天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

M104、M81とM82と流星と

2009-04-30 21:46:01 | 星雲・星団
4/28に撮影したM104とM81・M82です。
M104は撮影準備に手間取っているうちに鏡筒がドーム回転部に
掛かってしまい、テスト撮影のISO1600、3分露出一枚で終わりました。
高感度設定に冷却無しでしたからノイズが多いです。
M81・M82には流星が飛び込みました。元画像では人口衛星と思われる
軌跡も見られます。

【M104】 ε160、EOS KissD、ISO1600、露出3分 中心部切抜き

【M81・82】 ε160、EOS KissD、ISO200、露出10分x2枚 中心部切抜き


今日は月がある上に透明度も悪かったのですが、上記2つの対象の
眼視での見え具合をNGT-12.5 32cm反射に140倍で確認しました。
M104は中央を横切る暗黒帯がスッと一直線に見えその片側が特に
明るく見えます。
M81・M82は写真ではM81が大きく写りますが、眼視ではM81の周辺は
見えないのでM82の方が明らかに大きく見えます。
ただし、もっと条件の良い日にじっくり観察すればM81の周辺部も見えて
来るかもしれません。
また、M82の中心付近がくびれているのが分かります。


4月29日タイタンの影が土星面通過

2009-04-30 01:29:01 | インポート
 昨日は祭日と言うこともあり、いつもより早めにNGT-12.5を
セッティングし、まだ明るい空の中に土星を探しました。
導入して直ぐに土星本体左下に黒い点を見つけ、一瞬何かなと
思いましたが、タイタンの影と判断、急いで撮影しました。
極軸もまだ合わせていませんし、加えて風が強く、モニターから
はみ出しそうなのをコントローラでガイドしながら撮影しました。
事前に情報が無く、もう少しセッティング時刻が遅ければ見逃して
しまうところでした。
シーイングは今一歩でしたがタイタンの影は良く写ったと思います。
画面左下にタイタン本体も見えます。
 

【土星】
2009.4.29 19h10h30s~19h12m10s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
2000フレーム・コンポジット
ステライメージで画像復元、Photoshopでトーンカーブ調整




4月28日の土星

2009-04-29 14:53:39 | 惑星
 4月28日より少し良いイメージでした。
コンポジット枚数をもう少し稼げれば滑らかな像になったと思います。
1500フレームは欲しいところです。


【土星】
2009.4.28 19h35m48s~19h36m21s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
549フレームコン・ポジット
ステライメージで画像復元、Photoshopでトーンカーブ調整

4月24日の土星

2009-04-26 13:48:07 | 惑星
  24日20時前頃はなかなかのシーイングで期待したのですが、
南中近くになって悪化してしまいました。
撮影準備に時間が取られシーイングの良い時間帯に撮影出来ず
残念でした。
一枚目は20h42m00sから4分30秒間の良フレーム14秒間を
キャプチャーソフトで抽出し338フレーム・コンポジット、二枚目は
20h57m00s~21h11m07sの2000フレームコンポジットした
ものです。
当然ですがコンポジット数は少なくても良フレームを厳選した方が
良い結果が得られます。

【土星】
2009.4.24
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
ステライメージで画像復元、Photoshopでトーンカーブ調整

№1 20h42m00sから20h46m28s
Registaxで338フレーム・コンポジット


№2 2009.4.24 20h57m40s~21h11h07s 
Registaxで2000フレームコンポジット  



ε160の光軸調整

2009-04-25 18:44:12 | 星雲・星団
 ε160の主鏡光軸調整ネジを不用意に触ってしまいましたのでカメラと
補正レンズを外して接眼アダプターを付け、センターリング・アイピースで
光軸調整を行いました。
最終調整でセンターリング・アイピースを覗くときに見口から目を1m位
離すと「目」-「見口」-「十字交点」と3点で光路が決まり、より正確な調整が
出来ます。
掲載写真1枚目はピント合わせ後、光軸調整の確認に撮影したM13です。
あえてISO100に10分露出ですが、途中うす雲が掛かったようで輝星が滲み
ガイドも少し流れています。
2枚目は記事には関係ありませんが4/18撮影のM81・82です。
こちらはISO400、8分露出ですがガイド鏡がFL360mmと短く、しかも
マウントにガタがあり更に流れています。
どちらもε160の焦点距離では短過ぎてあまり向かない対象です。
因みにM13はノートリミング、M81・82は中心部トリミングです。