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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

冷却改造KissD 一般撮影もOK

2008-12-16 22:38:48 | EOS KissD冷却改造
 しばらく間があきましたが何とか冷却改造KissDが形になり、
幸い一般撮影もOKです。
ファンは小さいのでTwinとし、カメラ本体に振動が伝わらない様に
防振ゴムを介してヒートシンクに取り付けています。
直接ネジ止めした場合は一基でも結構な振動を感じました。
2基目の取り付けはスペースの関係上変則的な位置になりましたが、
マイナス1~1.5度の冷却効果はあるようです。
冷却能力ですが、冷却板の詰めが甘いようで、マイナス16度まで
冷えたかと思えばマイナス13度程度に止まったりとムラがあります。
ケース内冷却板裏側に電源コネクタがあり、この部分が結構熱を
持ちますので、それが原因かも知れません。
ペルチェ交換により、以前の温度平衡までの約40分の時間は
10分程度に短縮されました。電圧は現在約6.8Vで放熱とのバランス
が取れている様で、それ以上ですと冷却の進行は早いですが、
途中から温度上昇に転じてしまいます。
とりあえずこれで使用しながら改良して行きたいと思います。

冷却ファンが小さいですが、コンパクトになりました。
一般撮影でもそれ程違和感無し・・・・・・?


P.S
何故かファームの書き換えが出来なくなりました。
改造直後に、それまでのロシアン・ファームから正規の最新ファームに
入れ替えは出来たのですが、またロシアン・ファームに変更しようとしても
液晶モニターに「Execute Upgrade」が表示されません。
正規最新ファームの再書き換えも同様です。
もともと同一バージョンまたは改造ファームへの書き換えは
出来なくしたとか・・・。何方か情報をお持ちでしたらお知らせ下さい。
正規の最新ファームではRemotoCaptureの安定性が増したとの事です
ので良いかな、と思っていますがミラーアップが出来ないのが痛いです。


ペルチェ素子に12V掛けてみました

2008-12-07 23:47:58 | EOS KissD冷却改造
 電圧可変回路を待ちきれず、ペルチェ素子に12Vを掛けてみましたが
ほんの2~3秒でケースに貼った1mm厚銅板とヒートシンクがかなり熱く
なります。冷却ファンはTwinでも全く間に合いません。熱容量の大きな
吸熱板と強力な冷却ファンが必要です。電流も8A流れますので、
現実的には12Vでの使用は無理のようです。やはり6~7V程度で最適な
電圧を探したいと思います。
またペルチェ素子とヒートシンクとの間に8.5x40x40mm程度の吸熱板
を入れたいと考えています。冷却ファンも1個で間に合えばそれに越した
事は有りませんが・・・。

冷却改造KissD Twin冷却ファン

2008-12-06 23:49:05 | EOS KissD冷却改造
 1週間程前に12Vのペルチェ素子が届いたのでテストで12Vを2~3秒
流したら、その後両面とも発熱し最後には何の反応もしなくなりました。
販売店に送りましたら昨日不良品との事で代わりを発送した旨の連絡が
ありました。しかし既にもう一個入手済みでしたので組み込んでテストして
います。12Vを掛けてまた壊れると怖いので、手配している電圧可変回路
が届く迄は5Vでテストしています。
最初に使用の冷却ファンも壊れましたので5Vのファンを使っていますが、
同じ物が3個有りますのでTwinでテストしてみました。
ご覧のように上のファンは仮取り付けですが、やはり効果はあるようで
シングルよりも1~2℃程冷えます。取り付け位置を最適化すれば更に効果
が有ると思います。
ただ、以前の構成ではマイナス15℃程度冷えたのが、今回はマイナス12℃
程に止まっています。もっとも12Vのペルチェに5Vですから、まだ40%の
パワーです。
ファンの冷却能力に合わせてペルチェ素子の電圧を決めたいと思います。

ファンの直径は38mmですが、手持ちの12V 45mmのファンと比べた
ところ、38mmの方が風量は多く、大きな物を一個よりこれをTwinで
使用した方が冷却能力が高いと判断しました。ヒートシンクも凝った
造りです。

冷却改造KissD ペルチェ素子と温度計交換

2008-11-26 16:36:40 | EOS KissD冷却改造
 ほぼ完成と思われた冷却改造KissDですがちょっと問題があり、
ペルチェ素子と温度計の交換を行っています。
 冷却能力は外気温から約マイナス15℃、撮影時にCMOSの発熱が有っ
てもマイナス12℃程度で、これは良いのですが最低温度に達するまでの
時間が約40分と掛かり過ぎます。これはやはりペルチェ素子の能力不足
と結論付けました。もっとも元々5V用の素子ですので明らかでしたが・・・。
現在「TEC1-12706」と言う12Vのものを手配中で、本当は星ナビ11月号
16頁に写っている「12708」が良かったのですが、都合でこれになりました。
回路は既に12Vに変更しました。冷却ファンも5V駆動で放熱が間に合わない
様ならヒートシンクと共に交換したいと思います。
 もうひとつ、温度計は手元にあったものを使用しましたが、なんと-0.9℃迄
しか対応しておらず、先日初めて氷点下迄冷却しましたら-0.9℃の後「Lo」
と表示されてしまいました。まったく同じ筐体で-20℃対応のものを購入し、
カメラ組み込み済みのセンサーはそのまま使い、液晶表示部本体のみ交換
しました。ボタン電池とPCからの5Vの2Way電源で5Vの場合だけバックライト
が点灯する仕様ですので、そのまま5Vで使用出来ました。
ペルチェ素子が届けば本当に完成?、
逆に冷え過ぎて結露しなければ良いのですが・・・。

EOS KissD 冷却テスト中

2008-11-22 21:11:37 | EOS KissD冷却改造
 今日はメイン基板をハヤコートと言う防湿・絶縁スプレーで保護し
本体を組み立てました。
あわせて冷却ユニットを仮組みして冷却テストを行っています。
ただ今、冷却開始から25分経過で温度計は5.8℃を示し、開始時
の温度から-15.4℃です。ただしカメラ電源はOFFです。



【追記】
カメラ電源OFF時で冷却開始から41分経過でマイナス16.7℃の
冷却能力ですが撮影開始で約7℃まで温度が上昇しました。
実際の撮影では40分も待てませんが・・・。

【10分露出のダークテスト画像】

どちらも未処理で、ダークノイズ、アンプノイズ共にかなり少なく
効果が確認されました。特にアンプノイズはレベル補正を施しても
殆ど気にならない程度に減少しています。
もちろん夏の暑い時期ではある程度発生すると思います。