フォーカサー・コントローラの温度補正ですが、凡その仕様が固まり、
プログラムをテストしています。コントローラ内蔵の温度計は0.1℃単位
での計測も可能なようですが、いたずらに細かな値を取得しても信頼度が
低いと却ってフォーカサーがINとOUTを繰り返すことになり良い結果は
得られないと思います。丁度オートガイドがふらつくのと同じです。
そこで補正量(μm)の「しきい値」を設けて、絶対値でそれ以上の補正が
発生した場合に実際にフォーカサーを動かす機能を設けました。
以下がその例で、1℃の変化で10Step=42μmのピント移動、かつ
30μmの「しきい値」を設定していますので30μm以上のピント移動に
対応する温度変化で初めてフォーカサーを補正します。
「しきい値」はピントの許容範囲程度を設定すれば良いと思います。
【1】温度変化は0.5℃ですが補正値は(|-42x0.5|=21μm<30μm)
となり補正無しです。
【2】さらに0.5℃変化し初期位置からの補正値は(|-42x1|=42μm>30μm)
となり42μmの補正です。
【3】前回(【2】)からの変化は0.5℃で、【1】の場合と同様に補正無しです。
初期状態からの温度変化は1.5℃ですので位置の変化量は-15になる筈
ですが、「しきい値」の制限により【2】から変わらず「-10」となっています。
この機能により、例えば温度計の誤差で0.5℃上昇し直ぐに0.5℃下がった
場合でも補正によりフォーカサーがふらつく事はなくなりました。
プログラムをテストしています。コントローラ内蔵の温度計は0.1℃単位
での計測も可能なようですが、いたずらに細かな値を取得しても信頼度が
低いと却ってフォーカサーがINとOUTを繰り返すことになり良い結果は
得られないと思います。丁度オートガイドがふらつくのと同じです。
そこで補正量(μm)の「しきい値」を設けて、絶対値でそれ以上の補正が
発生した場合に実際にフォーカサーを動かす機能を設けました。
以下がその例で、1℃の変化で10Step=42μmのピント移動、かつ
30μmの「しきい値」を設定していますので30μm以上のピント移動に
対応する温度変化で初めてフォーカサーを補正します。
「しきい値」はピントの許容範囲程度を設定すれば良いと思います。
【1】温度変化は0.5℃ですが補正値は(|-42x0.5|=21μm<30μm)
となり補正無しです。
【2】さらに0.5℃変化し初期位置からの補正値は(|-42x1|=42μm>30μm)
となり42μmの補正です。
【3】前回(【2】)からの変化は0.5℃で、【1】の場合と同様に補正無しです。
初期状態からの温度変化は1.5℃ですので位置の変化量は-15になる筈
ですが、「しきい値」の制限により【2】から変わらず「-10」となっています。
この機能により、例えば温度計の誤差で0.5℃上昇し直ぐに0.5℃下がった
場合でも補正によりフォーカサーがふらつく事はなくなりました。