天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

彩層でしょうか?

2012-06-13 09:20:46 | 日食
今年前半の大きな天文現象が終わり一息ついていますが、
5/21の金環日食の画像をいじっていて、ベイリービーズが赤い事に
気が付きました。
改造カメラなので赤味が強いのは最初から気付いていましたが、
これって彩層でしょうか?
ここに、似たような画像があります。
http://www.sanki-opt.co.jp/hpgen/HPB/entries/81.html



私のカメラもIRカットフィルターを換装していますので、可能性は有るかと
思います。
天文ガイドやネット上にも彩層やプロミネンスまで写っている例があります。


金星太陽面通過

2012-06-06 21:36:36 | 惑星
予報では曇りのち雨でしたが、先日の金環日食と同様雲越しに、奇跡的に
金星太陽面通過を撮影出来ました。
残念ながら4つの接触はみられませんでしたが・・・。
1枚目はToUcamで撮影した7h48m42s~51m42sの動画を
Registax処理してみました。
通常の惑星と違って、何か細部が現れる訳ではありませんが、
太陽を背景として金星のまん丸なシルエットが浮かび上がっています。
3倍バローで拡大したカットもありますが、太陽のヘリも見えず
ただ大きな黒丸があるだけで面白くありません。
本当は接触を強拡大で撮りたかったのですが・・・。


【撮影データ】
NGT-12.5 D317mm FL1420mm 直焦点 ToUcam
露出 Auto 白黒モード
Registax6で1400フレームスタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像処理
左右をトリミング



2枚目はデジカメのショットです。
5枚コンポジットで、金星で位置合わせしていますので、太陽・黒点は少し
ずれています。
因みに、この自己改造デジカメ・・・撮像素子に気持ち悪い位埃が付いて
います。フィルターの内部なので分解しないと取れません。
仕方なく、フラット補正して何とかごまかしていますが、フラットが合わない
部分が白い点として沢山残っています。
太陽、月には使えないですね。



【撮影データ 】
2012/6/6 11h23m48s~11h25m48s
ビクセン13cm反射FL720mm + 2倍テレコン
改造EOS KissD 露出1/80秒x4枚+1/100秒x1枚





6月4日の部分月食

2012-06-05 17:07:58 | 月食
6月4日の部分月食は、家から50m程離れた東の比較的開けた空地で
撮影しました。月が遠くの家の屋根から顔を出してから修了まで、
3分毎にほぼ全経過を撮影できました。
日食で使おうと用意した車用インバータでPCによるインターバル撮影を
行いましたが、少し離れて戻ってみるとPCがシャットダウンしていました。
エンジンを掛けていなかったので、バッテリー上がり防止機能が働き
電源供給を停止したのでした。
その後エンジンをかけて20時半頃まで撮影していましたが、ガソリンが
勿体無いのでAndroid携帯のインターバル撮影アプリに切り替えて、
9時半頃まで撮影しました。
日食では雲があったので手動でシャッターを切りましたから、これが
実質的にAndroid携帯撮影アプリのデビュー戦です。
ワイヤレスでは半径10m程は届きますので車の中で待機も可能ですが、
赤道儀のセッティングが悪く殆ど付きっ切りです。
ただし、取り回しの良さと省電力のメリットを感じました。
仮にAndroid携帯のバッテリーが減っても、車の中で充電しながら
使用可能です。数時間ならエンジンを掛ける必要も無いでしょう。


【撮影データ 】
2012/6/4 20時02分15秒
ビクセン13cm反射FL720mm + 2倍テレコン  
改造EOS KissD ISO400 露出1/25秒
ビクセンGP赤道儀