天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

シュミカセ用New電動フォーカサー 付けてみました

2013-08-28 23:01:56 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
先日紹介の新しい電動フォーカサーを鏡筒に装着し、バランスと
フォーカシングの感触を確かめました。


重量バランスは問題ありませんが、天頂ミラーの鏡筒取り付け部を
流用したのでフォーカサーに比べて細く感じます。
実際には全く問題ありませんが、ネジを切って直接取り付けた方が
見た目も重量のバランスも良さそうです。



肝心のフォーカシングですが、眼視用としてはやや繰り出し速度が
遅く感じましたが、高倍率でも振動は無く正確なピント出しが可能
でした。
アイピース交換でピント位置が大きく変わった場合は、元々の
主鏡移動でフォーカシングしますので特に問題ありません。
ただ、モータードライバーの問題なのか、パルスモーターの発熱
が大きいのが気になります。


シュミカセ用New電動フォーカサー

2013-08-24 14:50:25 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
ミード25cmシュミカセ用にヘリコイド・フォーカサーを電動化しましたが、
2インチ・アイピースが使えないのが気に入りませんでした。
実はヘリコイド入手前から考えていましたが、やっと本命フォーカサーの
形が見えてきました。
とは言っても、K-ASTECさんの「マルチ リモートパワーフォーカサー
M-RPF_RD」の半完成品をお譲り頂き、眼視用に下記カスタマイズを
したものです。

1.鏡筒取り付けは、ミード天頂ミラーのシュミカセネジ部を利用。
2.接眼側にはBORG 2インチスリーブを取り付けて汎用性を持たせた。
3.手持ちのステッピング・モーターを取り付け。







これでミード鏡筒のシュミカセネジに直接取り付けて天頂ミラーも、
2インチ・アイピースも装着可能です。
本来このフォーカサーは撮影用に開発され、繰り出し機構には
精密なピント合わせの為に精密ネジが使われていて、眼視用
としては繰り出し量が少なく速度も遅いです。
ヘリコイド電動化の紹介でも書きましたが、大まかなピントは
主鏡移動で合わせ、最後の詰めを電動で合わせると言う使い方
になります。

上記カスタマイズ1で、鏡筒とフォーカサー間の距離が少し長く
なりました。
重量バランス的にも、ここはフォーカサーにシュミカセ・ネジ(メス)
を切り、鏡筒に直接取り付ける様にしたいところです。

電動ヘリコイド・フォーカサー

2013-07-30 16:19:11 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
シュミカセにクレイフォード接眼部を付けたのですが、当然、ミラーシフトは
無くなっものの、フォーク部が細いのとあいまって今度は手の振動が伝わり、
なかなか収まりません。
このままでは高倍率で使い難いで電動化を考えています。
クレイフォードを電動化するのが一般的でしょうが、眼視では天頂ミラーが
必須ですので、重量と光路長の点から電動ヘリコイド・フォーカサーをテスト
しています。
ヘリコイドはオークションで入手した2インチ・バレル付きのもので、天頂ミラー
に付きます。
ヘリコイド自体はアメリカン・サイズですので、2インチ・アイピース使用時は
外し、主鏡移動式でピントを合わせますが、比較的低倍率なので由とします。


写真はヘリコイドの上に小型パルスモーターをビニールテープで止めてテストして
いるところです。
合焦リングにプーリーベルトを直接掛けると滑るので、ビニールテープを巻いて
あります。これで滑らず回りました。
このパルスモーターは、NGT-12.5のフェザータッチ・フォーカサーで使っている
ものと同じで親指大の大きさです。
ただ、ミードシュミカセ架台にフォーカサー用の8V出力があり、架台&フォーカサー
・コントローラが一台ですので、フォーカサーが別コントローラになるよりは、別途
DCモーターを使用したほうが使い勝手が良いかと思います。
眼視が主ですから、PCからコントロールの必要性も余りありません。
目下、どの様にモーターをヘリコイドに固定するか苦慮しています。

ミード25cm F6.3 シュミカセ 光軸調整

2013-07-08 15:07:34 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
昨日は七夕でした。
日が暮れる前にミードの25cm F6.3 シュミカセをセット、組み立て手順を
確認しながら暗くなるのを待ちました。
先ずはアークツルスが見つかったので視野に捉えピントを合わせるも点像
にならず、焦点内外像を確認するとやはり光軸が大きく狂っていました。
しかし、アークツルスで光軸を合わせ、見え始めた土星に向けると、やはり
土星像が尾を引きます。
近くのスピカで焦点内外像を再度確認すると、やはり光軸が狂っています。
鏡筒の姿勢を変えて光軸調整を繰り返して、やっと原因が分かりました。
副鏡調整ネジの締め加減が分からず、緩いままで光軸を合わせたつもりに
なっていました。
その後、緩まない様にやや強めに締めて、昇ってきたこと座エプシロンを
ナグラーズーム3mmの533倍で確認すると、綺麗に分離しエアリーディスク
も見えましたので、十分かと思います。
惑星がどの程度見えるか期待しています。
シュミカセの光軸調整は初めてでしたが、ニュートン式の様に斜鏡の位置を
気にする必要がなく、なれると簡単かも知れません。
ただ、暗がりで六角レンチを使うのは面倒です。レンチを使わず光軸調整が
出来る「ボブズノブ」と言うものがあるようですが・・・



掲載写真は記事とは関係ありませんが、シュミカセを片付けた後、裏庭で
見た天の川が見事でしたので固定撮影しました。

EOS Kiss X6i+Nikon Ai24mm F2.8→F4 ISO6400
露出20秒と30秒 各1枚を合成