天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

ZWO ASI071MC-Cool で M81 & M82

2017-03-11 10:13:17 | 日記

一年以上更新を怠っていましたが、今年初めにZWO ASI071MC-Coolを入手しましたので、
またぼちぼち始めたいと思います。
実は昨年6月にはASI224MCも入手し、惑星も撮っていましたので、そちらの画像も載せて
行きたいと思います。

さて、先ずはASI071MC-Coolで撮影したM81とM82です。
まだ撮影ソフトに慣れておらず、最適な設定が分かりませんが、なんとか絵になりました。
NGT-12.5の赤道儀は追尾精度が良くないのですが、Polar Masterを使い極軸セッティングを
追い込んで少しだけ良くなりました。
それでも1100mmのノータッチでは1分露出が限度で、50枚中使えるのは16枚程度でした。
露出不足は4枚加算合成で補い、それを4セット加算平均しました。
ステライメージのLab色彩調整でM82のHαを強調してみました。

【撮影データ】
2017/03/05
NGT-12.5 FL1420mm+自作0 X0.8レデューサー(合成F3.6)
ZWO ASI071MC-Cool(冷却マイナス10度)  
(露出1分x4枚加算合成) x4セット加算平均
ステライメージでダーク減算他画像処理
M81とM82を個々に撮影後合成

 

その後、眠っていたオフアキシスガイダーを試し、良い感触を得ましたので再度トライ
したいと思います。


ふたご座流星群&月齢2.8

2015-12-15 16:01:04 | 日記
昨夜のふたご座流星群は、天気予報に反して明け方まで晴れて、
21時半から2時過ぎまでに472コマ撮影、13コマに流星が写っていました。
そのうちの明るいもの4コマです。
№2と№4では後のコマで痕が確認出来ました。


№1 2015/12/14 22h40m56s~22h41m16s


№2 2015/12/15 0h01m40s~ 0h02m00s


№3 2015/12/15 0h28m28s~ 0h28m48s


№4 2015/12/15 1h24m49s~ 1h25m09s

Canon EOS KIssX6i+Nikon24mmF2.8絞り開放
ISO3200 露出20.5秒
フォトショップでトーンカーブ調整、リサイズ


おまけは久々に撮影した月です。
比較的気流は良かったのですが、撮影時は低空の為鏡筒が
ドーム回転部でケラれていて、更にテレビのアンテナに
掛っていました。
低空の為か淵に赤く色収差が見られましたので
モノクロモードに変換しましたが、本体の色は殆ど変わりません。


【月齢2.8 撮影データ】
2015/12/14 16h37m57s
NGT-12.5 (D317mm FL1420mm) +自作0.8×レデューサー(F3.6)
EOS KissX6i ISO800 露出 1/320秒
ステライメージで画像処理、モノクロモードに変換

9月5日の金星

2015-09-19 15:23:00 | 日記
2週間前の撮影ですから賞味期限切れですが、
9月5日撮影の金星を掲載します。

この日は朝4時半頃に目が覚め、外を見たら
とても良く晴れていたので、月、リゲル、火星
をちょっと覗いたあと金星を導入して置き、
南中を待って撮影しました。
撮影時は薄い雲が掛かっていました。



【撮影データ】
2015年9月5日 9h34m50s~9h36m50s
NGT-12.5 (D317mm FL1420mm) テレビュー3xバロー  
ImagingSource DFK21AU04
露出 1/2500s 2000フレーム
Registax5.1で 2000フレームスタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元処理

岩手県洋野町アグリパークおおさわ天文台

2015-09-09 10:51:53 | 日記
昨日、仕事帰りに岩手県洋野町のアグリパークおおさわ天文台に立ち寄りました。
ドームの中には中央光学製L型フォーク式赤道儀に40cmシュミカセが載っていました。
他にミード25cmシュミカセ等もありました。
タカハシTOAのケースもありましたが、鏡筒は見当たりませんでした。
故障中でここ暫く稼働していないとの事でしたが、床も湿気の為か抜けそうな
所があり、一般公開には補修が必要の様です。


洋野町にはもう一か所、50cm反射を備えた「ひろのまきば天文台」もあり、
こちらは毎週金、土、日曜日に一般公開しています。

自作天文ドーム訪問

2015-08-19 15:35:38 | 日記
もう25年以上前になると思いますが、仕事で通る道沿いに、
自作ドームを載せた家があり、ずっと気になっていました。
聞くところによると、大工さんが自宅に造られた物と言う
事でした。
先日、仕事の帰りにお邪魔した所、私の名前だけはご存じ
の様で、突然の訪問にも関わらずドームの中へご案内頂きました。
自宅に併設された二階建て観測室の上に4mドームが載っていて、
中にはアスコの赤道儀(SL300と仰っていました)、そしてなんと
レンズまで自作の20cm屈折を載せておられました。
伺った時は改修の為に鏡筒は下ろされており、現在F12の
対物レンズを、ドームに収まるぎりぎりまで焦点距離を
伸ばすべく再研磨する予定との事でした。
やはりアクロマートのF12では収差が大きい様です。
鏡筒もですが、ドームの造り・・特に内装が見事でした。
同じ価格なら、メーカーよりもこちらにお願いしたいと
思わせる程です。
残念ながら20cm屈折鏡筒の撮影を忘れてしまいましたが、
いずれまたお邪魔したいと思います。


25年の風雨でさすがに外観は汚れが見えますが、本格的な造りです。


両開きのスリット


手動のドーム回転機構、木をタイル張りにした美しい内装


今は無きアスコ赤道儀(屈折用のピラー・電磁クランプ付)