天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

9月30日の火星

2007-09-30 14:11:31 | 惑星
今朝は風も無く恒星の瞬きも少なかったので好シーイングを期待しのですが、
まだ小さい火星を拡大撮影すると、モニタの中で大きく揺らいでおりました。
しかし雲も無く透明度は良かったのでコンポジットフレーム数も2150と
十分確保できました。
前2日よりも僅かですが良いイメージが得られたと思います。
焦点内外像もほぼ同心円でしたので光軸調整の効果もあるかと思います。
良いシーイングが訪れるのが楽しみです。

火星
2007.09.30 5h24m42s~5h26m06s
NGT12.5 テレビュー・ナグラーズーム6mm
      Sony TRV900 1/60秒
      2150フレーム コンポジット
      Registax、ステライメージ、Photoshop


9月29日の火星

2007-09-29 15:54:46 | 惑星
今朝撮影の火星です。
9/27より雲は少なかったのですがシーイングは悪く、コンポジット数
を稼げず写り自体はまだまだですが、光軸調整の効果でしょうか、
悪シーイングの割にはリムもややシャープで全体にすっきりした感じが
します。ピントをずらした際のボケ具合もほぼ均一でした。

今回は撮影前に光軸を確認し、微妙に狂っていましたので再度
レーザーコリメータで調整しました。
移動で使っていますので撮影前の光軸チェックと調整は必須の様で、
その際、レーザーコリメータはとても有用です。
ただし、一からこれを使って調整するものではなく、少しの狂いを補正する
という使い方ではとても有効だと思います。


火星
2007.09.29 5h37m40s~5h39m35s
NGT12.5 テレビュー・ナグラーズーム6mm
      Sony TRV900 1/60秒
      388フレーム コンポジット
      Registax、ステライメージ、Photoshop


レーザーコリメーターの軸芯調整

2007-09-28 22:51:00 | インポート
レーザーコリメーターは光軸調整にはあると便利なツールですが、
コリメーターそのものの光軸を狂わせてしまってはどうしようもありません。
実は先日、どうも軸芯が出ていないように思い、調整しようとして逆に
狂わせて合わせられなくなっていました。
本格的には以下の国際光器HPに有るように専用の器具が必要のようです。
http://www.kkohki.com/products/ecolaser.html

しかし、こんな器具が有る筈も無く困っていました。そこでふと思いついたのが
写真の様に、鏡の上に接眼部に付けたまま載せてレーザーを照射し調整する
方法です。試してみたらとても簡単にそこそこ軸芯調整が出来ました。

これで調整したレーザーコリメーターでNGT-12.5の光軸をチェック、主斜鏡を
調整しましたら焦点内外像ともほぼ同心円になり、焦点像の偏りも大分小さく
なりました。明朝起きれたら火星像で確認したいと思います。



今期初の火星画像

2007-09-27 19:34:25 | 惑星
少し前に眼視はしましたが撮影はしませんでしたので、今期初の火星画像と
なります。光軸調整の成果も確認したく、早起きして撮影しましたが、
雲が多く時々見えなくなり、ビデオカメラへの導入にも手間取る始末でした。
ビデオカメラはSony TRV900を使っているのですが、重量がありますので
NGT-12.5赤道儀の赤緯部分微動はガタがあり、重量物を付けると対象が
写野から逃げてしまいます。
ビデオカメラを手で支えながら微動を操り火星をモニタ内に留めて導入する
のは難しいです。ToUcam等なら軽いのでいいのですが・・・・・。

光軸調整の成果ですが条件が悪く良く分かりませんでした。
ただ、火星像でピントを外すとボケ具合に偏りがありますので、まだ完全では
無いようです。撮影終了後に確認しましたらちょっとズレていましたので、
移動・セッティング時に狂ったかも知れません。

火星 2007.09.27 5h38m09s~5h39m15s
    NGT12.5 テレビュー・ナグラーズーム6mm、Sony TRV900 1/60秒
    自作ソフトで1306フレームコンポジット後、Registax、ステライメージ、
    Photoshopで画像処理


NGT12.5の光軸調整 その2

2007-09-26 23:40:23 | NGT12.5  317mm反射
昨日のNGT12.5光軸調整の続きです。
斜鏡の中心位置だけがずれていると書きましたが、主鏡とセンターリング・
アイピースが写っている斜鏡上のポイント(この二つは一致している)に印を
付け、ここが接眼筒の中心に来るように斜鏡取り付け位置を移動しました。
具体的には主鏡に5ミリ程近づけた訳ですが、この状態で調整して主鏡、
センターリング・アイピース、斜鏡が丁度同心円に見えるようになりました。
この状態で夕方にベガで焦点内外像を確認しましたら、ほぼ同心円に見え、
こと座εで綺麗なジプラクション・リングとこれまでよりも小さなエアリーディスク
が見えました。大分良い感じで光軸が合って来た様に思います。

現在は結果として斜鏡の中心と接眼筒の中心は一致していませんが、
この状態で同心円に見えるという事は、斜鏡は偏心して取り付けられていると
思うのですが・・・。
その方が光量損失の面から良いのですが、あらためて確認してみます。
いずれにしましても星像は良くなったと思いますので、惑星面でのチェックが
楽しみです。今回の光軸調整のまとめは後日「その3」で掲載したいと思います。