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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

10月16日のM31(M33と同夜)

2009-10-18 16:21:02 | 星雲・星団
 15~16日に掛けてM33と同夜に、先に3枚撮影したM31です。
此方はガイドの流れも冷却による結露もありませんでした。
この後にガイドと冷却による結露のトラブルが発生したようです。


2009.10.15 23h34m12~00h46m36s
ε160 ISO200 露出30分x2枚+12分x1枚画像
トリミング無し


16日のM33は赤が強かったので再処理してみました。


M33 ガイドズレと結露で失敗

2009-10-17 21:59:45 | 星雲・星団
 ε160のスケアリング調整もまずまずとなりましたので透明度は余り
良くありませんでしたがM33を試写しました。
残念ながらガイドミスと冷却による結露で失敗しましたがIRCフィルター
交換改造でM31よりはHII領域が出てくれて面白い対象です。
晴れたら再度トライしたいと思います。
因みにM31は改造デジカメではHII領域はほとんど写らず未改造カメラ
の方が発色的にも処理し易いと思います。

2009.10.16 01h07m38s~01h37m38s
ε160 ISO200 露出30分 1枚画像 周辺部トリミング

直前に3枚撮影のM31ではガイドに問題はありませんでしたが、M33は
撮影した2枚とも流れていました・・・流れていたと言うよりも途中で大きく
動いたような感じです。
オフアキシス・ガイドに変更してから初めてのガイドミスですが原因は何で
しょうか。
本日確認したところでは光軸ズレはありませんでしたので主斜鏡の移動
では無いと思います。
気になるのはオフアキ・スリーブの撓みと内蔵バローレンズのガタです。
バローの問題は対応しましたが、オフアキの件はプリズム取り付け部の
平面性が悪く少し緩みがあります。
手作業でヤスリで平面に仕上げるのは難しいです。
結露は乾燥空気送風ポンプの電池切れによるもので、これは電源を
ACアダプターに改造するつもりです。


ペルセウス座 IC1805と二重星団

2009-09-18 14:00:59 | 星雲・星団
 ペルセウス座のIC1805です。乾燥空気送風が不十分だったのか
結露した様です。問題の片ボケは残念ながら解消されず、拡大すると
左上隅の星像に乱れがあります。

【IC1805】
2009.9.18 01h27m12s~02h57m38s 
ε160+冷却&IRC換装改造KissD
ISO200x3枚コンポジット、冷却温度約4.8℃、露出30分

二重星団も撮り直しましたが、こちらは結露は有りませんでした。

【h-χ】
2009.9.18 00h15m36s~00h45m36s
ε160+冷却&IRC換装改造KissD
ISO200、冷却温度約5.9℃、露出30分


下の画像の右下星像を拡大すると赤丸内の様にスパイダー干渉像が
二重になっています。(回転していますのでオリジナルでは右上になります。)
しかも左上から右下への対角方向のみです。
80μm内側にピント位置があるようなのでワイドマウントとカメラマウント間に
アルミホイルを挟み修正を試みると問題部分の星像はシャープになりますが
今度は他が歪み、CMOS面が平面になっていない様に感覚です。
もちろんそんな事は無いと思いますので、スケアリング不良でしょう。
または光軸が狂っていて写野が湾曲しているのでしょうか。


P.S
今夕のチェックで接眼部のスケアリングとセンターリングに問題が有りました。
接眼部を回転させると中心位置がズレます。
正しいピント面とCMOS面が平行ではなく更に中心もズレています。

M31 ISO100で60分露出

2009-09-16 15:34:28 | 星雲・星団
 8月25日にもM31を撮影していますがその時は借用の新補正レンズを使用
していましたので自前の旧補正レンズで撮りなおしました。
今回はISO100に60分露出ですが中心の星像を見る限りではガイドに問題は
なさそうです。周辺像はやはり新補正レンズの方がシャープです。
また、大分改善されましたが依然として右上隅(掲載画像では右下隅)の星像
が他の隅より歪んでいます。

2009.9.16 01h11m18s~02h11m18s
ε160+冷却&IRC換装改造KissD、ISO100、冷却温度約6.9℃、露出60分
PHDGuiding+DSI Pro、半自作オフアキシス・ガイダーによるオートガイド
コンポジット、ダーク処理等無しの一枚画像

ペルセウス座二重星団h-χ

2009-09-14 09:48:04 | 星雲・星団
 再々度スケアリング調整して撮影したペルセウス座「二重星団h-χ」です。
冷却前の乾燥空気送風もそこそこに撮影しましたので少々結露した様で
輝星が滲んでいますが、赤い星が強調されてアクセントになりました。
月が有りましたが、スケアリング調節の確認に強行撮影しました。
また、PHDGuidingの「Dec algorithm」パラメータを意味も良く分からず
「Lowpass filter」としましたが、「Resist switching」設定よりも
ガイド自体は良好でした。


2009.9.14 02h24m16s~02h34m16s
ε160+冷却&IRC換装改造KissD
ISO100、冷却温度約6.7℃、露出10分
PHDGuiding+DSI Proによるオートガイド
コンポジット・ダーク処理等無しの一枚画像




 オフアキシス・ガイダーに改造したワイドマウントですが、スケアリングが
狂っていて四隅・・・特に右上の星像がスパイダー干渉像が2重になる程
乱れていました。
フォーカシング支援ソフトを用いてこの部分のピント位置を探ると100μm
IN側にありました。
これはワイドマウントの厚み誤差よりも大きく、別に原因があると思って
いましたが、やっと原因が分かりました。
今回の改造でカメラ及びオフアキシス・ガイダーが接眼部と干渉しない様
に接眼部に対する回転位置関係が決まってしまい、これを調節する為に
ドローチューブと補正レンズの間にアルミホイルを折りたたんだスペーサー
を噛ませていましたが、この厚さが不均一でスケアリングが狂っていました。
スペーサーをつけたまま光軸を確認して分かりました。
今回は厚さが均一なワッシャを、「ドローチューブ-補正レンズ」間ではなく
「補正レンズ-ワイドマウント」間にかませたところスケアリングもほぼ合った
様です。
補正レンズとCMOS間の適正距離56mmから56.5mmに伸びましたが
これくらいは誤差の範囲でしょうか。
本来は厚さの均一なステンレス板などで調節リングを作れば良いのですが、
素人加工では切り口に歪が出来てしまいますのでプロにお願いしなければ
なりません。

P.S
フォーカシング支援ソフトはステッピング・モーターを制御しピント位置を
再現できますが、今回の様な場合は任意のポイントのピント位置を探すのにも
使えます。
ただ、撮影画像の転送に利用している「EOS Utility」の接続が頻繁に切れて
しまうのが問題です。調子の良いときもあるのですが・・・。
冷却改造でUSB端子を移設した事に関連があるかもしれませんが、ネットで
検索するとノーマルなカメラでも発生している様です。