天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

遠隔操作の奨め

2007-11-01 11:05:10 | 遠隔操作
 今日から11月、いよいよ寒い季節になってきました。そこで遠隔操作の
お勧めです。
昨夜のホームズ彗星の撮影指示と監視も遠隔操作で行いました。
と言いましても、ドーム内のPCを別室のPCでリモートコントロールしている
だけであることは10月20日に書きました。それでもこれからの寒い季節に
ドーム内でずっと震えなくても良いし、他の事もできますので便利です。
左上にPHDGuidingに追加されたマニュアル方向操作パネルが見えます。
これで少しの構図修正が可能です。昨夜もホームズ彗星移動あわせて
び調整しながら撮影と監視、合間にメールチェックやホームズ彗星画像を
速報としてブログにも掲載できました。写真はその時の別室PC画面です。
EOS 40Dならここにライブビュー画面を表示できるでしょうから、構図・
ピントの確認等更に便利になりますね。

 
 さて、カメラのオートパワーオフの事を以前書きましたが、この機能を
無効にしていれば問題ないのですが、ここからは有効にしている場合の
お話です。私は外部電源にした後も、省エネの為に有効にしています。
例えば雲の襲来等で長時間撮影を中断した場合や長時間に及ぶ現象で
インターバルを長く取った場合、カメラの電源オフに伴いCanonEOSに付属
の画像取り込みソフトRemoteCaptureも切断されてしまいます。
復帰の為にはカメラの所まで言って電源を入れ直すかシャツターボタンを
押すかしかありません。折角、遠隔操作しているのに・・・・・・。
インターバル撮影システムを使用していますと、そのような場合でも1枚だけ
空撮影すれば電源は復帰してくれる事も以前書きました。
ただ、この空撮影も露出を0秒とか短くして行い、再度本撮影ではセットし直す
など面倒なので、Wakeup機能を付加したいと考えております。
Wakeupボタン一発でカメラが目を覚ましてくれる訳です。
その後RemoteCaptureを再接続し撮影を再開する事が出来ます。

デジカメ電源自動切断からの復帰

2007-10-22 21:56:57 | 遠隔操作
 EOS KissDのAC/DCアダプターが出来ましたので、昨夜はバッテリーを
気にせず撮影出来ると思い、早めにピント合わせを行いスバルを入れて月が
沈むのを待ちました。結果は月没少し前から曇りはじめ、敢え無くNGとなり
ました。しかし、バッテリーからAC/DCアダプターに換えて電力供給が十分
になった為か、これまで頻繁にフリーズしていたRemoteCaptureでの
画像転送に全く問題が生じませんでした。結果、フォーカシング支援ソフトも
これまでよりスムーズに機能してくれました。
 さて、デジカメでは省電力の為に自動電源切断機能があり、設定時間で
パワー・オフになります。勿論、自動電源切断しないよう設定も可能ですが、
アダプター使用で有ればともかく、バッテリーでは勿体無いです。
ところが一旦パワーオフになると、再度カメラの電源を入れ直すか、シャッター
の半押しで復帰させるしかありません。これですと折角遠隔操作していても
余り意味がありません。
そこでインターバル撮影システムの登場ですが、このソフトにはフォーカシング
時間の設定が有り、シャッター半押し状態を作り出してくれます。
これを2秒程度に設定し露出1秒で撮影すると電源ONとなり、再度撮影及び
RemoteCaptureで接続も可能となります。・・・・とここまで書いてふと思い
ましたが、フォーカシング時間を設定せずとも数秒露出で撮影すれば電源ON
になるかも知れませんね。
インターバル撮影システムでは露出0秒では機能しない様にしていますが、
例えばフォーカシング時間=2秒、露出時間=0秒で機能するようにソフトを
変更すれば余計なコマを撮影せず電源をON出来そうです。




遠隔操作でPCの電源ON・OFF

2007-10-20 21:18:33 | 遠隔操作
 天体撮影や赤道儀のコントロールにPCは欠かせない機器ですが、
台数が増え設置場所が分散するケースも多くなって来ます。
先日も書きましたが、ドーム内には現在、Webサーバー用と
撮影・オートガイド用デスクトップが各一台、予備にノート1台の計3台が
設置されていますが、事ある毎にドームへ上がるのも大変ですので
母屋のPCから電源ON・OFFとリモートコントロール出来るようにしています。
全てがWindowsXP Proでしたらリモート・デスクトップが使えますが、
非力なPCが多い為、Win2000がメインです。
そこで電源ON・OFFはフリーの「RemotePowerControl」、リモコンは
これまたフリーの「RealVNC」を使っています。
これでちょっとしたメンテナンス及び撮影・オートガイドの監視とコントロール
が母屋のPCから可能です。更には自動導入も出来れば最高なのですが
残念ながらそこまでには至っておりません。

上が「RemotePowerControl」監視画面、下が「RealVNC」て開いた
リモートPCの画面で、インターバル撮影システムでダーク画像を撮影して
いるところです。