフォーカシング時の
画像を見る限りでは今回は結露は無いようです。湿度の関係でしょうか。
非冷却時8.3度から冷却時マイナス5.7度でマイナス14度と、電源は
同じですが先回より冷えています。撮影中に1~1.5度は上昇すると
思いますが・・・。
インターバル撮影ソフトのタ段階露出機能を用いて、各一枚づつですが
ISO100で3分、6分、8分、10分の露出をセットして自動撮影しています。
結果は後程掲載させて頂きます。

23時20分現在、M45に続きM42をISO400で10分、5分、3分で
撮影中です。気温が下がったせいか冷却温度は約マイナス7℃です。


タイトルはM45となっていますがM42のテスト画像を掲載いたします。
撮影時点では冷却温度はマイナス7.1℃で、特に対策はしていませんが
今回は結露は見られませんでした。湿度が低かったのでしょうか。
ノイズは同条件の未冷却画像も撮って比較するべきでした。

【M42 】 ε160 冷却改造KissD ISO400 露出10分x1枚 
      当倍切抜き未処理画像


M45も処理しました。こちらは8枚コンポジットです。

【M45】 ε160 冷却改造KissD ISO400 露出5分x8枚