天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

本年はお世話になりました。

2010-12-31 23:49:48 | NGT12.5  317mm反射
今年もあと僅かとなりました。
当ブログをご覧頂きまして有難う御座いました。
今年は長年考えていたNGT-12.5のドーム内設置が実現し、まだ調整中ですが、
来年は本格稼動したいと思っています。
また、こちらで色々と紹介させて頂きますので宜しくお願い致します。
掲載は、少し欠けていますがNGT-12.5全景です。
パノラマ撮影で背景やトラス棒が歪んで写っています。


NGT-12.5 赤緯ギヤシャフトの首振り

2010-12-30 17:49:55 | NGT12.5  317mm反射
NGT-12.5のPHD Guidingオートガイドで赤緯のキャリブレーションが
上手く行かないのですが、原因は赤緯ギヤシャフトの首振りが原因の
様です。
同方向の回転では良いのですが、逆転させた際ウォームギヤに
ウォームホイールが押され、ウォームギヤに平行に動くのが分かります。
恐らく延長シャフト接合部で「へ」の字に折れているのでしょう。
もともとハメ合いが緩く、セットビスが緩んで来る事が有りましたが、
これはネジロック剤で対処出来ましたが、微妙に折れていて、この分
レスポンスが悪くなっているようです。
対処方法はシャフト先端にベアリングを取り付け、これをプレートで
固定するようにします。

赤丸内が取り付けたベアリングです。
このベアリングをプレートでどのように固定するか検討していますが、
多分、年を越してしまうでしょう。

NGT-12.5 自動導入とオートガイドと惑星撮影と・・・

2010-12-21 22:28:06 | インポート
NGT-12.5の赤緯を全周微動に改造してから何回か使用し、問題点
も明らかになって来ました。
自動導入はフリーソフトCartes Cielで行っていますが、離角の近い
基準星から辿ると言う私の使い方では、眼視50~100倍または
レデューサー使用1100mm相当の一眼デジカメ写野に対象は入って
来ますので、実用可能です。これは、ドーム内設置後、接眼部や
ファインダーがとても高い位置になり、危険が伴う脚立が必要になった
対象導入にはとても有効です。

【天頂付近の対象では接眼部が3m程の高さになり、非常に危険!!】

オートガイドはPHD Guidingを用いていますが、赤経のガイドはレスポンス
も早く、ほぼ問題ありませんが、今回改造した赤緯のガイドは、calibration
で反応が殆ど無く上手く行きません。
原因はギヤのバックラッシュ又は軸受け部分の剛性不足と推測し、
下記の方法を試したところ上手く行くようです。
1.赤経のガイドをoffにして、南北何れ方向にずれるかを判断する。
2.1のずれ方向のみをガイドするように設定する。
3.手動で1のずれ方向に少しだけ微動を動かし、ギヤの当たりを取って
   バックラッシュを取り除く。
4.ガイドをスタートする。

実は赤緯全周微動改造で、ウォームホイールとウォームギヤの噛み合い
調整機能は省いており、微妙な調整は現状で来ません。
これを改良する事でバックラッシュを幾らかでも小さく出来れば、
南北両方向のガイドが機能する様になるかと期待しています。また、
自動導入精度も良くなるかも知れません。
惑星撮影では自動導入やオートガイドはあまり必要ありませんが、
強拡大撮影では、やはり赤緯のバックラッシュは小さい方が良いです。

ここで、惑星撮影で問題が発生し、これまでのDVカメラからToUcamに
変更しようとしています。と言いますのは、赤緯のバランスが非常に微妙で、
重いDVカメラでこれが大きく崩れると、ウォームホイール装着の為に
今回製作した赤緯軸延長シャフト接合部のセット・ビスが自動導入時に緩む
可能性があります。実際に緩んで、鏡筒の動きがツーテンポ遅れる事態が
発生しました。
現在はねじロックと言う緩み止め剤を使用して何とかなっていますが・・・。
特にこれまで使用していたTRV900は重く、バランス調整の範囲を超えて
いますので不安があります。
今更ToUcamと言うのもなんですが、手持ちはこれしか無く仕方ありません。
そのうち軽いハイビジョンカメラかImagingSourceのカメラ等が欲しいです。

【黒色3個のオリジナルバランスウェイト中央に緑色のカウンターウェイトを追加】




NGT-12.5 赤緯全周微動改造 仮組み~テスト

2010-12-07 21:20:08 | NGT12.5  317mm反射
NGT-12.5の赤緯全周微動改造、ほぼ完成しましたので仮組みして
動作テストしました。
生憎の天気で、自動導入テストは出来ませんでしたが、一応、鏡筒は
それらしい方向へ向いてくれます。
ただ、クラッチの効きが悪いようで改良の必要があります。
最悪は電動のみで使用になるかも知れません。


アルミ板そのままですので無骨で見た目が良くありません。
塗装すれば少しはマシになるでしょうか?

木星SEB攪乱 やっと撮影

2010-12-02 20:36:36 | 惑星
木星のSEB攪乱、なかなかタイミングが合わず撮影出来ずにいましたが、
今夕やっと捕える事が出来ました。
ただし、シーイングが悪く細部は写っていません。


【木星】 
2010.12.02 16h57m49s~16h59m33s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/60秒 
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax5で1500フレーム・スタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元