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天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

EOS KissD冷却改造もう少しで完成

2008-11-21 23:48:01 | EOS KissD冷却改造
 先週から風邪を引き咳が酷いですが、幸い熱はそれ程ありませんので
改造作業は少しずつ進めています・・・と言うよりもこの作業で寝不足気味
になり風邪を引きました。
さて、今現在の状況ですが、11/11に書きました「カメラボディー裏側と
メイン基盤を繋ぐフレキシブル・ケーブル」のトラブルも何故か解消し
全て順調です。ケーブルの差込み方が悪かったようです。
何回やっても駄目で、そうこうしているうちにCFカードも認識しなくなり、
初期化するにもモニタが使えず、万事休すかと駄目元で再度繋いだら
今度は一発でOKでした。
今にして思えば接続時に何となくきっちりはまった手ごたえはあったの
ですが・・・、以後この部分は外さないで作業しています。
その後、苦労はしましたがUSB端子の移設と接続テストもOKで、
今日は吸熱板の断熱を再度施してCMOSに熱伝導グリスを塗布して
取り付けました。
明日はメイン基盤をハヤコートと言う防湿・絶縁スプレーで保護して
本体を組み立てたいと思います。


【CMOSの周りを断熱】

【CMOSに熱伝導グリスを塗布】

【断熱処理した吸熱板を取り付け】
温度計は吸熱板にではなく、CMOS側面に貼り付けました。
これで吸熱板の温度ではなく、よりCMOSの温度に近い値を
計測出来ると思います。


順調そうに見えますが、実は以下の様なトラブルと課題も発生しました。

トラブル1:USB端子移設に伴い配線を延長したら認識されない。
トラブル2:「MADE IN TAIWAN」の冷却ファンが壊れた。
課題1:移設したUSB・リモコン・ビデオ端子とカメラ本体との接続を、
     分解組み立てが容易なようにコネクタ式にしたい。
課題2:課題1の実現には11本(USB5本、リモコン3本、ビデオ3本)の
     配線が必要となり、狭い冷却ユニット・ケース内でどのようにするか。

何れも、何とか解決しましたので後ほど総括したいと思います。




冷却ユニット仮組み立て

2008-11-15 23:24:20 | EOS KissD冷却改造
 冷却ユニットの形が出来ましたので仮組み立てしました。
とりあえずこれでペルチェ素子、冷却ファン、温度計が動いています。
組み立て・解体を何度も行いましたので断熱材が破れていて、再度
断熱処理が必要です。
使用したペルチェand冷却ファンはPCのCPU冷却用で結露防止の
コントロール回路が付いていて、そのままケースに入れていますが、
仕組み・機能が分かりません。何かのセンサー(湿度?)が付いて
います。

【フロント・ビュー】
液晶がバックライト式で明るい為、プッシュボタンで温度を表示する様に
しましたが温度表示まで2~3秒掛かる為、別のスイッチを検討します。
逆さですが11.5℃を表示しています。
ペルチェ、冷却ファンそれぞれにもON・OFFスイッチを付けようかと考えて
いますが、あまり意味が無いでしょうか。



【サイド・ビュー】
まだ配線されていませんが上からUSB、リモコン、電源コネクタです。
底面にはビデオ端子も付きます。電源はパソコンから取ります。
ヒートシンクが固定されていませんのでケースとの間に隙間が見えます。


格好だけ見ると「SEO-COOLED40D」のユニットに似ています。
これを組み込んだKissDは私の頭文字をとって『NEO-COOLED KissD』
とでもしましょうか。「O」には適当な単語を探します。
その前に、ちゃんと動けば良いのですが・・・。

冷却テスト始まる

2008-11-13 22:12:13 | EOS KissD冷却改造
 1mm厚の銅板で冷却板を製作しやっと冷却テストを開始しました。
先ずはカメラに取り付けずに単体でのテストです。
剥き出しのCMOS接触面には温度計を貼り付けて、気温11℃から
4.6℃に冷えています。この部分は既に結露していますが、
断熱した部分は触れても冷たく感じず結露もありません。
ペルチェ素子と冷却板との接触面にまだ熱伝導グリス等の塗布は
行っていませんし断熱処理不十分で効率は良くないと思います。
実撮影ではどのくらいまで冷却出来るでしょうか。

冷却板はCMOS接触部分はスペースの関係で1mm厚、それ以外は
2枚重ねて2mm厚です。電源はパソコンから12Vを取っています。
ヒートシンクとファンはちょっと小さいのでもう少し大きな物に交換
した方が良いかも知れません。
※この写真は改造中のKissDで撮っています。
先日書きましたようにボディー背面のスイッチ類は使用できませんが
何とか撮影は可能です。
天体用としてはPCからコントロールしますので良いのですが一般撮影
では画像の確認が出来ず不便ですね。
保存中の画像は一瞬表示されますが・・・・・。
銀塩カメラに戻ったような感じです。

【追記】
外気温からマイナス6.4度ではあまりに冷却能力が低いと思い、
冷却を停止して放置したら15.5度を示しましたのでマイナス10.9度
の冷却でした。室温計がおかしいようです。
再度テストしていますが、約5分で15.5度から5.2度まで冷え、
冷却開始から20分経過で4.4度で平衡に達したようです。
マイナス11.1度の冷却能力で最初のテストとほぼ同じ結果です。