Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

丹波哲郎氏 逝く

2006-09-29 | 想い・雑感
 丹波氏の語る大霊界なるものがどのようなものか、これまで聞いたことはない。しかし、映画やドラマの中での圧倒的存在感は、確固たる自分自身が存在しなければ出しようのないものだろうなと感じた。

 出演作品の一部しか知らないが、どのような役を演じても、他の登場人物を包み込むようなひとかどの人物に作り上げていくように思える。

 私が印象に残っているものの一つに、「学校Ⅳ」がある。シベリア帰りの気骨ある老人役。ある日尿失禁をしてしった自分自身に狼狽し自尊心を傷つけられたのを、家出してきた少年にちょっぴり護ってもらうという設定。

 人は子供の頃、おねしょをしなくなると少し大人になった気がするもの。今度年を重ねて再び漏らしてしまったときの自尊心の傷つきようはとても大きなものだろう。そんな役を、ある種威厳を保ったまま演じきってくれた丹波氏には、見ていて救われた感じがした。

 私の父は寝込んだりもせず元気だったが、一度だけ尿失禁をしたことがある。あまり表情は変えなかったが、その胸中は察してあまりあるものがあった。完全にその気持ちが分かるものではないが、そのようなところを想像してあげる心の余裕を子供に伝えられるような世の中であって欲しい。

 また、現在時に失禁してしまう方。失禁するのは体のちょっとした調子の崩れ。治療を受けながらも、自分の心まで傷つけないで欲しい。

 丹波氏の訃報に接し、思ったことを。

 ご冥福(死後の世界での幸せ)をお祈り致します。でもきっと、幸せにされていることでしょうね。

故郷

2006-09-29 | 
 青函連絡船は今も少しは動いているのだろうか。
 
 まだ青函トンネルが完成する前、青森から北海道に渡ったことがある。列車が青森駅に着くと、連絡船への乗り換えである。様々な人間が、皆同じ方向、北を向いてホームを黙々と歩いていく。印象に残る風景であった。

 今や北海道、本州、四国それに九州がトンネルや橋で結ばれ、必ずしも渡し船やフェリーが必要でなくなった。昔に比べ、日本中が近くなった。

 そうなると、故郷へもいつでも帰れると感じ、望郷の念なるものも希薄になっているのかもしれない。しかし、いつでも手が届くと油断していると、逆に故郷を忘れている時間が増え、振り返らなくなるのだろう。

 故郷への旅は、時間の旅でもある。

 時には立ち止まり、振り返るのも良い。

人の世

2006-09-29 | 想い・雑感
 人は人の世で傷つく。
 
 言葉、表情、態度、視線、無視、…。

 でもきっと、自分自身も人を傷つけている。

 傷つき、傷つけ、疲れ果ててしまうこともあるかもしれない。

 そんな時、心を癒してくれるのもまた、人かもしれない。

ウエイト注意

2006-09-29 | 想い・雑感
 朝晩は随分と涼しくなってきたし、昼もさほど暑くなくなり、いよいよ秋本番。過ごしやすくなってきました。

 空を見上げると、鱗雲。太平洋高気圧もその力を失ってきたようです。

 ところで、秋の空ってどうして高いのでしょうか。雲の種類は他の季節でも見ることの出来る場合もあるでしょうから、雲までの高さを言っているわけではないはず。雲がなければ、空気を通して宇宙空間まで通じている空の高さに違いが出来るとは思えない。

 空気が澄んでいるから高く見えるのでしょうか。

 まあ何にしろ、天高くなっても、自分は肥えないようにしようっと。