天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

SkySafari PlusとSkySensor2000PCの無線接続成功

2012-11-24 19:02:32 | 自動導入
SkySafari PlusとSkySensor2000PCの無線接続が成功しました。
先回失敗の原因は間に合せ使用の「クロスケーブル+
ミニDIN8pin変換ケーブル」と、SkySafari Plus設定で「LX-200」と
した事の様です。
その時は、何故かコネクトだけは出来たので騙されてしまいました。
結果として下記構成でコントロール出来ました。

1.自作Bluetoothアダプター
2.BluetoothアダプターとSkySensor2000PCの接続は
  サンワサプライのKB-MID04-18(Roland RSC-15AT準拠)
3.SkySafari Plusの設定は「SkySensor2000」
4.Cartes du Cielでも2.のケーブルで有線接続可能です。
  1のBluetoothアダプターを持ちいれば、PCのBluetoothを使って
  無線接続可能と思います。

SkySafari Plusや無線接続に興味のある方、Bluetoothアダプターの
製作も可能ですので、お問合せ下さい。



「Cartes du Ciel」と「SkySafari Plus」の同時接続

2012-11-21 00:22:48 | 自動導入
フリーソフト「Virtual Serial Ports Emulator」を使ってシリアルポートを
共有し「Cartes du Ciel」と「SkySafari Plus」を赤道儀駆動PCに
同時接続が出来ました。下図の様な接続形態です。

導入用PC (Cartes du Ciel)----------赤道儀駆動用PC
    |
Bluetoothドングル
    |      
Xperia arc (SkySafari Plus)



1.駆動用PCのCOM1と導入用PCのCOM2はクロスケーブルで接続し
  「Cartes du Ciel」で自動導入可能
2.導入用PCに市販のBluetoothドングル(USB)を装着
3.Xperia arcからBluetoothで導入用PCに接続
4.導入用PCには「Virtual Serial Ports Emulator」をインストールし、
  仮想ポートCOM3、COM4を作成してCOM2を共有可能としています。
  実際に2つのアプリが使用するのはCOM3とCOM7になりますが、
  「Virtual Serial Ports Emulator」がCOM2に通信をリダイレクト。
 

COM2---COM3(仮想ポート) : 「Cartes du Ciel」
            |
          COM4(仮想ポート)-----COM7 (Bluetoothポート)
                            |
                        Xperia arc: 「SkySafari Plus」


SkySafari Plusは導入用PCを踏み台にして駆動用PCに接続しています。
aliginや自動導入の情報は双方に繁栄されますし、コントローラで直接
赤道儀を動かしても、Cartes du Ciel 、SkySafari Plusどちらでも
望遠鏡の位置を表すカーソルが移動していきます。
一つ気になるのは、コントローラを使った際、SkySafari Plusの接続が
切断される事がありました。
まだ実践で使っていませんので何ともいえませんが、SkySafari Plus
からの自動導入は安定している様に思います。

P.S
導入用PCは未だWindows2000で、手持ちのBluetoothアダプターは
未対応でした。
Windows2000対応のPLANEX「BT-MICROEDR1XZ」を探して
amazonより購入しました。
また、自作したBluetoothアダプターは専ら移動用になりそうですが、
先日の観望会でSkySensor2000PCへの接続テストは失敗しました。
ケーブルは手持ちのクロスケーブルにミニDIN8pin変換ケーブルを
繋いだものを使いました。ピンアサインは指定と合っている筈ですが・・・

「SkySafari Plus用 Bluetoothアダプター」完成

2012-11-18 23:06:20 | 自動導入
先回紹介しましたSkySafari Plusから無線で自動導入が可能となる
Bluetoothアダプターが完成しました。
写真左の黒い箱がそれで、RS232Cケーブルで赤道儀駆動用PCに
接続されています。
回路は単純で、市販のシリアル通信モジュールにRS232Cコネクタと
電源、LEDを繋いだだけです。
右はSkySafari Plusが起動したXperia arcです。
スマホですから画面が小さいの仕方ありませんが、こんな小さなデバイス
から自動導入が可能となるのは感動を覚えます。


今回のBluetoothアダプター製作では、製作自体は簡単でしたが、
ピンアサイン調査や無線・有線の切り替えを組み込もうとして時間が
取られました。特に無線・有線切り替えは、上手く行ったのですが
スイッチ類が多くなりそうなので今回は見送りました。

実は、ドーム内ではこのアダプターを使わず、導入用PCにUSB接続の
一般的なBluetoothドングルを付けて、PCからはCartes du Cielで 、
スマホからはSkySafari Plusと、同時に両方から接続して自動導入
出来るシステムを作りたいと考えています。
通常は複数のアプリから同時にシリアルポートを開く事は出来ませんが、
先回紹介したフリーソフト「Virtual Serial Ports Emulator」では
シリアルポートの共有が可能です。
テストで、一台のPCからですが、二つのバージョンのCates du Ciel
から同時に接続し自動導入出来、しかも望遠鏡の方向を示すカーソルが
双方向に繁栄されました。
上手く行けば、スマホから自動導入し、PC上のCartes du Cielでカーソルが
移動して行くという事になります。その逆も可能です。
近日中に結果をお知らせ出来ると思います。

スマホ星図ソフト「SkySafari Plus」で自動導入

2012-11-12 00:37:17 | 自動導入
スマホアプリの「SkySafari Plus」を使ってみました。
私はAndroidですが、iPhone版もあります。(元々はiPhone用でした)

Android版は「SkySafari 」、「SkySafari Plus」、「SkySafari Pro」の
3バージョンがあり、PlusとProは赤道儀のコントロール機能があります。
詳細はネット上に分かりやすい紹介記事があります。
今回はPlusを購入、スマホアプリとしては1199円と高い方ですが、
なかなか良さそうです。
改造NGT-12.5はPCフリーソフトで自動導入していますが、
SkySafari PlusではBluetooth無線接続出来るとの事で、
先日、四苦八苦して、やっと自動導入出来ました。
本来は専用の無線アダプターが必要なのですが、PCに市販の
Bluetooth USBアダプターを挿し、これを仮想COMポートとして
駆動装置側のCOMポートにリダイレクトして通信出来るようにしました。
このリダイレクトはフリーソフトの「Virtual Serial Ports Emulator」を
使いました。
通信可能なのを確認のうえ「SkySafari Plus」を購入したばかりですので、
まだ使いこなしていません。
今後は上記フリーソフトは使わず、無線アダプターを自作してPCなしで
自動導入を可能としたいと考えています。
上手く行けば、お手伝いしている観望会で使用のスカイセンサー2000PCも
スマホでコントロール可能となります。
完成しましたら詳細をご紹介したいと思います。


NGT-12.5 赤緯軸修理

2012-11-05 19:03:19 | NGT12.5  317mm反射
NGT-12.5はホースシュー式赤道儀で、赤緯微動は部分微動でしたが、
下記HPの「自動導入モータードライブ装置」を入手、全周微動に改造し
自動導入化しています。
http://kuwana.ddo.jp/astro/kyu/goto/gototop.html
100倍程度でほぼ対象を捉える事が出来ていましたが、最近赤緯微動の
バックラッシュが大きくなって来ました。
確かにウォームギヤ&ホイールの噛み合わせに少し遊びがあり、
それが原因と踏んでいましたが、それ以上のガタがあり、
よくよく見ると全周微動改造の為に延長した赤緯軸が緩んでいました。
この延長はオリジナル赤緯軸に新赤緯軸を被せて4本のボルトで
固定していたのですが、頻繁な導入や微動により緩んでいました。
そこで接合面と4本のボルトに接着剤を付けてがっちりと固定しました。
二度と外せないと思います。


左の黒円盤は鏡胴を取り付ける耳軸で固定用ボルト4本が見えています。
もともとΦ25mm程の軸が付いていますが、ウォームホイールを取り付ける
為にステンレス製の新赤緯軸を製作し元の軸に被せて延長しています。
ここが緩み大きなバックラッシュが発生していました。
そもそもこのウォームホイールは小さ過ぎですが、取り付けスペース上、
これが限界でした。
ギヤに大きな負荷が掛かっていますが、モーターは問題なく回っています。


与圧を掛ける機構ガ無くウォームギヤ&ホイールの噛み合わせに遊びが
ありました。
そこで与圧用のボルトを追加し噛み合わせ調整出来る様にしました。
写真にある縦のボルト1本がそれです。
横のボルトはウォームギヤの与圧用で、1本しか写っていませんが
向こう側にもう1本あります。
軸受けは既製のベアリングケースにタップを立ててアルミ板にボルト
で取り付けています。
この部品を一品もので製作したらかなり高く付くでしょう。


主鏡を取り外すにはトラス構造の鏡筒を分解する必要があります。
大分、主鏡が汚れて気になっていましたが、今回の赤緯軸修理ついでに
主鏡を洗浄しました。
厚さは7cm程ありとても重いです。必要以上の厚さはトップヘビーの
鏡筒バランスを取る為です。

パノラマ撮影の為、トラス棒が歪んでいます。今回修理した赤緯軸と
ウォームギヤ&ホイール部は向こう側(西側)にあります。
電動フォーカサー、カメラ電源、USBケーブルが鏡筒先に伸びてます。