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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

アブラムシ激減の謎

2016-07-05 07:26:18 | 三ッ池公園の自然情報


可愛らしいテントウムシ。
けれど意外にも獰猛な肉食系。(中には草食系もいます)
もちろん体が小さいので食事の対象はさらに小さいアブラムシ。ただし、成虫になるまでに1000匹食べるとも言われています。

もっとも私たちがご飯を一杯(150g)食べると、その中には米が2700粒くらいあるそうですから、そう思えばたいしたこともないような…。

そのせいかどうかはわからないのですが、先々週に三ッ池公園を訪れた時にはたくさんいたアブラムシがほぼ0になっていてびっくり∑(゚Д゚)



この池の周りのセイタカアワダチソウに写真を公開することがためらわれるほどびっしりとついていてアブラムシ。
幸せのキイロテントウ

たった2週間で、姿が見えなくなるとはいったい何が起きたのか???



周囲にはテントウムシの蛹がいくつかありました。たくさんではないので、テントウムシだけが原因とも思えません。

それからクサカゲロウの卵も発見!!



クサカゲロウの幼虫もアブラムシを餌にします。

小さなテントウムシもいました。



ヒメカメノコテントウというらしいです。黒点が少ないタイプ。体調わずかに4mm程度の小さな小さなテントウムシ。

それにしても、本当にびっしりついていたアブラムシがほぼいなくなっていたんです。しかも、食害にあっていただろうセイタカアワダチソウは元気に成長を続けているし…

なお、セイタカアワダチソウにやってくるアブラムシは、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシという長い名前を持った赤いアブラムシです。

調べた限りでは夏に減少するということはないような…

いったい2週間の間に何が起こったのか!!!
きちんと観察していなかったことが悔やまれます。

天敵であるテントウムシが増えたから、場所替えしたのではないかというのが、現在のわたしの仮説です。

謎はいつか解ける!!

…といいなと思っています。





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ヤマユリ、七夕、郷土愛

2016-07-03 07:59:05 | 三ッ池公園の自然情報


昨日紹介した貝殻作品を飾ってみました。一つ一つは今ひとつ気に入らないのですが、まあ、なんとなく夏な感じになったのでOK。

さて、今年も三ッ池公園ではヤマユリが見頃を迎えようとしています。



この大きさ、この風格、遠くまで漂う芳香。なんてゴージャス!!!

花粉が出る頃に合わせ、香りもふわぁっと漂い出でるようです。





現在の開花状況は株によってはすでに花弁が茶色くなっているものもありますが、まだ蕾を沢山つけた株が多数ありますので、まだまだこれからが本番。

ヤマユリは神奈川県の花に指定されています。三ッ池公園では、現在愛護会の皆様が愛情こめて管理してくださっているおかげで、年々増加傾向にあるように感じます。

三ッ池公園は桜の名所100選に名を連ねていますが、近年はアジサイも美しく、そして今後はヤマユリも、育っていってくれる様子。地元民としては嬉しい限り。

朝早くから近所のおじいさんたちがビジターセンターのテラスで歓談していたり、子どもたちが虫取り網をもって泥んこで走り回ったり、カメラ片手にお散歩するカップルがいたりと、地元に愛されている公園







朝、9時まえからテラスは大にぎわい。

さて、間も無く七夕。
皆様は短冊に願い事を書かれましたか?





昨夜は地元の商店街で「七夕夜市」なるイベントが開催され、屋台が立ったり、お囃子の演奏があったりと、なかなか賑やかな夜でした。



昔は夕方になるとこんな風ににぎやかだった商店街ですが、久しぶりに人混みをみました。

地元の活性化は嬉しいものです♪
様々な場面で尽力してくださっている地域の皆様に感謝!!




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梅雨どきの植物ー三ッ池編ー

2016-06-24 06:06:31 | 三ッ池公園の自然情報


今週は梅雨らしく、すっきりしないお天気が続いています。今日も予報は曇りのち雨。

そんな梅雨空に似合う花々が三ッ池公園でも続々と開花中。

ホタルブクロ


オカトラノオ




ハンゲショウ




ハンゲショウについては、去年のちょうどこの日に書いたこちらの記事を
半夏生咲く公園散策

そして何より梅雨といえば紫陽花。鎌倉の紫陽花も素敵でしたが、地元三ッ池公園だって負けてませんよ。









晴天の公園は気持ちいいけれど、しっとりと雨の公園も風情があって悪くないです。明日は土曜日。天気予報は雨のち曇り。早朝からしっとりと公園散歩も悪くなさそうです(*^_^*)


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幸せの黄色テントウ

2016-06-23 07:20:54 | 三ッ池公園の自然情報


体調わずか5mmほどのテントウムシ。胸部に一対の黒い紋があり、なんだか目が4つある生き物みたい∑(゚Д゚)



画像も悪くて、なんだか未知の生命体にも見えますが、なんで「幸せ」かと申しますと、このキイロテントウは、うどん粉病などの菌類を食べてくれるのです。しかも、成虫だけでなく幼虫も。

いわば植物界の「ドクターイエロー」です。ほら、新幹線の架線や線路を診断しながら走っているアレです。超人気者。
我が家のハナミズキもうどん粉病を患っているので、きてくれないかなぁ。



それにしても、菌類が餌というのはテントウムシとしてはかなり珍しいタイプ。多くのテントウムシはアブラムシなどを餌にする肉食です。



これは、ナナホシテントウの幼虫(ナミテントウかも?)。この子もアブラムシを狙ってやってきたようですが、なぜか、かなり離れたところに…。



虫たちが成長する季節。アブラムシもすごい勢いで増殖中のようです。

菌類を食べてくれるキイロテントウも、アブラムシを食べてくれるナナホシテントウなどのテントウムシも、いずれもガーデナーにとっては頼もしい相棒です(*^_^*)


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ついに検証!因幡の白兎

2016-06-21 06:02:01 | 三ッ池公園の自然情報
本日、夏至です!!
横浜日の出4:27、日の入り19:00
南中時刻11:43…雨ですけど(^^;;



三ッ池の水辺にガマが茂る季節。
ガマと言えば「因幡の白兎」。
サメに騙され皮を剥かれてしまった痛々しい兎に大国主の命(おおくにぬしのみこと)が「ガマの穂にくるまるといいよ」と声をかけるシーンがありますよね。

わたし、この場面でいう「ガマの穂」って、ずーっとこれだと思ってました↓



ウインナーみたいなモコモコのガマの穂。
これが熟すと割れて綿毛が出てきます。出てくるというよりはわこの穂全体が綿毛を押し固めたような作りになっているので、それがほぐれるといった方がいいかもしれません。



でもこれ、種子が小さい割には硬くてチクチクと痛いのです。目にでも入ったら一大事になりかねません。

そのチクチク感に気づいてからというもの、大国主の命って案外意地悪じゃん…なんて勝手に思っていたのです。ところが、その後、大国主の命がいうガマの穂は、花が咲いている頃のものだと知りました。

ガマの花粉は「蒲黄(ほおう)」と呼ばれ、漢方では止血・活血化瘀の効能があり、吐血や喀血、鼻血、下血、血尿、外傷などあらゆる出血に用いるそうです。

それで一度じっくりと観察してみたいと思いつつ、なかなか出会うことができずにいました。その蒲黄を三ッ池公園でついにじっくりと観察!!



確かにこれは柔らかくて効果がありそうです。

「因幡の白兎」の神話は、古事記が出典になっていて、薬草を使っていろいろな病気や怪我の治療を行っていた当時の人たちの考え方を知ることができる重要な手がかりになっているそうです。日本の医薬としての始まりにもあたるんだとか!!!

ちなみに、三ッ池公園にあるのはヒメガマという種類で、雄花の塊と、雌花の塊の間が5〜6cm離れているのが特徴です。



上の方が雄花。雌花よりもずっと穂が長いです。そして、ちょうど花粉がたくさん出ていました。

ガマの花粉は、薬草にするほかには、インドの一部や南太平洋の島では花粉を練ってパンのようにして焼いて食用にしているそうです。また、現在日本では、冬期のミツバチの食料として輸入されているそうです


せっかくなので、雌花も観察。



これ、誰かが同じ目的で縦に裂いたとしか思えません。







あまりに密集していてよくわかりませんが、真ん中に花茎があってそこにたくさんの花が付いているようです。

検証!
…とか言いつつ、これはルーペがないとよくわからないサイズの花です(^^;;

なお、雄花の方は花が終わると花茎から剥がれ落ちてしまうようです。



なるほど。
それでガマの穂は、串に刺されたように見えるわけなんですね。

まだまだスッキリ解明というわけではないのですが、ガマの花や穂について、実物をこの目で確認することができました。次回(すでに来年以降になりそうです)は、ルーペ持参でもっとしっかり観察してみたいと思います。

神話の中での大国主の命は、心優しく博学なんだってこともよくわかりました。


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