自作コンポジット・ソフト画面

　昨日ご紹介の自作コンポジット・ソフトで1画面9画像表示と書きましたが
間違いで4x4=16画像が表示可能です。
掲載は5/26の土星AVIファイルを読み込ませたところで、上がフル表示、
下が中心拡大表示モードで切り替えて画像良否の目視判定に使用します。
小さくて見難いですが左のフレーム一覧表示に画像選択のチェックボックス
があり、使用するフレームの取捨選択が可能です。
現在はありませんが、選択したフレームでAVIファイルを再作成する機能も
付加する事が出来ます。

自作コンポジット・ソフトとの比較

　Registaxを知ってからもしばらくは自作コンポジット・ソフトとステライメージ
の画像復元機能を使い、Registaxは使っていませんでした。
良画像の選別は一画面に9画像づつ表示する機能で行っていましたが、
少なくても1000を越える画像を目視で選ぶのは面倒で、現在はRegistax
を使っています。
掲載画像は上が自作ソフトで目視選別694フレームをコンポジット後、
Registaxでウェーブレット変換、ステライメージで画像復元処理した5/26の
土星です。（下はRegistax使用）
幾らか細部が出ているように思いますが、如何でしょうか。

5/26のISSを画像処理

5/26のISSを再度画像処理し拡大してみました。
構造を良く知りませんが、右がわの赤く見えるのが「太陽電池パドル」と
言うのでしょうか。迫力が出たと思います。


直前まで土星を撮影していて大気色分散補正プリズムを外す時間が無く、
逆に青い色ずれが生じてしまいました。
今夜28日19時30～36分にまた上空を通過し26日よりも高度があります。
予報では晴れなので、今度はプリズムを外して撮影したいと思います。

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28日は残念ながら雲に阻まれて見ることが出来ませんでした。

5月26日の土星

　土星の南中時刻が大分早くなり、空が暗くなる頃には既に西に傾き、
段々と撮影しずらくなって来ました。
昨夜はシーイングは良かったのですが透明度が悪く、露出1/15秒でも
暗い像で発色がよくありませんので1/8秒で撮影の画像を掲載いたします。
今回も「バリアブル大気色分散補正プリズム」を使用しましたので、南中過ぎ
にも関わらず色ずれはかなり抑えられています。
特に画像処理での色ずれ補正は行っておりません。
カッシニの空隙が微かに写っています。


【土星】　
2009.5.26　19h52m03s～19h55m56s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/8秒　
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax5で約1200フレーム・コンポジット、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元、LRGB処理
Photoshopで仕上げ処理

若田宇宙飛行士滞在中のISS

　今夜(5/26)のISSを拡大撮影してみました。
移動が早くて1/500秒でも多重露光の様に写ってしまいました。
DVカメラを撮影状態にしてファインダーで追尾したのですが、
中央に捕捉するのは困難で、撮影後確認しましたら約30秒の間に
数回だけISSが瞬間的に画面を横切って写りました。
中にはISSが逆行・・・つまり望遠鏡がISSを追い越しているシーンも
ありました。




2009.5.26　20h17m26s（正確ではありません）
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
タカハシOr25mm 、露出1/500秒　
2枚目のISS中央は3フレームコンポジット後画像復元処理してみました。