Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

死の商人

2015-08-28 | 想い・雑感
死の商人という言葉

以前はわりとよく聞いていた様に思うのだが
最近はあまり聞かない
儲けることができればオーケーの世の中になっている
ということだろうか

軍需産業は利益率が高く
経済発展に寄与するからどんどん育てよう

だから死の商人なんていう言葉は使うことならん
という御触れでも出ているのかもしれない

軍需産業は殺人が目的の製品を作り出す
つまり死の商人としてのお仕事ということである

そこが分かれば
抑制がかかりそうなものだが
安部首相のおかげで
そんな抑制はすっかり取れてしまったようだ

就職活動で軍需産業のトップといわれる企業にいくと
ミサイルなどの兵器開発の部門に行くことになっても
抵抗はないかと聞かれるらしい

一昔前なら
そんなこと聞いたら大問題だったろうに

まあ今の時代
多くの先端技術は
兵器に結びつくといえば言えるのではあるが
どうも釈然としない

集合写真

2015-08-19 | 想い・雑感
引き出しの奥から
10年前に開かれた同窓会の
集合写真が出てきた

穏やかなえ笑顔をたたえたS君

数年前に進行癌が見つかり
診断から半年ほどで亡くなった

すべてのものは移ろって行く
と頭では分かっても
引き戻せぬ時に悲しみがわく

集合写真が現実をつきつける

”散る桜 残る桜も 散る桜”

いずれわが身にも
一人称の旅立ちがやってくる

順番

2015-08-17 | 想い・雑感
物事には順番があると人は思っているが
現実はそんなことお構いなし

食道癌の手術を乗り越え
5年以上が経過した80代の女性に
40代後半の息子さんがおられた

ふつう思う順番は
お母さんが亡くなり
数十年経ってから息子さんがなくなる
というものだろう

ところが
喫煙 飲酒 がかなり多かったらしい息子さんが
調子が悪いと病院にかかったときには
手術不能の肺がんとなっていた

診断後一年もせずに
亡くなった

外来でいつも元気なその方も
さすがに声が小さく
活気がなかった


できれば長生きして
様々な経験をしてみたいが
わが子に先立たれることによる喪失感は
味わいたくない

鉛筆削り

2015-08-03 | 想い・雑感
久しぶりに
ナイフを用いて鉛筆を削った

木を削り 芯を出し
削り後を滑らかにし
程よく芯をとがらせる

集中し 心が落ち着く

学生時代
試験前夜には
必ずすべての鉛筆をナイフで削った
精神統一になっていたのかもしれない

一本一本に心をこめて削ることにより
心の落ち着きも得ていたのだろう

千変万化する日常の中で
このようなひと時をもつのは
良いものだ