Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

世界禁煙デー

2012-05-30 | 想い・雑感
明日5月31日は
世界禁煙デー
WHOが世界に呼びかけるイベントで
今年で25回目だそうですが
これまでのところ
あまり日本のメディアには取り上げられていない印象

なにせ今年の標語は
「たばこ産業の干渉を阻止しよう」

東電の財力にひれ伏し
今一舌鋒鋭く突っ込む巨大メディアが無いのを見ていると
JTの力にも
あまり強く切り込めないかもしれません

明日からの一週間は
禁煙週間

WHOの今年の標語に迫るようなレポートを
メディアは見せてくれるでしょうか

個人の自由ですが…

2012-05-28 | 想い・雑感
大腸がんの手術をうけたAさん
摘出標本の病理検査の結果
周囲のリンパ節にも転移が少しあったので
検査で引っかからない転移巣が隠れている可能性がある

そこでガイドラインにそって
術後に半年ほど抗がん剤治療を受けることをお勧めしたが
受けたくない
とのことで定期検査をしていくことになった

このAさん
通院間隔を少しでも伸ばそうとする
でも進行度から考えてそんなに間隔をあけるわけにいかない
3か月に一度と言えば
一年にならないかという

繰り返し
短期間での通院を説得したが
首肯しない

仕方なく6か月後とした

その6か月度
腫瘍マーカーが上昇傾向を示した
くすぶっていた転移が顔を出してきた可能性が高いので
直ちに検査をすることを勧めたが

受けないという

治療開始が遅れるほど治療が難しくなることを説明して
そこは本人も理解しているのだが
CTなどの検査は一年後でいいという

癌が広がりつつある可能性があるのを放っておくというのは
私が受け入れられないので
不本意ながら 一年後ならもう診ないと少し強く言った

すると6か月後と言い張る
こちらとすれば直ちに検査をしたい
少なくとも1~2か月のうちには詳しく診たい
しかし3か月すら受け入れてもらえない
仕方なくまた6か月後

まあ
散々説明したうえでの本人の決定なので
こちらが押さえつけてまで検査を進めるわけにもいかず
半年後に採血をして
さらにマーカーが上昇傾向なら
必ず更なる検査を受けることを確約したうえで
今後の診療も続けることとした

詳しい検査を希望しないのに
何のために定期的に来られるのかわからない
もう少し付き合って
どのような考え方なのか
探ってみたい

それにしても
もう診ないと言った時に
もう来ないと言われなくてよかった
それは私の望むところではない

早出 早着

2012-05-27 | 想い・雑感
バイクのシーズンになった
走っていると多くのバイクとすれ違う
寒くもなく 暑くもなく
気持ちよく走ることができる

走ろう と思う休日は
朝早くにスタートする

まだ完全には目覚めぬ街は
車も少ない

渋滞する国道も
早朝なら快適にすり抜けられる

そして昼ごろには帰路につく

早出 早着

山登りみたいですね

習慣

2012-05-26 | 想い・雑感
ここ数年
晩酌の習慣がついていた
なんとなくビールを飲んだり
日本酒呑んだり 
焼酎飲んだり
ワイン飲んだり
ウィスキー飲んだり………

で そのまま眠ってしまったり
なんてこともあった

少し呑み過ぎかなぁ とおもいつつ
なんとなく続いた

先日
誰にも実害はないのだが
お酒を飲んでちょいと失敗をした

お酒で失敗するようだと
アル中街道だなぁ とおもい
晩酌をやめた

辛いかなぁ と思ったけど
呑まなければその分
しらふの時間が長いわけで
そのほうが結局ありがたい

習慣を見直し
ちょっと変えてみる

日常の風景も
少し変わる

仕事

2012-05-26 | 想い・雑感
子連れでお見舞いに来ていたお父さん

子供が病室で騒いでいても気にしない
見かねた同室の人が
休みたいので静かにさせるよう注意したところ
怒りだした  らしい

そして
「子供は騒ぐのが仕事です」
とすべての病室に張り紙をしろ
と執拗に看護師に迫ったらしい

思考回路が理解できない

こういう人は
業務妨害とかで
捕まえることはできないのだろうか


ところで張り出せといった言葉のうちで
「仕事」という言葉を
どういう意味で使っているのだろうか

①すること
②すべきこと
③職業(対価をもらえる)

病室で騒ぐことは
別に②すべきことでも ③お金をもらえることでもないので
単にすることという意味で使われていると思われるが

なんにしろ
病室がその子供の仕事場でないことは確かだろうに

認識

2012-05-25 | 想い・雑感
術後数日から1週間目くらいまで
患者さんの中には
認識力が落ち
狂暴になったり 
変なものが見えたり
いろいろな管を抜いたりという
術後譫妄という状態になる人がいる

そういう時
その人にとり外界はどのように見えているのだろうか

入院して手術を受けるという精神的ストレス
麻酔に使用する様々な薬
絶食という負担
傷の痛み
などなど
いつもと違う状況のオンパレードなのだから
精神がすこし変調をきたしても不思議はないのだが

恐らく脳のちょっとした活動の変化が
別人と思われるほどの変化をきたしているのであろう様を見ると
人の認識能力というのも脆弱だなぁと思う

それからすると
普段自分が認識していると思っている世界も
はたしてきちっと認識しているのかどうか
自信が揺らいでくる

結局自分が見たいように外界を認識し
それが真実と勘違いし続けて生きているような
そんな気がしてくる

それなら
感知した内容に
一喜一憂するのも
実に馬鹿げたことなのではないだろうか

などと思うのだが
今日も外界からの刺激に
振り回されて一日を終えたようだ

のんびりキコキコ

2012-05-24 | 想い・雑感
ヘルメットをかぶり
カラフルな服を身につけ
高そうな自転車にうち跨り
かなりの勢いで走り抜ける人が
随分増えた

どうも通勤に自転車を利用しているようだが
時には競争しているように見える人々もいる

こういう人は
自転車の大会とかに出る人なんでしょうね

最近私も時折自転車通勤を復活させているが
勢いよくこぐなんてことは一切考えない
職場に着いたときに汗なんかかいていない状態でいたいし
鍛えてない体に無理は禁物と考えているから

なるべく漕がずに慣性で進むようにし
時には高校生のママチャリに軽く追い抜かれ
前方の信号に注意して無駄な加速はしないようにしている
実にエコな運転である
人にぶつかりそうになることもない
実に安全な乗り方である

そんな自転車の漕ぎ方でも
片道30分を続けていると
だんだん体力がついてくるようだから
のんべんだらり自転車通勤も捨てたものではない

のらちゃん

2012-05-23 | 想い・雑感
山間の貯水池沿い道路にある
小さな駐車場
通り過ぎようとするとネコの影

一匹のお母さんと3匹の子供かな
ノラ猫なのにあまり怖がらず
近づいても逃げ出さない

周りを見ると
誰が持ってきたのか
小さな犬小屋が置いてあったり
傘が立てかけてあったりと
時に気にかけてあげる人がいるようだ

まあこれも何かの縁と
餌をあげると
すごい勢いで食べだした
脇目もふらず


つかの間

2012-05-16 | 想い・雑感
束の間 の 束は
指の横幅4本分の長さ位をさすという
つまり一握り位

束の間の人生と言えば
一握り程度の時間しかない
人生があっという間に過ぎゆくことをさすことになる

人間の時間という物差しで測れば
人毎に人生の長短はあるだろうが
誰にとっても過ぎた時間は束の間
微笑みながら 笑いながら 生きていきたいものだ

昔 といっても私にはそんなに昔とは感じないが
サチコ という歌がはやったことがある

「♪~幸せを数えたら 片手にさえ余る
 不幸せ数えたら 両手でも足りない~♪」

気持ちはわかるが
数え方によって
人の幸福感は大きく変わるのだろうなと思う
「サチコ」さんも数え方 数えるもの を変えたなら
人生が違って見えたのではないかと思う

どうせ数えるなら
 幸せを
  充足を
   感謝できることを
 数えていきたい

反攻

2012-05-14 | 想い・雑感
末期と言われる状態で紹介されてきた方でも
抗癌剤治療の導入で
体調がみるみるよくなっていくことがある

でも多くの場合それも長くは続かない

こちらからの攻撃で
じわじわと後退していく癌たちも
反攻の機会を窺っている
そして力を蓄えている

あるとき驚く勢いで
癌細胞たちは体に襲い掛かる
もうその勢いを止めることは叶わない

せめて
苦痛を少しでも取り除きたい
それが私たちにできること
でもそのことを蔑ろにしてはいけない

丁寧

2012-05-13 | 想い・雑感
何か行うときは
丁寧に行う
一つのことをきちっと終わらせてから
次の事に移る
ということが大切

でも
何かをやりながら
もう次のことを考えていることが多い

すると
一つの動作が完結する前に
次の動作に移ってしまい
かえってことが進まないことや不具合を生じたりすることがある

手術動作 操作 も同じ

一つ一つを確実に 焦らずに

自転車

2012-05-12 | 想い・雑感
昨日 今日 と
久しぶりに 自転車通勤

足に負荷がほとんどかからない程度に
ゆっくり走ってくると
疲れることなく 
心も 体も 心地よい

ヘルメットをしていないので
小鳥のさえずりや
微風のささやき(そんなタイトルの歌がありました・・・)
もしっかり耳に届く

ちょっと時間はかかりますけどね

もともと曖昧

2012-05-11 | 想い・雑感
終末期を迎えた患者さんの
心の問題に向き合うとき
精神科医の力が必要なこともあるけど

普通に精神疾患に対する態度とは違う
もっともっと寄り添う
という姿勢が 
重要なことが少なくない

と感じる

人間の考えや感情は
もともと曖昧なものだと思うが
様々な思いが交錯する終末期は
なおさら発言に一貫性が無くなり
感情の変動も激しくなる可能性が高い

薬でコントロールが必要な場合もあるだろうが
薬などではなく
触れ合いが
必要になる場合が多いように思う