天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

10/30の木星他

2011-10-31 16:10:44 | 惑星
30日の木星で、27日とほぼ同経度です。
もう一つのM33は、L画像27日、RGB29日撮影のLRGB合成です。
赤道儀が眼視用なので追尾精度が悪く、シャープ感がありませんが、
画像処理で何とか見られるようにしました。
IRカットフィルター改造時の埃が目立ちます。

さらにもう一点、ギャラッド彗星です。
自動導入化と赤緯軸廻り改良で、対象が確実に写野に入る様に
なりました。
とくに彗星はネットから軌道要素をダウンロード出来るので、
暗く見つけにくい場合でも導入できます。


【木星】
2011/10/30  00h25m07s~00h27m37s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm ToUcam
Pentax XP-14mm 、露出1/33秒
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax6で1400フレームスタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元


【M33】
RGB画像: 2011/10/27 L画像: 2011/10/29
NGT-12.5 FL1420mm+0.8X自作レデューサー(合成F3.6)
IRC換装改造KissD
RGB画像: ISO1600 4分x4枚 L画像: ISO800 5分x4枚
DSI Pro+ルミコン・ニュートン用オフアキシス・ガイダー
PHD Guidingによるオートガイド
中心部トリミング


【ギャラッド彗星】
2011/10/27 18h26m13s
NGT-12.5 FL1420mm+0.8X自作レデューサー(合成F3.6)
IRC換装改造KissD  ISO800 118秒x1枚
DSI Pro+ルミコン・ニュートン用オフアキシス・ガイダー
PHD Guidingによるオートガイド
ノートリミング



10/27の木星

2011-10-29 19:08:45 | 惑星
モニター上では結構揺れていましたので、あまり期待して
いませんでしたが、画像処理で思ったより細部が出ました。
逆のケースもあるので、なかなか難しいです。

最近、Registax6では、Wavelets変換のWaveletschemeは
「Linear」で6つのLayer全ての値を100にしています。
その後、ステライメージで「フィルタ->シャープ」->「画像復元->
最大エントロピー法」と処理しますが、パラメータ設定で結果が
大きく変わるので、最適値を見つけるのがポイントですね。



【撮影データ】
2011/10/27  23h12m41s~23h15m11s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm ToUcam
Pentax XP-14mm 、露出1/33秒
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax6で1400フレームスタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元


10/20の木星

2011-10-20 18:43:19 | 惑星
日中は暖かくても、朝晩はかなり冷え込む様になりました。
昨夜は良いシーイングで、感覚的には今期最高と書いた9/16より
良かった様に思います。
処理画像ではそれ程の差はみられませんが・・・・。


【撮影データ】
2011/09/20  00h27m01s~00h30m17s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm ToUcam
Pentax XP-14mm 、露出1/33秒
自作バリアブル大気色分散補正プリズム使用
Registax6で1300フレームスタック、ウェーブレット変換
ステライメージで画像復元



P.S
先日、望遠鏡の加工等でずっと手伝ってくれていた友人が
亡くなりました。
今、ドーム内でNGT-12.5が乗っているピラーもプレートも
彼の助力無しでは出来ませんでした。
昨夜は友人を偲びながらの木星撮像でした。