Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

カビキラー ガス?

2010-08-31 | 想い・雑感
風呂の黴取りをするとき
窓を開け
洗面器 シャンプー その他を風呂の外に出し
換気扇を強にして
壁などにカビキラーを吹きかけ直ちに退散
10分後位に戻り
水を十分掛けて終了
というのが普段のやり方なのだが

壁面全体に黴取り剤をかけようとすると
随分一生懸命吹きかけないといけないし
薬剤自体の使用量もかなり多くなる

そこで今回は
少量吹きかけては
スポンジでこすりながら塗り拡げる
というやり方を採用
普段よりかなり少ない薬液使用量で終了できた

ところが
洗っているときは何とも思わなかったのだが
終了後に
全身倦怠感と
胸やけ
それに頭重感に襲われ
その日半日は
横になっていた

恐らく塩素吸入によるものと思われるが
ガス中毒というのは
気がついたときには
かなり危ない状況になっているものなのだろうと
実感することができた

あ~あ
きつかった

進退窮まる

2010-08-30 | 想い・雑感
どのようなことでも
進退を決するのが難しいときというのはある
手術でもそうである

たとえば切除が可能か否か
操作を安全に続けることができるかどうか
あと一歩を進めることにより大出血をきたすのではないか
無理に取ろうとすれば引き返せない事態になるのではないか

などと迷うことがある

手術の時は
多くの場合
術者と
助手二人の
三人で行っているので

迷った時など
進むべきか否かを
問いかけることがある

面白いのは
三人とも無理ということが少ないことと
手術の進展によって判断が変わってくることが多い
ということである

三人そろって無理と判断した時は
まず無理である
ひとの命をかける無理などしてはならない

しかし
一人でもいけると考えたときには
たいてい何とかなるものである

まあ最終的に
進退を決するのは
術者(指導医)であるのだが

絶滅危惧ふた

2010-08-30 | 想い・雑感
小学校低学年の頃は
給食に脱脂粉乳がついていた

こんなことを言うと
同年代の人間から
変わった奴といわれるのだが
私は割りと好んで飲んでいた

そのうち牛乳の時代になった
テトラパックに入っているものもあったが
基本はビン牛乳

紙蓋を指で開けるのには
時に技術と根気が必要になったのだが
うまくいかないと
蓋ごと中に押し込む輩も居て
そんなときには回りに牛乳が飛び散ったりしていた

紙蓋用の栓抜きなども存在したが
これも下手すると蓋ごと押し込む結果に

この紙蓋に取りやすくするためのノッチが付いたものを見たときは
子供心に
えらい!!
と感心したものだった

そんな紙蓋も
ポリキャップに切り替えられ
今では絶滅危惧状況だそうで
こんなところにも
時代の流れを感じますね

親?

2010-08-27 | 想い・雑感
自分が遺伝子を受け継いでいると思っていた親が
実は違っていた
という状況になったとき
自身のアイデンティティーを
根幹から揺さぶられるのだろうと想像する

同様に
母親だと思っていたヒトが
実は見知らぬ他人から卵子を提供されたのだと知ったとき
というのもかなり動揺するのではないだろうか
遺伝子を受け継ぐという意味での実の母親を
一生知る術もないというのは
精神をかなり不安定にするのではないだろうか

生殖医療の進歩の真っ只中に放り込まれたヒトは
その状況に無事対応していくことができるのだろうか

爪下の色素沈着

2010-08-27 | 想い・雑感
1~2年前から指の爪に茶色い筋が入っていて
それが少しずつ濃くなるような気がする

と入院中の患者さん

黒いというより薄茶色
念のために皮膚科に相談したところ

悪性黒色腫の可能性大との診断

爪下にできる悪性黒色腫は
縦じま状に茶色の線が入るようなことも多いそうで

それが次第に濃くなったり
爪の部分より外側に染み出てくるようなら
要注意だそうです

江戸時代生まれ

2010-08-26 | 想い・雑感
医者になった頃は
明治生まれの患者さんもちらほら見かけたが
最近では昭和一桁の方も少なくなり
大正生まれの方は珍しくなってしまった

最近
戸籍上死亡となっていない方のニュースをよく聞く
なんと1820年代生まれの方の戸籍も
抹消されていなかったりしているらしい

しかしこのニュースを聞いていると
江戸時代は
それほど昔のことではなく
確かに今とつながっているのだと実感する

そして
人間の寿命なんて
本当に短く儚いものだと思い知らされる


花火

2010-08-23 | 想い・雑感
規模の大きな花火大会
花火が開くのと
耳に届く爆発音との間に
数秒の差しかないくらい近づくと
大輪の花火と
体を震わす振動の迫力に
感嘆の声を上げる
すばらしい

地域の小さな夏祭り
その小規模な花火大会
目の前の河川敷から
座っている自分の真上に上がるように見える花火
ドスンと来るような迫力はないが
親近感が持てて味わいがある

子供の頃
バケツに水を張り
家の前で親と一緒にした花火
打ち上げ花火が主体ではなく
自分で火をつけ
自分の手で持って火花を散らしたり
自分の足元で踊ったりする花火が主役
そして何よりも締めは
線香花火
もっとやりたいと思う子供心を
ゆっくりと落ち着かせてくれる
最後の小さな火の玉がぽとりと落ち
訪れた暗さと静寂のなかで
後片付け
こんな花火(大会)も大好きだった

風物詩と呼べるようなものが
少なくなってきたと感じる昨今だが
花火はやはり
夏の風物詩

卵とサルモネラ菌

2010-08-23 | 想い・雑感
米国で
サルモネラ菌に汚染された恐れがある
卵3億8000万個が回収される
というニュースを聞いて

以前アメリカ留学に向かう際
知人から受けた注意の一つとして
生卵を食べるな
というのがあったのを思い出した

卵かけご飯が好きなわたしとしては
少しショックだった

調べてみると
卵の殻にサルモネラ菌が付着している可能性があるとのこと
よく洗えば大丈夫なのだろうが
結局2年間の留学中
一度も卵かけご飯は食べなかった

日本では
どれくらい生卵によるサルモネラ感染症が起きているのか知らないが
どうしても卵かけご飯が食べたくなったら
よく殻を洗ってから割るようにしている

でも洗ったくらいで効果があるのかなぁ

日本人はどんどん不健康になっている?

2010-08-23 | 想い・雑感
「異常なし」さらに減少 昨年の人間ドック受診者
2010年8月20日 提供:共同通信社

 日本人間ドック学会(奈良昌治(なら・まさはる)理事長)は19日、2009年に人間ドックを受診した全国の約300万人の成績を集計し「異常なし」とされた人の割合が、初めて10%を割り込んだ前年をさらに0・1ポイント下回る9・5%だったと発表した。集計を始めた1984年の29・8%から年々減少し、過去最低となった。
 同学会の笹森典雄(ささもり・のりお)名誉顧問は「職場や家庭など社会環境が変化し、ストレスが肥満を含めた生活習慣病の原因になっている。環境にどう適応するかアドバイスすることが重要だ」と話している。
 地域別で異常なしが最も多かったのは中四国の13・7%。最も少なかったのは九州・沖縄の5・4%だった。異常があった検査項目の最多は高コレステロールの26・5%で、肥満の26・3%、肝機能異常の25・8%が続いた。
 人間ドックで発見されたがんの中で最も多かったのは胃がんで、見つかったがん全体の28・1%。胃がんは85年には全体の約6割を占めていたが、年々割合が減少している。一方、胃・大腸・肺以外のがんの割合が増え、女性では乳がんがトップで40・7%、男性は前立腺がんが胃がんに次いで13・8%を占めた。

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 少し脅しのように感じる報道です。人間ドックを受けた人の中で、異常なしとされたヒトが1割にも満たないという報道です。そこまで、日本人は不健康になったのかと愕然としてしまいそうですが、それほど慌てる必要はないように感じます。この報道で主に気になる問題点は三つ。ただ、生活習慣病に対する対応の重要性は、大いに喚起して頂きたいとは思います。

1:学会が提唱する正常値の変更に言及していない。

 この5年くらいの間に、血圧やコレステロール値など、正常値とされる値が随分厳しくなっています。これをそのまま適応すれば、異常値を示すヒトの割合が増えるのは当然です。ニュースのデータから醸し出される、日本人が不健康化しているとの香りは、大いに疑問です。

 例えば、総コレステロール。以前、高コレステロール血症とされていたのは、260gm/dl以上。それが、240mg/dl以上となり、今では220mg/dl以上という風に、随分厳しくなっています。血圧その他でも、判定基準が厳しくなっているものはあります。それらを考慮に入れず、正常、異常の割合のみを報道するのは、片手落ち。報告の読み込みが足りないように思います。

2:比較する検査項目を同一にしているか否かがはっきりしない。

 人間ドックと一言で言っても、ドック毎に検査内容に違いがあるはず。経時的な視点から、異常なしの割合を述べるのであれば、同一検査において比較しなければならないはず。その点にも言及はないようです。

3:人間ドックを受けるヒト(母集団)の特徴に変化がないのかどうかわからない。

 1984年頃と今では、人間ドックを受ける人の年齢層なども変化している可能性があります。そこに変化がないか否かの検証がされなければ、比較の意義は薄れる可能性があると思います。

塀の中から

2010-08-20 | 想い・雑感
囚人の高齢化が問題になっているとの報道を見た
認知症その他の病により
介護が必要な囚人も少なくないそうで
刑務所職員が
身の回りの世話をしなければならないらしい

そんなものなのか
と思っていると
手術が必要な囚人が
当院に運ばれてきた
統合失調症により
既に人格は荒廃し
意志の疎通が難しい状況となった高齢者だった

こういう人まで刑務所に収容しておかなければならないのでは
本来の刑務所の業務遂行が難しくなるかも知れないと確かに思う


通り雨

2010-08-18 | 想い・雑感
帰宅時にバイクに跨ろうとすると
シートが少し濡れている
見まわすと
道の窪みに僅かな水が

どうも通り雨があったらしい
夕方ではなく
午後の早い時期に降ったようなので
夕立とは言わないのでしょうね
にわか雨と呼ぶなら間違いではないのでしょうか

どちらにしろ
突然地上に現れた水は
夏の太陽に急かされ
足早に立ち去り姿を消す
消えたわけではなく
地球界隈を巡っているだけなのでしょうが
瞬時たりとも
じっとしていない

昔から
水の変化や流れを見て
時の移ろいを連想する所以でしょう


通り雨とは関係ないが
ふと浮かんだ言葉が 
遣らずの雨

あ~あ
一度くらい
窓辺で空を見ながら
「遣らずの雨だな…」
などと言ってみたかった
と妄想しながら
家路についた

丸刈りーた

2010-08-13 | 想い・雑感
丸刈り事件から一月ちょっと
この年齢でも髪は伸びるもので
3cm近くの長さになってきた

癖毛ははっきりしないが
髪の毛も2cmを越えると寝癖がつくのを発見
自分からは見えないので気にならないが
時に指摘されるようになってきた

しかしこの夏
頭が実に快適である
中身はいざ知らず 外側はね

キャベツの千切り

2010-08-12 | 想い・雑感
舌触りなどの食感が
味に大きく影響することをはじめて知ったのは
恐らくキャベツの千切りを通してだと思う

母親の出してくれていたものは
何となく甘みがあり
口の中で柔らかく広がっており
ドレッシングやマヨネーズともよく絡まり
実においしかった

学生時代
そのイメージのまま
自分で千切り
 (今にして思えば百切りが十切りか…)
をして食してみた

ざらざら がりがり で苦い

そう
千切りのあの細さが味の命だったのだ

今はよく砥いだ包丁を使い
なるべく細く千切りをするので
食べられる状態に近づいてきたが
まだまだ口中でふんわりという状態からは遠い

呼応

2010-08-11 | 想い・雑感
呼びかけても 応答がなければ 悲しい
また呼びかける 返事がない 怒りたい気持ちも出てくる
さらに呼びかける やはり反応がない 
繰り返すと 疲れ もう諦めてしまう

幼子を放置し 死に至らしめた事件が報じられている

幼児らは何度母親を呼んだのだろう
何度呼んでも返事がない

でも子供が違うのは
どこまでも母親を信じるというところ
返事がなくても信じ続ける

体中の力が抜けていき
意識が薄れていくなかでも
母を追い求めていたのだろう

しかし最後まで返事はなかった

なんとも言い難い

母親も
応えてくれる誰かを求め
外に向かって呼びかけていたのかもしれないが
わが子の呼びかけに応えることはなかった


呼びかけに対して
応える
呼応することによって
人の関係は成り立つ

俺は
呼びかけに
応えているだろうか

トムヤムクン キット

2010-08-11 | 想い・雑感
小学生の頃は
真空管がまだ幅をきかせており
ラジオを組み立てるときには
必用な真空管その他を調達してくる必要があった
しかしすぐにトランジスタが席巻することとなる

そのころから
ラジオを組み立てるために必要な物がセットになっている
組み立てキットなるものを
よく見かけるようになってきた
さまざまな部品を買い集める手間がかからず
なかなか便利なものであった

こんなことを思い出したのは
トムヤムクンを作ったから

トムヤムクンを作るための
ペーストにスープの素 それに何種類かの香辛料にナンプラーがセットになっているのだ
これにエビとキノコを買い足せばOK
まさに料理キットである

そしてまた
そこそこ旨い!

南国タイのスープで
代謝アップ
暑さを
吹き飛ばそう