天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

日食撮影用スケジューリング撮影ソフト その4

2009-04-11 13:03:06 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 まだRAMディスクでの実写テストは行っていませんが、EOS Utilityでの
PCへの画像転送速度アップは難しいように思います。
そこで、先回書きましたEOS UtilityとUSBインターフェースを用いたリモコン
の併用でAEB撮影を再度テストしました。仕組みは下記の通りです。

シャッター速度変更はEOS Utilityを、レリーズはUSBインターフェース経由
のリモコンをコントロールして行います。
撮影ソフトで連射モード指定し、カメラ側でAEB設定すれば、KissDでは
設定したシャッター速度に変更しながら、更に前後2段階の合計3段階の
シャッター速度で撮影されます。
しかし、ここでも問題は画像転送が全て完了するまでは次のシャッター速度
への変更も撮影も出来ません。私の環境では画質Lでこの間35~40秒程
でした。
コマ間約15秒で一枚づつ撮影するか、40秒毎にAEBで3コマ連射するかの
選択になりますが、1分以上のインターバルを取れるような現象では
利用価値があると思います。


上記一部訂正です。
AEBで3コマ連射の場合でも1コマの転送が完了した時点で次の
シャッター速度への変更が可能でした。リモコンでは転送未完了でも
シャッターが切れますので、1コマ分の転送待ち時間で連続撮影が可能に
なりそうです。
ただし、カメラのバッファーが一杯になりBusy状態にならない様に、
ある程度のインターバルは取る必要があると思います。




日食撮影用スケジューリング撮影ソフト その3

2009-04-09 20:57:30 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 日食撮影用の撮影ソフトでは今のところ2点問題が有ります。
一つはライブ・ビュー機能搭載機種でのEOS Utilityへの対応、もう一つは
PCへの画像転送中はEOS Utilityでシャッターを切る事が出来ない点です。
前者は実機を入手すれば対応できると思いますが後者は次の撮影まで
十数秒待たされるのでシャッターチャンスを逃しかねません。
解決策としてはシャッター速度変更はEOS Utility経由で、シャツターは
インターバル撮影ソフトで使用するUSBインターフェースを用いてリモコン端子
経由でシャッターを切る方法です。これはテストでは成功していてAEB撮影も
可能になりますが、結局は撮影コマ数が増えた分だけ画像転送完了までに
時間が掛かり、次のシャッター速度への変更が出来ず撮影を待たされる事に
なります。
PCへの画像転送をOFFに出来れば良いのですが、不可能と思いますので
何とか転送速度を速める方法は無いものでしょうか。
思いついたのでRAMディスクを使って書き込みを高速化する方法ですが、
当方のノートPCのメモリが少なく試せないでおります。
何方か試してみて頂けませんでしょうか。


「Cenatek RAMDiskXP Utility」と言うフリーソフトでRAMディスクを作り
簡易的に試してみましたが、ディスクへの書き込み速度と言うよりは
USB転送速度がボトル・ネックの様です。
明日にでも実際にカメラを繋いで試してみたいと思います。
少しでも速くなれば良いのですが・・・。



日食撮影用スケジューリング撮影 その2

2009-03-14 16:08:50 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 滞っております「日食撮影用スケジューリング撮影ソフト」ですが、
やはりライブビュー機能搭載と未搭載とでは同じEOS Utilityでも
動作が異なるようです。
お世話になっている下記HPの管理者さんにお願いしましてテスト
頂いたところKissDX、20DではOKですが40DではNGでした。
http://www10.plala.or.jp/syozo-k/
何とかライブビュー機能搭載機種にも対応させたいと思います。


下記URLでテストプログラムをダウンロード頂けます。
http://www9.plala.or.jp/deepsky/Int_timer/EOSUtilityTest/EOSUtilTest.exe

テストプログラムでシャッター速度変更と撮影が可能ですと
実プログラムでの自動撮影が可能の筈です。
ただしご使用は自己責任にてお願いいたします。

日食撮影用スケジューリング撮影 その1

2009-02-24 00:02:34 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 「日食撮影用高速シャッターインターバル撮影」ですがほぼ想定通りに
動くものの、プログラミングの仕組み上、正確な時間でシャッターが切れず、
日食等の正確な時刻で起きる現象には向かないと判断しました。
そこでスケジューリング撮影機能に高速シャッターを組み込む事にしました。
残念ながらAEB撮影を使うとタイミングによってはカメラ側がbusyになり
シャッター速度の自動変更が上手く行かない場合がありますので今回は
搭載を見送りました。
撮影時刻を無制限で予約する事が出来、ミラーアップを設定した場合でも
ほぼ正確な時刻にシャッターが切れますので、下記に有った2008. 8. 1の
部分日食撮影スケジュールをモデルケースとしてセットしテストしてみました。
http://eclipse.star.gs/ni080801/time.htm
結果は3時間以上に渡りスケジュール通りにシャッター速度を変更しながら
設定時刻に自動撮影出来ました。
このスケジュールは登録と読み込みが可能ですので事前に作成し、PCの
日付と時刻を変更して動作確認する事も出来ます。
また、EOS Utilityで全てコントロールしますのでリモコン端子接続の
USBインターフェースは不要になります。


日食撮影用高速シャッターインターバル撮影 その4

2009-01-17 16:49:44 | 日食撮影用高速シャッターインターバル撮影
 時々シャッター速度変更が上手く行かなかったりシャツターが切れなかった
高速シャッター版のインターバル撮影ソフトですが、タイミングを調整して
良い感じに動くようになりました。
昨日書きましたAEB撮影も使えますので日食や月食撮影では非常に有用だ
と思います。
また、以前からある機能ですが、枚数、シャッター速度、インターバル時間を
事前に登録しておき、それを読み込めますので、現象の直前に慌ててセット
する必要がありません。登録は任意の名前を付けてテキスト・ファイルで保存
されます。

開発中の「高速シャッターインターバル撮影ソフト」です。
現「インターバル撮影ソフト」を元にしていますが、最終的に画面は変更に
なるかも知れません。
撮影枚数、露出時間、インターバル時間を入力し、多段階露出登録ボタン
  で④のスケジュール・リストに登録されます。
  ただし、「インターバル時間」は「撮影枚数>2」の場合の撮影間隔です。
AEB撮影の場合はチェックを入れると1.5秒間シャッターを押し続けます。
①で設定した段階露出間のインターバルで、例えば5分毎にAEB撮影
  したい場合は5分と設定します。
①でセットした「撮影枚数、露出時間、インターバル時間」が一覧登録
  されます。⑤のボタンによりリストの読み込み、保存、行削除が可能です。

実際の撮影で問題なく使えるかどうか、2月9日の半影月食でテスト撮影
してみたい思います。