Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

邂逅&別離

2012-03-31 | 想い・雑感
明日から4月
このひと月は
送別会で随分お酒が過ぎた
少し休憩

でもこれからは
花見に 歓迎会 
なかなかセーブするのが難しい


この季節
別れの後は 出会い

毎年の繰り返し
一人一人は違うけどね

ただ
日々 仕事でかかわる人
   雑談を交わす人
   一緒に飲む人
   患者さんとそのご家族
   facebookでの情報交換
   お店の人
   ……… などなど

出会いと別れを繰り返しているんだよね
年度かわりだけでなく
日々繰り返しているんだよね

そしていつか 繰り返せなくなる
必ずその日がやってくる

大切な 今日 一日だね

ゆっくり

2012-03-28 | 想い・雑感
中学生のとき
国語の授業で
教科書をなるべくゆっくり音読する
ということをやった記憶がある

自分がゆっくり読んでいると
間が抜けているような気がして
思わず笑ってしまうのだが

人が読んでいるのを聞くと
それほどゆっくり読んでいないことがわかった

日常の動作として
歩くことを考えても
ゆっくり歩くのにも限度があるのがわかる

若い人の手術を見ていると
少しでも早くやろうとしているのはわかるが
かえって動きがギクシャクして危なっかしい
ゆっくり動かすんだと思ってやったほうが
スムーズで安全な手術ができるように思う
ゆっくりやるにも限度があるのだから

それに 手術時間の短縮は
動きの速さの追求というより
無駄な操作の排除のほうが重要 なのですから

ゆっくり 穏やかで 滑らかな 動きのほうが
見ていて安心できるし 優雅である
そして結局速い

芯まで冷える

2012-03-25 | 想い・雑感
今年初の300Km越えツーリングに
7台ほどで行ってきた
本日の旗振り役は
バイク命 という輩
気温が低いという予報だから
高原へ行くのは諦めるかと思いきや
しっかり連れて行かれた

重ね着を十分して行ったつもりだが
徐々に 確実に 体温は奪われる
午後に入りさらに気温は下がる

ツーリングの終わりころには
皮膚の冷たさではなく
寒邪が皮膚を通り抜け
どんどん体の中心までしみこんでくる感じ
身体を少しくらい動かしても
冷えはよくならない

家に帰り
食事をしても
まだ寒気がして収まらない
風呂に入り
しば~らく湯に沈んだり 出たり 沈んだり 出たり …
ようやく一心地

芯まで冷えるというのを
実感できた一日でした ヤレヤレ

できることを

2012-03-23 | 想い・雑感
川に何かを落として
拾おうとするがあと少しのところで届かず
流れに乗っていってしまうか水没してしまう
そんな状況に持つ感覚といえばよいのだろうか

抗がん剤治療が有効な癌種でも
効かない場合が少なからずある
一瞬手応えがあっても
一転進行してしまう
治療薬の種類や組み合わせを変えても
効かない

どうしようもなく
見送ることになる
虚脱感を感じてしまう
無念さを感じてしまう
そう手が届かなかったのだ

ただしがんをやっつけるという意味で
できることが無くなるわけであり

すぐになにかできることが無くなるという意味ではない

様々な苦痛を取り除く手段がある場合が多いのである
とにかく少しでも楽な状態を目指す 立派な医療である
そうがっかりしている閑はない

癌が見つかってから

2012-03-22 | 想い・雑感
メディアで癌の闘病記などを見て
自分が癌になったら…
自分は癌でないか…
と必要以上に妄想を働かせる人がいる

おおざっぱに言って
日本人の半分がいずれ癌になり
三分の一の人は癌で死ぬといわれているから
かなりの確率で癌とともに生きる時間が生じることになる

でも逆に三分の二の人は
癌以外の出来事で死ぬ

とすると無暗に癌の事ばかり恐れるのは
人生という限られた時間を無駄にしているとも言える

まあ以上の不安や悩みは
癌になっていない人がもつ悩みなのですが…

私としては
日本人としてなる確率の高そうな癌については
検診を受けることとし
癌になってどうするかは
実際に癌になったときに考えることにしたいと思っている
何癌になるかによって大きく方針は変わるだろうし
見つかったときの進行度によってもやり方は変わる

とりあえず今のところ癌は見つかっていないので
他に考えなければならない様々な事に時間を使いたい
と思っている

心身一如

2012-03-20 | 想い・雑感
体の不調はこころに響き

こころの不調は体に堪える

こころの不調自体を改善する術はしらない

せめて体の調子をほんの少しでも整えて
こころも上向きになるお手伝いをしたい

なんて思いながら薬その他の手段を考えたりするのだけど
難しいことも多いね

再発

2012-03-19 | 想い・雑感
術前検査や手術中の所見から見て
頑張って切除すれば
何とか根治に持って行けるかもしれないと判断すれば
全力で切除する
術後の経過もいい
病理の結果でもリンパ節転移は認めない

治るかも…

本人も
家族も
そして術者も
期待を持って経過を見る
念のために術後補助化学療法を行う

でも
腹膜播種 肝転移 肺転移 などなど
で再発してくる人も少なからずいる

本人は当然
周りのかかわった人すべてが
落胆する

それでも
気を取り直して
今できる一歩

踏み出すしかない

今をしっかり見つめたうえで
前を向いて
歩き始めよう

時は流れている

2012-03-18 | 想い・雑感
家の門を入ると
良い香りがする
おや?と見回すと
沈丁花が花をつけている



まだ寒いなぁ
と思っていたが
確実に春

改めて庭に目をやると
梅の花も開いてきている



狭い庭なのに
気づかない精神のありようだったのかと
反省

きっと来る

2012-03-16 | 想い・雑感
心筋梗塞 脳梗塞 脳出血 事故
などで 突然命を落とすことになる場合を除いたら
ほとんどの人は
次第に体力が落ち
死期の近いことを感じる時が来る

その時
何とかしようとあがいてもよいだろうし
とっとと諦めても良いだろうし
流れに身を任せてもよいだろう

でも何らかの覚悟は必要なんだろう

そしてそれは
個々人の問題だろう

その時は
きっと来る

年齢

2012-03-14 | 想い・雑感
80代になると全然体の具合が違いますねぇ
70代になったころこりゃきついなぁと思ったけど
何とかのりこたけどねぇ
60代はなんと言うことなかったなぁ

胃全摘をして
もう5年以上経過するNさん
一人で外来に来られ
全く認知症の気配を感じない

しかし
体の衰えというのは
本人で無ければわからない
体の奥底から感じる実感があるのでしょうね


営業部長の猫

2012-03-11 | 想い・雑感
先日行った焼肉屋さん

黒猫が悠然と歩いている
これが人懐っこく
寄ってくる

完全に
営業している

「猫嫌いのお客さんが きゃー なんて言うと
他にも店はありますからと言って
帰ってもらうのよ」

とは女主人

それで店が成り立つとは
猫嫌いでない人が
少なからずいるということですね

最近ネコカフェ(行ったことはない)というのをよく耳にするが
ネコが客のご機嫌伺いに来る焼肉屋さんは
なんと呼べばよいのでしょう

ネムル(ナムル)
ネコンバ(ビビンバ)
ネコモン(ホルモン)
ネコ肉屋(ありえん…) ネコ焼肉(ありえん ありえん…)
ネコの気持ち(キムチ)
ネコタン(猫のタン?)

う~~~ん
思いつかない

まあ
単に
ネコのいる
焼肉屋 ということです