ここでは日月、猿、鶏、蛇、邪鬼等を配し四臂以上の人型立像で庚申塔と判断したものを青面金剛像と記しています。
なかには正式には庚申様と呼ばれる青面金剛でないものも混じっている可能性もあります。
そこはひとつご愛嬌ということで勘弁頂きたいと思います。
【№28 群馬県五料の茶屋本陣 青面金剛の掛け軸】
ようやく実物を見ることが出来た^^ 一面六手の青面金剛の掛け軸であります。
髑髏を頂き・・・きっと髪に飾られた白いハート型の顔に見えなくもないのがそうなのだろう。
肌の色は青色・・・拙が想像していた青は、お召し物の色で、肌は深緑色と感じたが、こっちの青なのですな。
額に第三の目。そして下顎から上に向かって伸びる二本の牙。首には髑髏の首飾りが見て取れる。
左手に吊るしているのはショケラ。 両脇に二人の童子(雅な着衣であります)「を従えている。
踏みつけられた邪鬼(困ったような表情で、なにやら愛嬌があるのだ)は虎皮の腰巻を着けているのです。
そして、その下には三猿(聞か猿が上だ)、二夜叉(赤と青)、そして二鶏。
ここで幾つか気が付いたことがある。
どこを見ても蛇が描かれていないようなのだ。
それに、聞いていた程、青面金剛さまは赤色が好きという訳ではないんじゃないかな。どちらかというと青好きか?
あと、お召し物の柄から察するに案外、地味派手好きだったのかもですよ^^