天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

電動ヘリコイド・フォーカサー

2013-07-30 16:19:11 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
シュミカセにクレイフォード接眼部を付けたのですが、当然、ミラーシフトは
無くなっものの、フォーク部が細いのとあいまって今度は手の振動が伝わり、
なかなか収まりません。
このままでは高倍率で使い難いで電動化を考えています。
クレイフォードを電動化するのが一般的でしょうが、眼視では天頂ミラーが
必須ですので、重量と光路長の点から電動ヘリコイド・フォーカサーをテスト
しています。
ヘリコイドはオークションで入手した2インチ・バレル付きのもので、天頂ミラー
に付きます。
ヘリコイド自体はアメリカン・サイズですので、2インチ・アイピース使用時は
外し、主鏡移動式でピントを合わせますが、比較的低倍率なので由とします。


写真はヘリコイドの上に小型パルスモーターをビニールテープで止めてテストして
いるところです。
合焦リングにプーリーベルトを直接掛けると滑るので、ビニールテープを巻いて
あります。これで滑らず回りました。
このパルスモーターは、NGT-12.5のフェザータッチ・フォーカサーで使っている
ものと同じで親指大の大きさです。
ただ、ミードシュミカセ架台にフォーカサー用の8V出力があり、架台&フォーカサー
・コントローラが一台ですので、フォーカサーが別コントローラになるよりは、別途
DCモーターを使用したほうが使い勝手が良いかと思います。
眼視が主ですから、PCからコントロールの必要性も余りありません。
目下、どの様にモーターをヘリコイドに固定するか苦慮しています。

ニコンのある風景

2013-07-16 15:35:41 | 古い望遠鏡
古い天文ファンならニコンの望遠鏡は憧れでしたね。
自分の家に「Nikon」の銘板のある望遠鏡がある風景を
想像したものです。
今、それが現実に・・・・と言っても、例によって私のものではなく
預かっているのですが、なんと鏡筒は2本あります。
赤道儀は写真の一台だけですが三脚が一基あります。
長い鏡筒にスマートなピラーは見ているだけでも嬉しくなり、
インテリアとして置いておきたくなります。
関心したのは各部の造りで、例えば太陽投影板支持棒の固定部は、
ネジが直接支持棒を押してキズを付けない様に、内部にCリングが
入っています。ファインダー周りも、小さいのに凝った造りです。
直視はしていませんが投影板の太陽黒点がシャープでした。
星はどんな感じでしょうか。
もっとも、今となっては口径8cmのアクロマートですから現在の
高性能鏡筒には及ばないでしょうが。



P.S
当「8cm屈折赤道儀一式」と、もう一本「Nikon8cm鏡筒のみ」の
売却を委託されています。
ちょっと希望額が高いのですが、ご興味のある方はご連絡頂ければと
思います。

ミード25cm F6.3 シュミカセ 光軸調整

2013-07-08 15:07:34 | ミード25cm F6.3 シュミカセ
昨日は七夕でした。
日が暮れる前にミードの25cm F6.3 シュミカセをセット、組み立て手順を
確認しながら暗くなるのを待ちました。
先ずはアークツルスが見つかったので視野に捉えピントを合わせるも点像
にならず、焦点内外像を確認するとやはり光軸が大きく狂っていました。
しかし、アークツルスで光軸を合わせ、見え始めた土星に向けると、やはり
土星像が尾を引きます。
近くのスピカで焦点内外像を再度確認すると、やはり光軸が狂っています。
鏡筒の姿勢を変えて光軸調整を繰り返して、やっと原因が分かりました。
副鏡調整ネジの締め加減が分からず、緩いままで光軸を合わせたつもりに
なっていました。
その後、緩まない様にやや強めに締めて、昇ってきたこと座エプシロンを
ナグラーズーム3mmの533倍で確認すると、綺麗に分離しエアリーディスク
も見えましたので、十分かと思います。
惑星がどの程度見えるか期待しています。
シュミカセの光軸調整は初めてでしたが、ニュートン式の様に斜鏡の位置を
気にする必要がなく、なれると簡単かも知れません。
ただ、暗がりで六角レンチを使うのは面倒です。レンチを使わず光軸調整が
出来る「ボブズノブ」と言うものがあるようですが・・・



掲載写真は記事とは関係ありませんが、シュミカセを片付けた後、裏庭で
見た天の川が見事でしたので固定撮影しました。

EOS Kiss X6i+Nikon Ai24mm F2.8→F4 ISO6400
露出20秒と30秒 各1枚を合成



ミード25cm F6.3 シュミカセ 準備完了

2013-07-06 15:31:53 | 古い望遠鏡
譲り受けたミード25cm F6.3 シュミカセの使用準備が整いました。



細かく書くと以下の通りです。
1.カーバッテリーとシガーライターの2Way電源ケーブル作成
2.赤緯モーター接続コード作成
3.架台とウェッジの接続ボルト入手(W3/8ボルト)
4.巻き付けフード入手
5.笠井 シュミカセ用クレイフォード接眼部入手
6.赤経・赤緯モーター確認

3.の6角穴W3/8ボルトはDIYショップに無く、オークションで見つけました。


5.のシュミカセ用クレイフォード接眼部は笠井トレーディングで販売している
16,500円の一番安いもので、マイクロフォーカスが付いていません。
台湾製で、フェザータッチ・フォーカサーと比較すると滑らかではありません。
新品で購入するのなら3000円高くてもでマイクロフォーカス付きの方が
良いと思います。

6.の赤緯モーターはトルク不足とプラ製ギヤの取り付けに偏心が
ある為、重い箇所で止まってしまいます。
トルクのあるモーターに交換したいところです。

「M27はいつ撮るの?」・・・「今でしょ!」

2013-07-02 15:20:54 | 星雲・星団
6月30日にM57を撮影した時、M27も数枚撮りましたが、
追尾が悪く全滅でした。
昨夜、休む前に外に出たら天の川がほぼ天頂に掛かっていて、
「M27はいつ撮るの?」と自問・・・つい「今でしょ!」と自答してしまいました。
そして撮ったのがこれです。


2013.7.02
NGT-12.5 D317mm FL1420mm 直焦点 + EOS Kiss X6i
ISO3200  30秒×2枚+60秒×2枚コンポジット

赤道儀の追尾が不安定で、南中に近いと幾分良いのですが、それでも
ノータッチでは使えるのは1/5程度です。