天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

測定星選択画面に十字線を入れました。

2008-09-30 14:26:43 | フォーカシング支援ソフト
 FocusCheckerの測定星選択画面に十字線を入れました。
たったこれだけですが、測定星選択画面から撮影も可能となり、
構図もここで確認出来ますので中心位置の指標が欲しくなり
入れてみました。
フォーカシングや温度取得のテストを繰り返し、EOSUtilityの
リモート撮影もOKのようですので、そろそろリリースしたいと
考えています。

※網状星雲は撮影済み画像を読み込ませたイメージで
  リアルタイムの画面ではありません。

網状星雲とM31

2008-09-29 10:18:58 | 星雲・星団
 昨夜は初めは雲の往来があったものの夜半前から素晴らしい透明度となり
撮影枚数も稼ぐ事が出来ました。
網状星雲撮影時はまだ雲が流れていてコンポジット数も4枚に留まりました。
しかもJPGで撮影という失敗をしてしまいました。よってダーク処理無しです。
その割には良く写ったと思います。
M31が昇ってくる頃には雲も無くなり、6分露出で全20枚撮影し、その内の
16枚コンポジットです。その甲斐が有って9/11のものよりも滑らかで、周辺の
更に淡い部分も描出出来たと思います。

【NGC6960(網状星雲)】
2008.9.28 21h01m32s~21h42m16s
ビクセン13cm反射FL720mm+自作レデューサー(F4.7)
EOS KissD未改造 ISO800、露出10分x4コマコンポジット
インターバル撮影ソフトで5コマ撮影の内の4コマ使用
画像処理ソフト「YIMG」によるコンポジット、ダーク減算は無し


【M31】
2008.9.28 22h13m40s~24h19m30s
ビクセン13cm反射FL720mm+自作レデューサー(F4.7)
EOS KissD未改造 ISO800、露出6分x16コマコンポジット
インターバル撮影ソフトで20コマ撮影の内の16コマ使用
画像処理ソフト「YIMG」によるダーク減算及びコンポジット

[共通データ]
タカハシJP赤道儀ノータッチガイド
FocusCheckerPro3.5でオートフォーカス
温度補正機能はOFF
フォトショップによるレベル補正、トーンカーブ補正



ベガを使い1/100秒露出でフォーカシング

2008-09-28 14:18:03 | フォーカシング支援ソフト
 同じ話題が続きますが、昨夕のテスト結果を書きます。
FocusCheckerの測定星選択画面からEOSリモート撮影
のシャツター速度を変更出来るようになりましたので、
測定星の明るさに応じて変更しながら撮影し、最適露出を
探すのが楽になりました。
掲載は、まだ空が青いうちにベガを使ってフォーカシングした
例ですがISO4ooに1/100秒露出で最適でした。

ちょっと見難いですが、この時の鏡筒温度は12.5℃で、
フォーカサー・ポジションは2640でした。
14.5℃でポジション=2637という以前のデータがありますの
で-2℃で3ステップ、これは約47μmの移動となります。
同一夜の計測ではなく途中でカメラの着脱もあり、これが純粋
に温度変化によるものがどうかは判りませんので、もう少し
データを採ってみたいと思います。
尚、天頂付近のベガを用いた為か、フォーカシングはとても
良い感じでした。その後夜半前、まだ低いカペラで行った際は
あまり良い結果は得られませんでした。
P.S
今夕19時頃にデネブを測定星としてISO8ooに1/100秒露出
でフォーカシングしましたら13.5℃でポジション=2640となり
温度は1℃違いますがポジションは同じ値を示しました。
やはり1℃の変化ではピント移動は捕らえられません。
しかし、偶然だと思いますが同じポジションを示したのには
びっくりです。


リモート撮影の露出も変更可能としました。

2008-09-26 21:28:51 | フォーカシング支援ソフト
 FocusCheckerの測定星選択画面からEOS Utility2.4.0.1
リモート撮影の露出も変更出来るようにしました。
測定星が明るすぎる時や、本撮影時の構図の調整ですこし長い
露出を掛けたい場合にも、一々リモート撮影画面へ移動する必要
がなくなります。今のところFocusChecker内に直接露出時間の
表示は出来ませんので、画面サイズを変更してリモート撮影画面の
露出時間が隠れないようにしました。
あわせてテスト・プログラムも変更しましたのでお試し頂ければと
思います。
http://isp.aa1.netvolante.jp/EOSUtilityTest/EOSUtilityTest.exe


【試用手順】
①EOS Utilityのリモート撮影を起動
②リモート撮影で適当な露出を設定
  この際、ISO感度等を設定する場合でも必ず露出設定を最後に行ない、
  露出表示域が選択された状態とする。
③テスト・プログラムを起動
④テスト・プログラムでシャッターを切る
⑤テスト・プログラムで露出を変更しシャツターを切る
注意点としましては②で最後に設定した項目が⑤での変更対象となって
しまいますので、必ず露出を最後に設定します。
また、もし「テスト・プログラム」画面から「リモート撮影」画面へ移動し、
再度「テスト・プログラム」画面に戻った場合は、露出変更操作の
前に必ず一度シャッターを切りませんと「露出変更操作」が出来ません。



EOS Utilityリモート撮影テスト・プログラム

2008-09-25 17:43:44 | フォーカシング支援ソフト
 9/23の記事で、EOS Utility2.4.0.1リモート撮影のシャッターを
FocusCheckerから切る事が出来ると書きましたが、EOS Utility
の動きがカメラの機種により、例えばバルブ撮影が出来るなど異なる
ようですのでテストプログラムを作り、確認をお願いしたいと思います。
下記URLよりダウンロード頂いたプログラムを起動し、EOS Utilityの
「カメラの設定/リモート撮影」画面を開いてテストプログラムの「シャッター」
を押すだけです。これでカメラのシャッターが切れればOKです。
http://isp.aa1.netvolante.jp/EOSUtilityTest/EOSUtilityTest.exe

ご面倒でなければお試し頂き機種名と結果をコメントまたはメール頂ければ
幸いです。よろしくお願い致します。