天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

極軸調整の結果

2008-08-15 20:50:06 | 極軸セッティング支援ソフト
 8月1日にタカハシJP赤道儀の極軸が狂っている旨書きましたが、
「極軸セッティング支援ソフト」を使って極軸方位を調整した結果を
ご報告致します。
画像上が調整後、下が1日の調整前のグラフです。当ソフトでは
極軸の狂いを赤い直線の傾きで表し、調整方向をメッセージ表示します。
傾きが「0」つまり水平に近ければ近いほど狂いは小さい事になりますが、
一目瞭然、上の画像の方が水平に近いです。
「極軸セッティング支援ソフト」の詳細は下記URLをご覧下さい。
http://isp.aa1.netvolante.jp/int_timer/#RealtimePolarSetting

また、ちょっと見難いですが、赤経・赤緯方向双方の1秒当たりのズレの
平均値も上の方が小さくなっています。
調整後のガイド撮影はまだ行っておりませんが、その結果もあらためて
お知らせしたいと思います。



【明日の記事の予告】
今日は惑星撮影用の「大気差による色ずれ補正プリズム」の取り付けを
工作しました・・・・工作というほどでもありませんが、明日ご紹介したいと
思います。

極軸が少し狂っていました。

2008-08-01 01:49:36 | 極軸セッティング支援ソフト
 先日の地震で極軸が狂っていないか心配でしたが、なかなか晴れず
確認出来ないでいました。昨夜は雷雨がありましたが、その後少しだけ
晴れ間が有り、「極軸セッティング支援ソフト」を使って確認しました。
結果は少し狂っていましたが地震によるものかどうかは分かりません。
ソフトの指示に従い極軸を少しだけ東に修正し、結果を確認するべく
再度ソフトを動かしましたが、雲が掛かってしまい確認出来ませんでした。
因みに焦点距離は720mmに3倍バローでFL=2160mmで測定しました。
300秒以降から黄○が一直線になっていてズレが無いように見えますが、
これは測定星が雲に隠れて測定不能になった為です。



「極軸セッティング支援ソフト」70本目出荷しました。

2007-09-17 20:23:30 | 極軸セッティング支援ソフト
本日、70本目の「極軸セッティング支援ソフト」をオークションでご落札頂き、
メール添付でお受け取り頂きました。有難う御座いました。

以前より各赤道儀の極軸望遠鏡パターンを表示したり、デジカメで撮影の
恒星追尾画像を取り込んで解析し極軸を補正するソフトがありましたが、
当ソフトはWebカメラでリアルタイムに補正出来るところが評価されている
ものと思います。
開発のそもそものきっかけは恒星のズレと極軸補正方向の対応を覚え
きれないところにありました。
丁度その頃、ToUcamで撮影の惑星画像をコンポジットするソフトを作り
使用していましたので、惑星像位置合わせの応用で恒星位置のズレを
計測する事は比較的簡単に出来ました。そのズレの量からモーターを
コントロールすればオートガイドソフトが作れますが、既にフリーの良い
ソフトがありますのでその必要性は無い様に思います。



「極軸セッティング支援ソフト」69本目お送りしました。

2007-09-14 21:31:12 | 極軸セッティング支援ソフト
昨夜オークションにてご落札頂きました「極軸セッティング支援ソフト」、
ダウンロードURLをお知らせしまして無事にお受け取り頂きました。
今回で69本目の出荷となりました。
正直言ってここまで皆さんに御使い頂けるとは思っておりませんでした。
誠に有難う御座います。



「極軸セッティング支援ソフト」65本目出荷しました。

2007-07-30 18:17:02 | 極軸セッティング支援ソフト
「極軸セッティング支援ソフト」の65本目を東京のT.K様へお送りしました。
掲載はホームページでも紹介のタカハシJP赤道儀をセッティングした際の
画面イメージです。
ToUcamよる測定星の南北方向のズレを5秒間隔(指定可)で約18分間、
リアルタイムにプロットしたものですが、色々な原因による位置の変動を
最小二乗法により直線近似し赤の直線で表しています。
極軸のセッティング不良があると赤直線が傾きを持ちますので、それを
水平になるように極軸の方位と高度を修正していきます。
シンチレーション等のセッティング不良以外に起因する変動はプロット数
が多いほど平均化されますので直線傾きの要因からは除外される事に
なります。
実際の極軸セッティングに要する時間は、求める精度と慣れによりますが、
5分前後かと思います。