Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

数字

2007-12-31 | 想い・雑感
ブログメニューの記事一覧を見てみると
記事の数が778件になっていた
この記事で779件目

もう少し早くこのことに気がついて
1月1日に777件目をかけば良かった
などとふと思う

思うところを見ると
7という数字がちょいと良い数字と
頭に刷り込まれているようだ

7が良い数字というのは
キリスト教関連でよく説明されているようだし
1週間は7日だし
ピタゴラスは7を宇宙の数字としたらしいし
月は7日ごとに形の変化の区切りがあるし…
と多くは西洋からの言い伝え
お釈迦様が生まれたとき7歩歩いた
などという話しもあるようだがだから縁起がよいと聞いたことはない
野球でラッキー7とよく言うが
片方にとってラッキーならもう一方にとってはアンラッキーだろう
とまえから思っていた

てなわけで
ちょういと冷静になると
数字がどうした 関係ないだろう
と考えるのだが
やはり気になるのが人間か

ちなみに4という数字は
死 につながるといわれたりしますが
よん とか よっつ と読めば関係ないし
私は4月生まれ
母と祖母は4月4日生まれということもあり
私にとって 
4は好きな数字だったりする

白熱電球

2007-12-29 | 想い・雑感
 電信柱といえば昔は皆、木でできていた。舗装されていない道沿いに立てられ、腐りにくいように根元には黒い防腐剤が塗ってあった。電柱のいくつかには、小さな笠のついた裸電球が取り付けられ、電線から直接分配された細い電線がつながっていた。

 町全体が、今に比べて暗く、電柱の周りだけしか照らしていないような街灯が、随分明るく感じたものだ。そして、身の回りにたくさんいた虫たちが明るさを求め、街灯にまとわりつくかのように飛び回っていた。

 そんな街灯の主役である、裸電球。光とともに幾ばくかのぬくもりも放射していた。しかし、熱を出すということは、光エネルギーを取り出すという意味では、効率が悪いということになる。そこで白熱電球の国内での製造・販売を数年以内に中止される可能性が出てきた。電力消費が大きくエネルギー利用効率が悪いことから、政府が温暖化対策の一環として考えているそうだ。

 ろうそく、ガス燈、電球、蛍光灯、LEDと進化している明るさの技術。味わいがなくなるという面も否めないが、これが進歩というものなのかもしれない。

天然物よ!

2007-12-27 | 想い・雑感
久しぶりに魚の卸に行ってきた
ふぐ刺しを売っていた
同じくらいの大きさの皿で値段が倍くらい違う

その違いを大将に聞くと

「天然と養殖のちがいだよ」 とのこと

「味 違うの?僕自身は間違いなく分からないと思うけど」
「心配しなくても10人いて1人も分からん
 わしら養殖のプロは天然に少しでも近づくよう研究してきとる
 分からんであたりまえ」

とのことでした
じゃあ値段そんなにかえなくても
いいんじゃない?
捕まえるまでの手間は違うかもしれないけど

飲酒運転

2007-12-27 | 想い・雑感
アルコールが体に入ると
頭のねじの締まり具合が
ちょいと変わってしまうのはよくあることだが
ねじの緩んでいるのは本人は気づかない
ということもまたよくあること
飲んだ後のちょっとした乱れに対し
日本社会はやや寛容だが
飲酒運転となると人様の命に関わることだから見逃せない

飲む前には
その日運転する必要があるかどうか
シラフで判断できるはず
飲んでついついなんてことは
言い訳にならない

飲酒運転に対する罰則が強化されて
飲酒にまつわる事故が
平均3割程度減ったそうだが
え!たった3割!
というのが正直な感想

普段通勤に車を使っている人も
飲むときには最初から
公共交通機関を使うくらいのことを
実行して欲しいなあ

それにしても
時折警察官が飲酒運転で捕まるというのは
なんとも締まらない話

締めるべき所はきちっとしめて
新しい年を迎えましょう

タミフル

2007-12-26 | 想い・雑感
科学的に物事を判断すれば
100%黒白はっきりできる
と思っている人が多いような気がする

医療も科学的であるべきであり
100%安全であるべき
と固く信じている人が
山のようにいる

生命 人体の複雑さ
個人の多様性
を見ただけでも
医療に100%はあり得ないのは明らか

家にいたって100%安全と言えない世の中で
病院が100%の場所であるわけがない

たかがタミフルというただ一つの薬に関してすら
異常行動との因果関係があるかないか
決定できない
それが現実である

厚労省は
マスコミや世論に乗っかって
医療に100%を求めているように感じる
ならば
タミフルに関して
100%の答えを出すようにお願いしたいと思う

2007-12-25 | 想い・雑感
静けさは人間の精神を穏やかに保つためには
ぜひとも必要であると思っている
一日中音楽を聴いていて
全く平気な人もいるかもしれないが
音が脳を刺激し続けている状況がよいとは思えない

見回してみると
世の中は人為的な音であふれている
特に大都会では
聞こえてくる音のほとんどすべてが
人為的な音であろう
それが人間の住処とは思えない

音が常に意識下で人を逆なでし
いつかそれが限度を越える
音は暴力となり
人の心を破壊する凶器となりうるのだ

自然の音だけに包まれる時間
それは人を和やかにし
安心させてくれる

killing time

2007-12-24 | 想い・雑感
若い頃は
暇つぶしという言葉を
よく使っていた
時は永遠に続くと
どこか思っていた

いつの頃からか
つぶすような暇はないと思いだした
する事がないときでも
大切な時間だと感じだした

意識しなくても
どこかで死を感じ出したからかも知れない

人は
老いを感じたり
人と永久の別れをしたり
病をえたり
というようなきっかけから
死の影をどこか感じ出す

そうなって
やっと
命の
有り難さ
輝き
美しさ
を感じることができるようになるのだろう

それは病院で病と共にある人にとってもそうであろう
だとしたら
医療は

一人一人が
その人がこうありたいと願うことを
達成できるように

その人にとって
輝く時間を
多く持つことができるように

協力してあげることが
大切になるのだろう

多くの手術をしてきたが
手術後の
人として…
という部分に
もっと多く関わりたいと思っている
それが
私自身も成長させてくれるのだろう
と信じている

時を共有することによって

どこかに火があり煙が立つ

2007-12-23 | 想い・雑感
火のないところに煙は立たぬ
などと言って
何か噂が立ったりすると
その本人がいくら否定しても
その噂に全く関係無しとは言えないだろう
というような文脈で見られたりすることがある

みなさんの中にも
いわれのない嫌疑をかけられた経験をお持ちの方がおられるでしょう
そして火のないところにも煙はたつ
などと言いたくなりませんか

しかしこの「火」の火元が
必ずしも本人と無関係の火で
いきなり飛び火してくるという可能性もあり
だとすると
やはりどこかに火がないと煙は立たないのかも知れない
とすこし納得できる

肉の偽装問題で問題となったミートホープ社
その社長と同姓同名で同じ街に住んでいた方には
まさに飛び火がやって来たようだ

事件発覚後
マスコミから多くの電話がかかり
違うと言っても「嘘をつくな」などと言われたとのこと
火元は別の所にあるのだが
たまたま同姓同名であり 
住居もさほど離れていないうえに
事実関係を確認する能力のない記者の存在などが重なり
火元のごとき言われよう

本当にいつ何がおこるか分からない
冤罪事件の話しなどで
だれでも当事者になりうると言われるが

確かにあり得ることだと
恐ろしくなる

団塊の世代と医療難民

2007-12-22 | 医療・病気・いのち
団塊の世代については
退職にまつわる産業構造への影響などが
よく話題になっているようですが
医療の面でも大きな問題を孕んでおります

60代と言えば
様々な病気が出てくる年代
糖尿病
高血圧
脳血管障害
心血管障害
そして癌など
一気に医療を必要とする人達が増えるのです

一方
国の無策から
これらの疾患に対応できる医師数
特に勤務医の数は全く不十分と言われており
心筋梗塞で救急車に運ばれても
受け入れられる病院がない
というようなことが常態化する可能性もあります

リスクばかりが高く
生涯賃金は
そこそこの企業のサラリーマンより低いとなると
勤務医から離れていってもだれも責めることはできないでしょう

外科医を志望する若手も
以前より少なくなっていることは
肌で感じます

癌が見つかっても
手術まで随分待たされ
みすみす治療の時機を失する
なんてことも
大げさな話しでは無くなるような気がします

健診

2007-12-22 | 想い・雑感
冬の院内職場健診の日程は
いずれも手術日と重なったこともありパスした
お陰でというわけでもないのだが
今シーズンの忘年会は
特に血液データを気にすることなく
楽しむことができた

健診は健康診断を略した言葉なのだろうが
健康であることを診断すると言うよりも
健康度を診断している
逆に言えば不健康度をあぶり出しているわけで
あぶり出される危険のある人にとっては
かなり気になるものである

しかし例えばγーGTPが高くなっていれば
少し気をつけるように
食生活にブレーキがかかる…こともある

まあ次回の職場健診は血液検査だけでも
受けるようにしよう

養生くん 2

2007-12-21 | 医療・病気・いのち
 車の運転には、アクセルとブレーキの使い分けが重要となります。これがうまくいかないと、暴走してしまいます。他のことでも、コントロールするということはとても大切なこと。しかし、多くの人にとって「わかっちゃいるけど♪やめられない♪♪」ということが多いですね。そんな弱さも含めて人間ですから、自制心をあまりストイックに求めすぎるのも窮屈ではあります。

 人間は習慣の生き物ですから、無理のない程度に少しだけ我慢する、という行動や考え方を繰り返しているうちに、段々欲張らない生き方ができていくのじゃないかなあと夢想しています。

 せっかくいただいたこの命を、楽しみながら生きていくためにも、内欲と外邪というものに、少し気をつけていく必要がありそうです。

 内欲というのは、要するに私たちが持つ欲望ですよね。これをどこまでも拡大していってしまうと、もう自分でもコントロールできない恐ろしいことになってしまいます。

 外邪は身の外からやってきて、体を傷つけるものです。昔から、四季の移り変わりと関連する、風・寒・暑・湿・乾などが外邪としてあげられてきましたが、現代では人間が作り出した様々な化学物質のことも考えないといけないでしょう。さらには、地球規模の温暖化という異変。この外邪を防ぐには、一人ひとりの心がけも大切でしょうが、個人の力だけでは無理。人智を結集する必要がありそうです。

 この温暖化問題をクリアしなければ、養生しようにも、人類自体が消滅してしまうのでしょうね。

筋芽細胞

2007-12-20 | 医療・病気・いのち
 人間の体は、時々刻々消滅と再生を繰り返している。寿命の来た細胞は死んで行き、もととなる細胞が分化して、消滅した細胞とおきかわる。怪我をした後は、その場所に様々な細胞がやってきて、必要な細胞に分化していく。意識せずに行われている自然な出来事なのだが、それを人為的にすることは困難なことだ。ところが、大阪大学で行われた、治療結果に驚いた。

 心臓が大きくなり次第に落ちていく病気をもち、人工心臓で命を保っていた患者さんに対し、足の筋肉細胞を培養してつくったシートを心臓に張り、心筋の働きを再生させる治療を行ったのだ。

 ご本人は記者会見で「人工心臓の装着時とは全然違う。びっくりするぐらい良い。」と答えられていた。じつにすばらしい。聞くだけでわくわくする。

 このように、いろいろな病気に対する治療方法が開発され進歩していっているのに、私たちがよって立つ地球自体の環境が急速に悪化しているという現実。どちらも何とかしていってほしいが、環境問題のほうが、はるかに緊急性があるような気がする。

手品

2007-12-19 | 想い・雑感
20年くらい前のことである
大分県高崎山という
お猿さんで有名なところ
に行ったことがある
そしてそこの近くの水族館にも入った 

そこからの出口で
手品商品の実演販売を
やっていた
何か引きつけられるものがあり
安い手品のセットを買った

それ以来何となく手品が気になり
ときどき練習をしている

手品を少しかじると
人間見ているようで
見えてないことが
山のようにあるのだろうな
と感じる

自分の目で見たことしか信じない!
と宣言する人を時々見かけるが
目で見たつもりになっていることで
かえって人生を間違うこともあるような気がする

お酒の量

2007-12-18 | 想い・雑感
胃を全摘しても
手術前と同じように
飲んだり食べたりできる人がいる
個人差といえどもびっくりする

ある方は
ビールも随分進むようで
外来に来られるたびに
奥様との間で飲み過ぎか否かの
軽い応酬が始まる

手術の結果
再発の可能性が比較的高いかたなので
好きなようにさせてあげたいと思い
これまであまり口を挟まなかったが

今回の結果では
少し血液中の肝臓の酵素が高値になっていた
そこで今日は奥様の肩を多めに持たせていただいた

酒量がついつい増える時期でもありますからね

胃癌 骨転移

2007-12-17 | 医療・病気・いのち
まだ癌年齢とは言えない男性胃癌患者さん
手術を行ったところ
病理検査でかなりのリンパ節転移が確認された
いずれどこかから癌が顔を出してくると思われ
術後すぐに抗癌剤の内服を開始した

通常より頻度を増やして
再発の有無を確認してきたが
血液検査 CT検査などで明らかな再発は認めなかった

ところが
下腿へ痛みが走るとの訴え
整形外科に紹介したところ
大腿骨への転移だった

他の部位への明らかな転移無しとのことで
整形で骨切除が行われた
手術後のリハビリも進んできたので
抗癌剤を再開することになる

以前とは種類の違う薬を使うこととなる

可愛いお子さんが二人おられ
奥さんも一生懸命

何とかしたいが
バラ色の未来を語るというわけにもいかないところが
つらい