天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

エンケ彗星とアイソン彗星

2013-10-15 14:19:57 | 彗星
13日から14日朝に掛けて、所属する同好会の観測会に参加しました。
主目的はアイソン彗星観望で、新導入の30cmGOTO DOBが出動しました。
アイソン彗星が昇る前にエンケ彗星も観望しましたが、30cmをもってしても、
両彗星の眼視確認はなかなかの難物で、じっくりと、視野を揺らすなどして
観ないと確認困難でした。
アイソン彗星はこれからどこまで光度を上げてくれるか心配です。

私はTemmaPC Jr.に改造した同好会のタカハシEM-10Bを持参、自動導入と
オートガイドのテストも行いました。
電源が12Vだと導入速度が50倍速で遅いので、150倍速を実現すべく目下
24VのDC-DCアダプターを物色中です。
ASCOMのTemmaドライバーを使用すると、オートガイド用アダプターなしで
PHD Guidingでオートガイド可能でほぼ問題なく動作している様でした。
また、Temmaの通信仕様に合わせた新しいBluetoothアダプターでPC上の
ステラナビゲータ、スマホのSkySafariから無線での自動導入もOKでした。
オートガイドもスマホで出来ると良いのですが・・・


【エンケ彗星】 2013.10.14 01h12m26s~02h05m35s 3コマ合成


【アイソン彗星】 2013.10.14 03h42m57s~04h12m13s 12コマ合成

【共通撮影データ】
JSO 125mmライトシュミット FL475mm(F3.8)
タカハシEM-10TemmaPC Jr.改造
DSI Pro+PHG Guidingでオートガイド
EOS KissX6i(未改造)  ISO1600 露出2分


タカハシEM-10 TemmaPC jr.用 Bluetoothアダプター

2013-10-10 11:06:01 | 自動導入
TemmaPC jr.に改造したタカハシEM-10の自動導入を無線化しました。
NGT-12.5やビクセンSkySensor2000PCで使用していたBluetoothアダプター
は通信仕様が異なる為に使えませんでした。
今回、特注でTemma仕様のアダプターを入手し、屋内でのテストで接続出来て
コントロールも可能でした。市販のBluetoothドングルを使用します。
2本のケーブルはRS232Cと5V電源用のminiUSB(オス)です。
大きめのケースですがドングル着脱に都合が良いです、外す事はありませんが。

因みに2つのBluetoothアダプターの仕様は以下の通りで、◎部分が
異なりますが、SkySensor用アダプターでもこの部分を一時的に変更可能で
接続出来ましたが、電源を切るとパリティは「無し」に戻ってしまう仕様の様です。

TemmaPC Jr.用
  ◎19200bps
  ・ストップビット1
  ◎パリティビット偶数
  ・ハードフロー制御なし 

SkySensor2000PC等(MEADE LX-200)
  ◎9600bps
  ・ストップビット1
  ◎パリティビット無し
  ・ハードフロー制御なし 


このアダプターを介して、PC上のステラナビゲータVer.9、Cartes duCiel、
そしてスマホのSkySafari Plusから無線接続出来ました。
また、ASCOMを使えばPCのCOMポートを複数のソフトで共有可能で、
ステラナビゲータ等で自動導入しPHD Guidingから同時接続してオートガイドが
行えます。別途オートガイド用のアダプターは不要です。
SkySafariはASCOMを使えませんのでPHD Guidingと同時使用は出来ません。