天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

電動ヘリコイド・フォーカサー  テンショナー取り付け

2013-08-06 10:11:57 | モーターフォーカサー
電動ヘリコイド・フォーカサーの小型モーターは5Vが定格電圧で、それ以上の電圧を
掛けると発熱し、長時間の使用は出来ません。
しかし5Vですとトルクが弱く、上手く回ってくれませんでした。
良く見ると回り始めにプーリーの回転方向側のベルトが一瞬膨らみ、動力のロスが
ありそうです。
試しにプーリー両側のベルトを軽く押さえると5Vでも回りました。
そこで、手元に有ったボルトとスペーサーでテンショナーを作り取り付けたところ、
上手くに回ってくれました。


プレートに開いていた長円の穴が、テンショナー取り付けにピッタリの位置です。
スペーサーが外れずフリー回転する様、少し小さいワッシャーをねじ込んで止めています。
少し物々しくなりましたが、これで発熱も無く長時間使用にも絶えれると思います。



電動ヘリコイド・フォーカサー モーター搭載完了

2013-08-05 21:33:58 | モーターフォーカサー
ヘリコイドにモーターを搭載しました。
「電動ヘリコイド・フォーカサー」の外観はこんな感じです。
よくあるのは鏡筒等にモーターを固定し、長めのプーリー・ベルトでドライブする
仕組みですが、他の鏡筒で使用出来なくなるのでヘリコイド本体に固定しました。
これで2インチスリーブ接眼部であれば着脱自在です。
ヘリコイドに直接ネジ止めも考えましたが、DIYで入手したL型プレート2枚を用い、
ヘリコイド自体は無加工で上手く取り付け出来ました。
写真の様に着脱も容易です。


2インチスリーブで着脱出来ます。プーリー・ベルトの強めのテンションで
ヘリコイド・リングのスリップはありません。ただし、モーターの負荷増しました。
モーターのおしりに付いている黒い部分はエンコーダで、不要なのですが
外せないのでそのままです。


ヘリコイドと2インチバレルの間にL型プレートを挟んで固定します。
プレートは1mm厚の薄い鉄板ですが、幅があるので強度に問題は無い様です。


電動ジグソーでL型プレートに穴空け加工しました。長円の穴はもともと空いていた
もので、挟む部分の面積が小さく強度に不安がありましたが、思ったよりガッチリと
固定されました。余計な部分も切り落とさず、あえてそのままです。

ビクセン・スライド式接眼部を電動化

2008-08-25 20:59:27 | モーターフォーカサー
 ビクセン13cm反射のスライド式接眼部を電動化にしました。
半年以上前に計画しながら、NGT-12.5のトップリング製作や
フォーカス温度補正ソフト作成を先行させたりで、なかなか着手
出来ずに今に至りました。
ズンギリボルトを使ったスクリュー式にしようかとも思いましたが、
結局はオーソドックスにピント・シャフトにモーターを取り付けました。

【写真1】
カメラはダミー搭載の銀塩カメラNikonF2。
クローズアップレンズ使用の自作2インチ・レデューサーも改良し、
この鏡筒でピントが出るようにしました。流石にオフアキシス・
ガイダーは筒外焦点距離と接眼部開口36.4mmの関係で
諦めました。
本当は口径は小さくてもオートガイド、オートフォーカス及び
ピント自動温度補正の鏡筒にしたかったのですが。

カップリングはGOTOシステムについてきた8mm-5mmのもの
で、ピント・ノブ側は円形のノブ固定ナットが8mmですのでそれを
ゲタとして使い、モーターの軸は3mmですがアルミパイプで
ブッシュを作り、更にモーター軸にアルミホイルを固く巻いて隙間を
埋め、何とか接続しました。
この部分はプログ「案内人の観星望記」が参考になりました。
案内人さん、有難う御座います。
http://atuta.blogzine.jp/astronote/2008/01/index.html
2mm厚アルミのプレート取り付けは接眼部の固定ネジを利用し
鏡筒他への穴あけ加工はありません。ネジ一本ですが結構がっちり
と止まりました。

【写真2】

【写真3】は当フォーカサーで使用する温度計付きコントローラです。
もう一台、温度計付きにバージョン・アップしたコントローラは
NGT-12.5の電動フェザータッチ・フォーカサーで使用していますが、
今回製作のものはドーム内に常設ですのでオートフォーカスや
フォーカス温度補正のテストに直ぐ使えます。
ちょっと手動で動かしてみた感想ですが、スライド式ではカメラの
重量がもろに鉛直下方に掛かりますので、軽いEOS KissDでは
大丈夫ですが、モーターは強力な物が必要な様です。
その点で現在使用のモーターはちょっとトルク不足です。

【写真3】
頒布サイト
http://homepage3.nifty.com/~prius/index_astro.html



【写真4】
NGT-12.5で使用のコントローラ、昨年3月フェザータッチ・フォーカサー
へ取り付けるモーターテスト時の写真。最新版は液晶表示付き。
頒布サイト
http://kuwana.ddo.jp/astro/product/usbfocuser/usbfocuser.html

オートフォーカス・テスト用鏡筒

2008-01-01 22:44:08 | モーターフォーカサー
明けましておめでとう御座います。
本年もよろしくお願い致します。


  昨日、FocusChecker3.0を早い時期にリリースしたい旨、書きましたが、
机上でのプログラム・テストでは良い結果が得られているものの、やはり
実写テストが必要ですのでテスト用の鏡筒を製作したいと思います。
これまではフェザータッチ・フォーカサーを電動化し使用していますが、
屋外移動用NGT-12.5に装着していますので、冬場は何かと設置も
面倒です。
そこで安く入手したビクセンのD=13cm、FL=780mm(F6)鏡筒接眼部を
電動化したいと思います。接眼部はお馴染みのスライド式ですが、一般的な
接眼部よりモーターの取り付けはやり易いかも知れません。
また一本足スパイダーも肉厚で、写真鏡としては良さそうです。
写真のモーターは1/50の減速ヘッド付きで、大分前に予備に入手しておいた
ものです。重い冷却CCDならともかく、デジカメ程度の重量でしたらトルクも
大丈夫でしょう。ただ、今月は余り時間が取れないと思います。


クローズアップレンズを用いた自作2インチレデューサーを装着したく、
出来れば接眼部を2インチ・スリーブにしたいのですが、
36.4mm->2インチスリーブアダプターなるものは存在しますでしょうか。
何方かご存知でしたらお知らせ頂けれは幸いです。
何処かのサイトでビクセン製品の記述を見た記憶があるのですが・・・。

フォーカサー・コントローラ詳細

2007-11-03 10:34:41 | モーターフォーカサー
 昨日書きましたフォーカサー・コントローラの詳細です。
11月11日より初回限定5台9,800円(税込み・送料別)で頒布予定との
事で、それ以降は少し価格アップになるようです。
 現在私の手元にも1台ありまして、RoboFocus互換コマンドでの制御が
可能で「FocusCheckerPro2.5」での動作をテスト中です。
まだ実際に接眼部へ取り付けていませんので机上でのテストですが、
基本動作は問題なく、何点か要望を出しまして頒布品ではそれらの機能も
追加・変更されるとの事です。

とてもコンパクトです。
下記HPで詳細がご覧頂け、問合せ先メールアドレスの記載もあります。
http://homepage3.nifty.com/~prius/index_astro.html