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ぽかぽか春庭「近代美術館工芸館北村武資の織物」

2012-03-31 00:00:01 | アート
2012/03/31
ぽかぽか春庭十二単日記>布をみる(4)近代美術館工芸館北村武資の織物

 3月18日、三の丸尚蔵館を出て東御苑を歩いていると、雨が降り出しました。折りたたみ傘を出して梅林坂を上る。白梅紅梅が咲いていて、思いがけず梅見が楽しめました。
 
 前回、3月6日に「織を極める-北村武資展」の第1期を見て、入館券を買うときに、前期だけなら500円、前期後期の通し券なら850円と言われて、なんだか通し券のほうが割安な気がして、通し券にした。無料の次は割引きが好き。
 日曜日は混むからヤダなと思いながらも、どうせ見るなら北村武資のギャラリートークがある日のほうがさらにお得かも、と思って日曜日におでかけ。おまけに雨ふり。北詰橋から近代美術館工芸館へ。
http://www.momat.go.jp/CG/kitamura/index.html

 前期展を3月6日に見たあと、ネットで人間国宝北村武資の帯、1本おいくらかしらと調べてみたら、500万円だった。100万円代のもあるけれど、やっぱりどうせ買うなら、500万円のほうよねぇ。最高級品は帯1本1000万円だって。着物一枚1000万円と合わせて、2000万円着て歩くのも容易ではあるまい。群馬弁では、「ヨイじゃあねぇ」という。

 と、回っていると、3月6日に来たときとはえらい違いで、やたらに和服姿のたおやかな麗人たちがぞろぞろと集まっている。センセの講演会があるとなると、こんなにも着物姿が集まるのやわ、と感心する。
 麗人達の帯を見て歩く。鳥獣戯画のうさぎとカエルの絵がついている帯もあり、梅の柄あり。みな、とっておきの和装で、なかでも北村センセの帯締めている人は得意満面であろう。でも、私には古着市のリサイクル帯も人間国宝の帯も、区別がわからない。見る人が見れば、ちゃんと「あ、この方、北村センセの帯しめてはる(なぜか京都弁)」とわかるのやろ。
 2011年京都での「北村武資展」
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2011/388.html

 帯や着物、布地の展示を見て、「はぁ、きれい」とため息交じりに見てまわりました。古代中国の織物研究から生まれた「羅」や「羅金」「経錦(たてにしき)」など、美しいデザインと色。
 北村武資作品例
http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO/KITAMURA-TAKESHI/KITAMURA-TAKESHI-SAKUHIN.html

 ギャラリートークは、スライドで作品を映しながらの解説でした。私は、人間国宝ともなれば、織りのデザインはセンセが行うけれど、一段一段と糸を通し織り上げるのはお弟子筋がやるのだろうと思ったのですが、全部自分で織り上げるという話を聞きました。人間国宝が全部織り上げた帯やもん、500万とか1000万円とかするやろなと思います。

 そんな着物きたいか、と問われたら、、、、。私は展示されているのを眺めるだけでいい。どうせ着ても似合わないし、着ていく場所もないし、、、、、とは言うものの、むろん、私に北村センセの帯と着物プレゼントしてくれる人おられたら大歓迎。無料と食品売り場試食品つまみ食いとプレゼントが好き。

 5億円あたったら買おうかと思った北村センセの着物と帯。
 あたりました。グリーンジャンボ。10枚3000円を投資して、なんと3300円が当たりました。結婚以来、1年に1度2度は、「買わなきゃ当たらない」と思い「貧乏人の納税」と思って買ってきて、毎度300円のみの当選金でしたが、今回、3000円が当たって、これまでの最高獲得当選金です。3000円だと、北村センセの着物の切れ端くらいは買えそうだ。

<おわり>
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