Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

始球

2009-10-31 | 想い・雑感


子ブッシュ 前大統領
私 あまり 好いておりません
何ゆえ 日本シリーズで始球式?
その こころは?

まあ 野球に興味ないから
いずれにしろ見ないとはおもうけど
ニュースで流れるんだろうなぁ


ブッシュ前大統領が来日へ、日本シリーズで始球式(読売新聞) - goo ニュース

バルーン・フェスタ

2009-10-31 | 想い・雑感

佐賀県でバルーン・フェスタが開かれているそうだ
この夏
九州自動車道の崩落事故で
土砂に飲み込まれなくなった御夫婦も
このフェスタに参加予定だったらしい

追悼競技会が行われ
その際 その御夫婦の親たちが
二人の残した気球に乗せてもらい
空に上がったとのこと

「あんなことがなければ
子供たちはこの景色を見ていたんだ」
「あの瞬間
あの場所にいなければ
今も生きていたのに」
「これが子供たちの熱中していた気球か・・・」

様々な想いを胸に
空を漂い
空に語りかけたのだろう



あの瞬間 あの場所

松本清張の名作
点と線
の中だけでなく

この世は
すべて点と線

いまこの一瞬に
この一点に
全てが交差する

瞬間湯沸かし器

2009-10-31 | 想い・雑感

怒りに任せて拳を振り上げたけど
事情がわかって怒る理由のないことがわかる
この拳 何処におろせば ・・・
という経験は多くの人にあるでしょう

自分の得た情報から判断し
文句がでたり 怒りが出たり

でも現実は
自分が得た情報以外の
様々な事実や要因から出てくるもの
ということを考えれば
瞬間湯沸かし器になるのは考え物


病院に
患者さんのとおーーーい親戚
という人が突然お見舞いにやってくることがある
その中には
本人やご家族にあまり尋ねもせず
ぶら下がっている点滴や
ご本人の体調その他を見て
「どうなっているんだ!!」
といきなり看護師や医師に怒り出す人がいる

目の前の患者さんは
それまでの様々な治療をへて
現状にたどり着いているのだが
その辺を全部すっ飛ばして怒り出す

説明をすれば理解してもらえることがほとんどだろうが
聞く耳持たず というかたは
どこにでも居るもので
なかなか・・・

もちろん
ご家族や本人の思いを感じ取って
問いたださなければ と思う方もおられるのだが
患者ご本人が後で謝らなければならない心境になるような
怒り出し方は
療養上も控えていただきたいもの



ところで
瞬間湯沸かし器
って もう死語ですか?

あき

2009-10-31 | 想い・雑感

朝出かけるとき
冷たい空気が体を包み
身も心も引き締まる思いがする
冬に向かうこの季節
私は好きだ

寒くなったり 暖かくなったりする
不安定な気候は
体に少し堪えるかもしれないが
無理せず乗り切り
実りの秋を味わいたい

人生における秋も
いろいろなことがあるかもしれないが
心身をいたわりながら
実りの秋としてゆきたい

ヘッドランプ

2009-10-29 | 想い・雑感

帰宅しようとバイクに乗ったところ
ヘッドランプが切れている
すでに陽は落ちている

しょうがないので
周りの車がまぶしくないかと気にしながら
アップビームのライトを点けて
閉店間際のバイクやさんへ

整備していても
ライトがいつ切れるかなんてわからないからなぁ

それにしても
行く先を照らし
自身の存在を示してくれる
灯りのありがたさを実感いたしました

そう 生きていくうえで

 ひかり 

  は必要ですね

理解?

2009-10-27 | 想い・雑感
再発胃癌に対して抗がん剤治療を行っているKさん
前回腫瘍マーカーが急激に上昇したので
治療の内容を変更すること 及びどのように変更するかを説明した

説明の時には
私の眼を見て頷き 時々内容を反復して確認されているように見えた

ところが
次に外来に来られた時
その内容をまったく覚えておられなかった

これまでの治療期間が長く
いつも冷静に内容を把握してこられていたKさんでも
やはり腫瘍マーカーの上昇がかなり精神的動揺を生んだのだろう

マーカーが上がったり 下がったり を繰り返して来ていても
上がるという事態を
受け止めるというのは難しいのだろう

ゆっくり
理解度に注意しながら説明したつもりだったのだが・・・

理解度を把握するのも難しい

お薬代

2009-10-26 | 想い・雑感
 車をはじめとする様々な工業製品を生み出すには、開発費が必要となる。めでたく商品として世に出るときには、その開発費を回収しなければ、会社として成り立たなくなる。当然商品の価格には、かかった開発費が反映される。産業スパイと呼ばれる人は、この開発のノウハウを盗み出し、開発費ほとんどなしに商品を生み出したいという欲求に応える悪人ということになる。
 医薬品にも開発費がかかる。新化学物質を発見した時点で、特許出願するとそこから20~25年特許権が存続することとなる。しかし、化学物質を発見しただけでは臨床薬にはならない。発見した化学物質を使って様々な基礎研究を行い、動物実験を行い、臨床試験を行い、その上で承認審査を受けるという、5年から10年、あるいはそれ以上の開発期間が必要となる。とすると、ようやく薬として販売を始めても、10年くらい、下手をすると5年くらいで特許権を喪失することとなる。
 新薬を開発した会社とすれば、5年から10年のうちに、研究開発費を回収する必要が出てくるので、どうしても値段が高くなってしまう。近年の分子標的薬などというものは、特に高価な薬品となってきている。
 グリベックもそんな分子標的治療薬の一つ。私の場合は、消化管に発生するGISTと呼ばれる腫瘍が再発した患者さんに使っている。一旦この薬が必要となれば、途中で完全に中止することはとても難しく、服用し続けていただくことになる。通常量をつかえば、一月の薬代は40万円近くになる。1割負担で4万円、3割負担でも高額医療費分が還付されるまでは、とりあえず12万円支払う必要がある。びっくりするような金額だが、まだまだ高い薬は存在する。
 新薬の開発に多額の費用が必要なのはわかるし、資本主義社会ではそれを薬の値段として回収しなければならないことがわかるだけに、薬の値段をどうしたらよいのかわからない。個人の負担を少なくできる方法は無いものだろうか。
 ちなみに、高額な薬を使っても、それは病院の収入にはなりません。医療費高騰といえばすぐに病院が槍玉にあがりますが、お薬代のほとんどは、薬の問屋さんと、製薬会社の収入になると思って間違いありません。



1錠3200円 命の薬を控える患者も

気が早い

2009-10-25 | 想い・雑感
まだ近所は紅葉の時期ではないのだが
木々の中には
ちょいと気の早いものもいるようで
この木はすでに随分色付いている

色が変わったばかりと思われ
落葉を連想させるというより
艶やかさのかった
力強い深い紅色

落ち行く前の
生の燃焼

野焼き

2009-10-25 | 想い・雑感
近くの山(高台)のほうへ行くと
煙が出ている
草を少しずつ焼いているのだ

一気に焼いているわけではないが
いわゆる野焼きをやっていた
10人くらいの男性が
用心深く
火をコントロールできる状況下におきながら
野を焼いていた

焼いた場所と残す場所
きっちり境界を作っている

慾望の火も
これくらいコントロールできると良いのでしょうが
あまりコントロールが効いても
おもしろくない?

見上げる

2009-10-23 | 想い・雑感
高校一年のころ
なんとなく天文学科に行きたいと
思ったことがあったと記憶する

おそらく中学のころ
月食の観察写真を撮ったことが
影響していたのだろうと思う

先日当直を担当していた未明
どうせ起こされたのならと
簡易ベッドを外に引っ張り出し
オリオン流星群を観察しようと
40分ほど空を見上げた

放射点と言われる方向を見続けたが
1回 うん? 流れた?
という状態

星空の観察というのは
なかなか忍耐力を必要とするようだ

研究というのはどれも
地道な積み重ね

年齢とともに忍耐力が落ちてきた己を反省しつつ
また天文学科向きじゃなかったよね と思いつつ
ベッドを片付けた

ただ久しぶりに
ゆっくり星空を見つめ
心の内が 穏やかに そして澄んだような
感覚を味わった
実際に澄んだわけではないにしろ

あなたはわたし? わたしじゃない?

2009-10-22 | 想い・雑感
己とは何?
などと考えてみても
なかなか答えは見つからない

他人や動植物も含め
森羅万象との境界すら
不鮮明に思えたりすることもある

一方体のほうは
自分でも気づかぬうちに
免疫の力で自己と自己でない物(非自己)を峻別している

でもそれだってあいまいな部分がある

がん細胞は遺伝子が一部壊れるか変わるかしているから
非自己ともいえるのだが
必ずしも排除できない

自己免疫疾患と呼ばれるものは
自分の臓器・組織に対して免疫機構が働き始め(非自己と判断して)
発症してくる

このたび
新潟大学の研究チームが
おたまじゃくしが成体になる際にしっぽを無くしていく過程に
免疫が関与していることを示した

最初は持っていないたんぱく質を
途中から尻尾の中に作り始め
そのたんぱく質を非自己と判断するために
尻尾が拒絶され 消失していくとのことらしい

自己の細胞が作り出したたんぱく質を
非自己と判断するというのが不思議な過程

生命の神秘は汲めども尽きぬ
魅惑の世界

http://mainichi.jp/select/science/news/20091021k0000e040051000c.html


小麦色?

2009-10-21 | 想い・雑感
紫外線は遺伝子を傷つける
通常は傷ついた遺伝子を細胞自ら修復してくれるが
傷ついた遺伝子が多くなればなるほど
修復し損なう場合も出てくる
傷ついたままの遺伝子を持った細胞の中から
がん細胞が生まれてくることになる

以前ほどではないが
時折街中で日焼けサロンなるものを見かける
人工的紫外線を肌に当て
小麦色の肌を実現しよう
というものらしい

まあそれぞれの美意識があるのでしょうが
あんなものにあたったら癌になりやすいだろうに
と 思っていた

案の定だが
WHOの国際がん研究機関が発表しているがんリスク分類において
日焼け用ベッドが
グループ1(ヒトに対する発がん性がある)にめでたく認定された

30歳未満で日焼け装置の使用を始めると
皮膚黒色腫のリスクが75%上昇したという研究結果に基づいた判断らしい

白人に比べ有色人種は皮膚がんが少ないので
この結果をそのまま日本人に当てはめられるかどうかわからないが
紫外線が遺伝子を傷めるのは明らかなので
やはり使用を控えたほうが良いと思う

それでも小麦色の肌を求め続ける人はいるのでしょうね

想い

2009-10-20 | 想い・雑感

年月と共につらい出来事も遠い記憶となる
でも記憶が意味を無くすことはない

ああ 母の命日だ

胸が少し苦しくなり
胸の中が うつろな感じがすると共に
 何かで満たされる感じもする

昔は照れくさくて考えたこともなかったが

今なら母をしっかり抱きしめてあげるのに

幼子の頃
母が私をしっかり抱きしめてくれていたように

酒量

2009-10-20 | 想い・雑感

ご自身の酒量に関してお聞きすると
酒好きには謙虚な方が多いのか
少な目の申告をされる場合が多い

人並みです とか
ボチぼちです などといわれる方の中に
ほぼ毎日ボトル半分などという猛者もいるから
油断ならない

アルコール中毒までなっていなければ
こちらとすれば
お酒の影響で臓器障害が出ていないかどうかをチェックするために
お聞きしているわけで
お酒の呑みすぎを非難するために質問しているわけではない

お酒大好きな方
もし病院で酒量を問われたら
正直に申告してくださいね