Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

冬至に向かう

2016-11-29 | 想い・雑感
掃いてもすぐに降り積もるなぁ
と思う季節も過ぎた

朝の冷気の中
少し掃けば
歩道の落ち葉はなくなる

寒風に揺れる桜の枝には
順番を待つ葉が数えるほどしか
残っていない

深まりゆく季節

山肌は
これから染まり始める

日はさらに短くなる

ステレオタイプの発想だが
ついつい人生の流れと
重ねてしまいたくなる季節

でも冬至をすぎれば 
一陽来復

きっとね

真理

2016-11-20 | 想い・雑感
雨雲が群れをなし
少し離れた空の低層を
勢いよく流れていく

しかし少し上を仰ぎ見ると
高層に青空とうろこ雲が見え
太陽も見える

雲に覆われても
その向こうには確かに青空が存在していることを
見渡せる状況だった

でも
太陽光の反射で青く見える空も
夜空に見ることのできる
真っ暗な空間を隠している

そんなことを
夜になると実感することができる

暗黒を背景に
多数きらめく星々を見ることはできても

光の速度以上の速さで
地球との距離を離していく天体からの光は
届かないという

どんなに科学が発達しても
届かぬ光をとらえることはできない

これでは目に見える状況から
宇宙を貫く真理には
到達できないような気がしてくる

でも
ふと目を落とした水たまりにいる月
そんな身近なところにも
真理というのは現れているのかもしれない

過密

2016-11-19 | 想い・雑感
昼休みの時間帯
時にリハビリ室のエアロバイクに乗る

前方は全面ガラス張り
天気の良い日などは
開放的な気分となる

空港が近いこともあり
低空飛行に入っていく機影を
漕ぎながら眺めることができる

航空会社が増えたこともあり
多様なデザインを楽しむことができる

若干汗ばむ程度の10分ほどの間に
3~4機が行き過ぎるので
その模様を比較するにはよいのだが
数分に1機着陸するとなると
高度のマネージメントを要求される

何か起こったら
大混乱になると思うと
ちょっと不安にもなる

前に通り過ぎた飛行機は
もう滑走路からよけたかなぁ

ことば

2016-11-15 | 想い・雑感
この世界
この宇宙を理解しようとして

またそれを表現しようとして
人は多くの言葉を作り出してきた

様々な事象に区別をつけるために
言葉を用いて定義してきた

それは
言葉を使って表現できない何か
宇宙を貫いている大きな何かに触れ
また感じるために生み出してきたともいえる

言葉は文化であり
蓄積された思考方法

生まれてきた言葉たちを
気に入らないからといって削除したり
使用できなくするのではなく

その言葉の意味を持つ意味を
深く味わっていくことが大切だと思う

安易に言葉をやり玉に挙げることがあるが
そのとき問題なのは
その言葉自体というより
人の見方の方だと思う

大きく見える月

2016-11-15 | 想い・雑感
昨夜の帰途
小雨交じりの天候だったが
雲の切れ間から
満月を見ることができた

地球との距離が近く
いつもより大きく見えるということで
スーパームーンと言われているとのこと

そういわれると
確かに大きく見える気がするし
68年ぶりの超接近
などと言われると
なんだかありがたいような気もする

確かに有り難い状況なのだろうが
月はいつも月だし
その大きさは引力の影響で若干の違いは出ても
いつも同じと考えてよいだろう

ただ
今月今夜のこの月は
永遠にこの一度きり

常に一度きりの
有り難い月なのだ

見え方に振り回されず
真理を見つめ
淡々と
そして大切に
日々を生きたいものである

それにしても
月をじっと見つめていると
見つめているのか
見つめられているのかよくわからなくなる
不思議な感じを持つことがある


乱れ

2016-11-08 | 想い・雑感
線香の煙が
すうっと静かに
まっすぐ上がる

閉めた部屋で
エアコンも切っているので
空気の動きは体感できないが
立ち上る煙は
すぐに乱れて
散っていく

でも本当に乱れているのだろうか

私が勝手に
一筋の煙として見ているだけで
煙の粒子がたまたま多数集まり
まとまった煙として見えるだけ

当たり前のこととして
エントロピーが増大しただけ

形あるものと思っても
あるのかないのか
甚だ心もとない
勝手にあると認識しているだけのように思える

そうなら
はなから乱れなどないことになる

受け入れながら

2016-11-01 | 想い・雑感
加齢とともに 
体のあちこちに
ちょっと思い通りにならない部分が出てくる

その状態を嘆き敵対するよりも
ともに歩むという姿勢が必要な場合もある

ただし
医者から年のせい
の一言で片づけられた不具合も
東洋医学の目で見ると
なんとか良い方向に向けられることもある

運動や食事の養生とともに
漢方診療を組み合わせて
生きている間を
少しでも元気に過ごしたいし
過ごしてもらいたいと思う

もちろんここぞという時は
西洋医学の出番であるが
高齢になると攻撃的診療は
行い難くなる

人は必ず老いていくという道理をわきまえ
愚痴らず楽しく参りましょう