Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

借り物

2010-06-30 | 想い・雑感
少々ガタが出てきているが
さほどの問題もなく動いてくれる我が体
鏡に映る自分に
時折合掌して感謝する

自分の体といいつつも
まさにお借りしている体
という感覚が最近出てきた

両親に感謝
祖先に感謝
地球に感謝
宇宙に感謝

である

水の泡

2010-06-27 | 想い・雑感
高校時代に
方丈記を学んで以来
川面のうたかたを見れば
その泡自体の
誕生 動き 消滅 を見つめ
儚さに心が向いていたように思う

今朝
増水した
眼前の川を眺めた時
おそらくはじめて
うたかたを浮かべる水の流れのほうに注意が向いた

儚さを支える
滔々たる流れが
そこにはあった

この流れに目を向け
実感することができるようになれば
儚さの向こうに
永遠を想起できるようになるのだろうか

本降りですね

2010-06-26 | 想い・雑感
強弱があるものの
今日は本降り

降らない時間が少し続くかもしれない
と思うとそわそわして
バイク出動の機をうかがうのだが

さすがに今日は
あきらめた

本を読み

コーヒーを飲み

昼寝をし

カニチャーハンと
チヂミを作り

後は
飲んで寝ますかね

こんなにゆっくりした一日は
久しぶり

雑音

2010-06-26 | 想い・雑感
雑音というのは
あまり自分にとって意味のない音だが
時として気になりだすと
イライラしたり
眠れなくなったりということの
原因になる

自分に対する
他人の評価や噂というものは
どんなものであれ
自分自身とは別物

自分は自分なのだから
それらはいわば雑音

この雑音が気になりだすときというのは
迷っていたり
自信を失っていたり
という時で
心も不安定
気にしすぎると
さらに心が乱れて行く

受け入れるほうがよい忠告も中には混じっているだろうが
基本的には
気にしないほうが
生きやすいように思う

言い訳

2010-06-26 | 想い・雑感
言い訳をするな!

と子供を叱る人

自分のことになると
言い訳していると思います


ちょっとのミスでも
それ見たことかと
責め上げるメディア
責められる人の言い訳など聞く耳持たぬという姿勢

でも記事を書いている記者

取材ミス
原稿の遅れ
誤植
などなど
言い訳をしなければならない場面がたくさんあるでしょうに

言い訳しないのかなぁ

全部

2010-06-24 | 想い・雑感
ウィスキーの水割りをやりながら
ポロンとギターのコードを鳴らし
ぶつぶつと歌をうたう

20年 30年 時に40年前の歌

それほど昔の歌とも感じない不思議

生きてきたこれまで
全部ひっくるめて
今ここにいる

天気チェック

2010-06-24 | 想い・雑感
バイクのオイル交換は3000~4000Kmに一度
7月末でバイクにはまって2年
あと2000Km走れば3万Km走破

ちょいと狙ってみようと
昨日オイル交換をしてきたが
今週末は雨模様?

バイクに乗るようになって
お天気チェックは
完全に日課となりました

信を問う?

2010-06-24 | 想い・雑感
信を問う!

という表現は
メディアが好きなのか
政治家の好みなのかよくわからぬが

その問には
不信
という言葉が
浮かんでしまう

マニフェスト
という言葉を熱心に使い出した一人が
菅さんだったと記憶する

マニフェストが意味するところは
まさに信を問うということだと理解している

今朝の新聞を見る限り
民主党のマニフェストには
消費税率10%の文字は見えない

総理大臣の立場になって
公言しておきながら
支持率に影響すると見るや
マニフェストには載せずということか


日々の出来事に
何とかあわせて
帳尻を合わせようとしている
私が言う資格はないかもしれないが

小人革面という趣きの政治家ばかりなのだろうか

確かな判断のもと
豹変できる君子は
現れてくれないのだろうか


反対者が割りと多い子供手当て(私も反対!)
に関しては
マニフェストだからと
とこまでも固執する姿を見ると

マニフェスト自体
政治家の都合に合わせて使われるみたいで
マニフェストという言葉自体の
魅力も失われてしまった

人気店

2010-06-23 | 想い・雑感
大都会といわれる町には
多くの飲食店がある
ガイド本などをみると
人気店なるものや
人気のお土産などが
見きれないほど掲載されている

そんな中からなんとなく気になる店に
よってみることがあるが
多くはがっかりする

… わざわざ探してまで来る必要はなかった …

新鮮な食材を生かした
シンプルな味付けのお料理のほうが
味わい深く
おいしいと思うのだけど

食材の味を
覆い隠すような
あれやこれや

がっかりだなぁ

その街に住んでないから
良い店を見つけられないだけなんでしょうけどね

追加料金

2010-06-21 | 想い・雑感
胃や腸から流れ出た静脈血は
ほとんどが門脈に流れ込み
肝臓へ流入する

肝硬変の人は
肝臓が硬くなっている影響で
肝臓内の門脈の流れが悪くなり
血液が流れ込みにくくなるので
胃腸の静脈がうっ血して腫れてくる

さらには
食道や胃の粘膜下の静脈がはれ上がり
食道静脈瘤や胃静脈瘤が形成されることになる

ちょっと昔の人だが
水原弘も食道静脈瘤破裂による大出血のため
命を落としたと記憶している

肝硬変の人は
手術のときもかなり気を使う

胃腸の静脈がうっ血しているので
普段なら問題にならないような血管が少し切れるだけで
随分出血してしまうのだ
とくに腹腔鏡下手術のときは本当に気を使う

肝硬変の人と
高度肥満の人は
手術に対して別料金を頂きたいくらいです

手術の難易度が
かなり上がることが多いですからね

r-GTP

2010-06-18 | 想い・雑感
r-GTPの値が
軽~く300を超えていた時期がある
晩酌をするわけでもないから
お酒を飲まない日のほうが多かったのに
この値

おそらく
アルコールというより
脂肪肝だろうな
と思っていた
が気にしていなかった

3年前
ASTとALTの値まで
異常値を示し始めた

これはいかんと
減量(努力をしたわけではないのだが…)

昨年は
肝障害を示すデータはすべて正常

今年は
試しに
採血前日に
痛飲してみた

でも正常

やはり脂肪肝だったんだ

ちなみに
r-GTPの値が80とか90の患者さんに
これくらい大丈夫
と言う私のような医者には
かからないほうがよい

2010-06-17 | 想い・雑感
蒸し ムシ むし
半分ぬるま湯の中に
居るようだ

太古に海から這い出して
陸上生物が誕生したらしいが

私たちは
体内に海を育むと共に

実は
水をたらふく含んだ
大気という海に
包まれてもいるのでしょうね

心がわり

2010-06-16 | 想い・雑感
提示された治療方法を受け入れるかどうか
という選択問題は
正誤問題ではないから
人により選択は異なる

手術という治療
抗がん剤治療
点滴による水分や栄養の補給
鎮痛剤や睡眠導入剤
精神科受診
・・・

医療の現場は
選択肢の山である

その上
患者さん自身にも
選択決定に影響を及ぼす状況というのが多く存在する

患者と医師は
お互いに話すことを通じて
一つの選択に至る

人生の選択ともいえる

時には
決定後に
別の選択肢を選ぶ患者さんもいる
それは患者さん自身の状況が変わったからであろう
そのときは
何が選択肢を変える要因となったかをよく聞き
より良い道を探っていくことになる

患者さんの翻意を非難しても意味がないのである
恋人の心がわりを非難しても仕方がないように

どこまでやるか

2010-06-15 | 想い・雑感
胸にしこりがあるとのことで紹介されてきた
施設入所中の80代後半の女性患者さんについて
術前カンファレンスで提示された

その年まで
ほとんど医療機関にかかっていないとのことですから
むかーし むかしなら
しこりを持ったまま長寿を全うされたのでしょうが
まあしこりだけでも取りましょうということになりました

手術をするとなると
全身麻酔をかけても大丈夫かということで
術前検査をおこないます

そこでわかったことは
上は220 下は130を越えるような
とんでもない高血圧と
これまた大そうな高コレステロール血症

なにも治療しなくても
長生きする人は
びっくりするような状態でも
長生きできるものなんですね

統計的データから
血圧や血糖などのコントロールが
より厳密な方向へ進む傾向のあるなか
目の前の患者さんに対して
厳密なコントロールを進めていくことが
本当に必要なものかどうか
なにやら難しい話のように思えてきました

ある一人の人で
治療をした場合としない場合を
比較することはできませんからね

などと
素人のような感想を持ってしまうほど
元気な高血圧おばあちゃんにびっくりしたしだいです

ただし当然
手術をするとなると
極端の高血圧などは危険ですから
ある程度内科でコントロールしていただいた上で
手術を行いますし

長生きできる可能性を高くしたり
突然死の危険性を下げたりしたいのであれば
きちっとコントロールしたほうが良いと思います