Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

2014-01-29 | 漢字と医
「ナ」と「又」の二つを組み合わせて
友という字になるそうです
この二つはいずれも手を表しており
友というのは手と手を合わせているのですね

医療分野では
チーム医療がキーワードの一つ
患者さんを中心に
関係者がチームを組んでいこう
ということです

ひとりで分かること できること
には限界があります
皆が手と手を取り合って進もう
という考えですね

ただ
手をつなぐ相手を選ぶ必要がある
というのは
日常と同じかもしれません

2014-01-25 | 漢字と医
衛という字の左右に分かれた「行」
これは十字路を現わしているとのこと

真ん中にある「韋」
その真ん中にある口は
壁に囲まれた都市を現わし
口の上下にあるのは
向きの違う足を現わしており
「韋」で都市を巡回する
というような意味になるそうです

行と韋を合わせて
都市を巡回し守ることを現わすようになり
守ること全般を現わすようになったとのこと

「衛生」という熟語は
生を守り 健康を増進する
ということになるわけなんですね
以前は感染症で亡くなる人が
とても多かったから
清潔という意味合いを含んでいるのでしょうね

2014-01-22 | 漢字と医
 「骨」は、上半身の骨の形状を表した(冎)上半分に、体を現すにく月がついたもの。上半身の骨と限定せずに、骨全体を現しているそうです。にく月があるからと言って、骨に肉が残っているような状態をイメージする必要はないでしょうね。それだとスペアリブのイメージになってしまいますから。

 ただ、骨混じりの肉を表す、との解釈もあるようですから、よくはわかりません。

 いずれにしろ、私たち皆、人生をコツコツと生きて、最期は骨になるわけですね。

2014-01-21 | 漢字と医
 胃という漢字は、「田」と「月」を合わせた形になっていますが、たんぼやおつきさまとは関係ないようです。

 たんぼの田は、区画に区切られたたんぼのかたちからできてきたようですが、胃のほうは袋の中にものが入っているような形から変化したものだそうです。

 お月さんのほうは、三日月の形からできたものですが、胃の下にあるのはにくづきでお肉の形から変化してできたもののようです。

 食べ物が詰まった袋に肉(体、五臓)を示す月がついて、胃を表している訳ですね。

 胃という字にもともと袋を表す部分があるのなら、胃袋というのは表現が重なってしまっているのかもしれません。それよりも、袋の中にいっぱい物が詰まっている状態になるほど食べるのは、体の調子を壊すもと。くれぐれも、食べすぎには注意してください。

2014-01-20 | 漢字と医
 『気』という概念は、明確にイメージすることはできませんが、東洋において大切な考えだと思います。おそらく、この気にあたるものを明確化できれば、物質の集まりに生命を吹き込んでいるものがなにかが分かるのかもしれません。

 漢方では、この気を先天の気と後天の気に分けています。先天の気は、生まれながらに備わっている生命力。後天の気は、食べ物や呼吸から取り入れ、生命を維持するために補われるもの。

 「気」の 旧字 は 「氣」。「气」と「米」を合わせた形ですね。

 「气」は雲の流れる形を表しているそうで、生命の源と考えられていたようです。

 また「米」はそのままお米なのでしょうが、穀類全般を著しているのかもしれません。

 穀類のもつエネルギーが「气」を養うと考えれば、气は先天の気、米は後天の気を表しているとも考えられるのかもしれません。ただ後天の気とされる呼吸は气の方のように思えます。

 体調を崩して、食欲が全くなかった状態から少し食べられるようになり、お粥などを一口食べると、ぐんと元気が出るように感じることがあります。そのぬくもりが、五臓六腑に染み渡るような感じは、お酒だけとはかぎりませんね。

 私たちの生命力を維持していくために必要な食べ物。しかし過ぎたるは及ばざるが如し。食べ過ぎてかえって身体を損なうようなことがないように注意したいですね。そして本来備わっている先天の気をより長く健やかに保ちたいものです。