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ぽかぽか春庭「夏至」

2015-06-21 00:00:01 | エッセイ、コラム
20150621
ぽかぽか春庭ことばのYaちまた>ことばの知恵の輪(3)夏至

 1年で一番昼間が長い日、というのが夏至だと思ってきました。でも、天文学では太陽が夏至点を通過する日。すなわち、太陽が天球上の黄経90度の点を通過する日。今年2015年は6月22日です。

 夏至から半夏生(太陽が天球上の黄経100度の点を通過する日)までの間、日本では田の仕事もさまざまな農作業も忙しい時期なのだからか、お日様に関わる祭りも神事もそれほど盛んな行事もないのが不思議に思います。ヨーロッパなどでは、夏至を祝う祭りが盛んなのに対し、ちょっと寂しい。6月月末には茅の輪くぐりなどがありますけれど。

 シェークスピアの『夏の夜の夢A Midsummer Night's Dream』は、夏至の夜という説と五月の夜という説と両方が出ているそうですが、やはり夏至のほうがなんとなく景気がいい。

 ハロウィーンもバレンタインデーも商魂に乗せられる形ではあるものの、日本の若者達は上手に楽しむ日にしているようです。ミッドサマーにはなにやら祭りが仕掛けられているのでしょうか。
 それともコンビニの商法によって節分に恵方巻きが仕掛けられたように、「夏至にはこれを食べろ」的な食べ物がすでに売り出されているのやら。土用の丑の日のうなぎがすでに定番になっているため、夏至の当日の食べ物というのも、まだ特に盛り上がっていないみたい。

 冬至にゆずを風呂に浮かべて入るとか、端午の節句には菖蒲湯に入るとかに比べて、夏至の湯は特に聞かないし。どうも夏至は人気薄です。
 そんな存在感薄めの夏至のために、春庭は、ひとり夏至祭りを決行。
 ジャズダンス仲間のミサイルママの2015年夏至まつり。若者の集う「クラブ」にはじめて行き、踊ってきたそうです。連れて行ってくれた若い同僚は、仕事着からセクシー衣装に着替えてお立ち台で踊っていたけれど、さすがに還暦過ぎでお立ち台には上がることはしなかった、という夜中のメールをもらいました。
 夏至の一日、太陽の黄経90度通過のお祭りを、私もひとりで、、、、、

<おわり>
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2 コメント

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夏至って今日なのですね (くちかずこ)
2015-06-22 11:47:04
結構、大人になってからも、夏至ってもっと夏の真っ盛りだと思っていました。
そして、冬至についても、日が長くなるのは、日の出と日の入りが同様に長くなっているのだと思っていました。
気候って、奥が深いなあ。
日本の風土で夏至が大きな存在にならなかった理由ってなんでしょうね?
とりあえず、次男からサメ氏に昨日ビールが送られてきたので、ビール祭りにでもするかな?
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くちかずこさん (春庭)
2015-06-22 20:04:27
ビール祭り、いいですね。
私の「ひとり夏至祭り」も、まあそんなところ。

次男さんからのビール、ご主人うれしいでしょうね。「お父さん」と無理矢理呼ばせることもないけれど、父の日に父へのプレゼント、なによりの心遣いと思います。
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