
昨夜は早く寝たのですが、真夜中の雷に目を覚ましてしまいました。このところ雷多いですね。
写真はカラスビシャク。畑や山のふちなど里山でよく見られる植物ですが、なぜか放置されたプランターから顔を出していました。
ミズバショウやマムシグサなどと同じサトイモの仲間です。この仲間の花は仏炎苞と呼ばれる苞に守られています。仏様の後ろにある炎のような形をしたものを仏炎(ぶつえん)というんですね。
カラスビシャクはこの仏炎苞が、ひしゃく(柄灼)の形に見えることから名づけられました。人間が使う柄杓よりも小さいのでカラスというわけです。
方言では「ヘソクリ」なんて呼ばれ方もあるそうです。この球茎でヘソクリを作ったことが由来と聞き、てっきりかなりの高収入なのかと思っていました。ですが、「へそくり」といってもこっそり貯めるお金のことではなく、球茎の形のことをさすそうです。栗に似ていてそしてヘソのようなくぼみがあるので「ヘソ栗」。まぎらわしい由来です(^_^;)
球茎は「半夏(はんげ)」という漢方薬になるそうです。
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