天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

4月24日の土星 再処理

2010-04-30 13:49:21 | 惑星
4月24日の土星を自作コンポジット・ソフトを用いて再処理しました。
手順は以下の通りです。

 1.自作コンポジット・ソフトで良画像382フレームを目視選別後コンポジット
 2.Registax5でウェーブレット変換処理
 3.ステライメージで画像復元
 4.フォトショップでアンシャープマスク、レベル調整等の仕上げ処理



模様は前作の方が濃く表現されていますが、今回の方が良画像を選別した
分、少しだけシャープ感が増したと思います。特にリングはより薄くシャープ
に表現されたと思います。色も今回の方が好みですが如何でしょうか。
私の処理上の問題だと思いますが、Registaxでは絵画調に仕上がって
しまいちょっと不自然だと感じています。


4月24日の土星

2010-04-28 17:33:48 | 惑星
 2月28日以来の土星です。
天候が最後の撮影から2ヶ月経っていましてリングが狭くなっています。
また、リングの影が北半球から南半球へ移っています。



【土星】 
2010.04.24 21h13m46s~21h15m50s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Sony TRV900
Pentax XP-8mm 、露出1/30秒 
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax5で1458フレーム・コンポジット、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元
Photoshopで仕上げ処理


仙台市天文台1.3m

2010-04-21 22:18:01 | インポート
 ちょっと古い話題になりますが、今月上旬4日間程私用で仙台に行って
来まして最後の日に少し時間がありましたので新しくなった仙台市天文台
の1.3m望遠鏡を見学してきました。
毎日午後3時半より30分ほど、ドーム内で1.3m望遠鏡を真近で見学出来
ます。木星スケッチで有名な小石川さんが解説されていました。
以前、月惑研究会MLで少しお話した事がありましたので覚えて頂いて
おりました。土曜の夜は9時半まで観望会を催していますが今回は残念
ながら行けませんでした。




1.3m望遠鏡ですが、主鏡はロシアのロモ鏡、純カセグレン焦点に装着のCCDカメラは
液体ヘリウム冷却のプロ仕様、経緯台式架台は京都のメーカー製作と言われてました。
後で確認するのを忘れましたが・・・・西村製作所でしょうか。
観望は不動点のナスミス焦点で行うとの事。総額2億円の望遠鏡です。
ドームにはスリットの他に側面全周に8個(かな?)のシャッターが有り、風向きや風速に
応じて開閉してドーム内の気流や温度の調整を行うとの事でした。
しかし、これだけの口径を活かすのはやはり難しい様で、特に惑星用には30cmの屈折
を同架したかった様ですが、仕組み上断念されたそうです。


こちらは旧天文台の主砲だった三鷹光器40cmカセグレンで、今は引退して展示されて
います。こちらで良いので欲しいですね。
15cmと10cmの屈折が同架されています。