ヤマルリソウ(ムラサキ科)
原産地:日本(固有種) /4〜5月に開花
写真は、早春の高尾山の斜面。ひつそりと咲いていたもの。瑠璃色の花は小さくても目をひきます。
「瑠璃色」って、言葉の響きもなんだかいいですよね。
古来より季節の移ろいを愛で、自然を崇高してきた日本人。その文化は色の表現にも表れているようです。
青色1つをとっても、「紺」「群青」「瑠璃」「浅葱」「空」「水」「天」「縹」「露草」…など、自然の中から様々な表現が生まれています。
さて、ヤマルリソウの花ですが、とても小さく、花径は1cmたらず。
咲き始めは薄ピンクなんだそうですが、残念ながらいまだ確認できず。
真ん中に白く見えるのは、雌しべとか雄しべなのかと思ったら、どうやら違うみたいです。
花弁の基部が内側に巻き混んで作られた、副花冠と呼ばれる部位だそうです。これがあることで、昆虫へのピーアールが増すみたい。
こちらはワスレナグ↓
この時期、花壇で見かけるこちらの花も、ヤマルリソウと同じムラサキ科の植物。
この時期、花壇で見かけるこちらの花も、ヤマルリソウと同じムラサキ科の植物。
副花冠が黄色いので、より華やかな印象。
そして、「勿忘草」という名前のインパクト。
小さい花ですが、色があせないので押し花向き。ピンセットでちまちまとした作業が必要ではありますが、庭植えしておくと、1粒で2度美味しいタイプです。
瑠璃色が好き〜っていう方は、こちらもよろしくお願いします↓
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