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ぽかぽか春庭「2018年テリマカシ」

2018-12-23 00:00:01 | エッセイ、コラム
2018123
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2018十八番日記年末(1)2018年テリマカシ

 「平成最後のクリスマスイブイブ」。来年は「新元号最初のイブイブ」にはなるのでしょうが、祝日ではなくなってしまうのかどうか。

 祝日として残すなら「科学の日」にしてほしい。明仁天皇は、科学者でもいらしたのだし、文化の日vsで。ついでに先走ると、2月23日は「水の日」に。8月31日は、夏休みの宿題かけこみ仕上げの「宿題対処う、でも暮らし」の日。大正天皇、地味なご生涯でしたが、誕生日もなんだか祝日っぽくない日にお生まれだったのね。夏休み最後の日。

 「科学の日」は、アトムや御茶ノ水博士、ガンダムや戦隊ものや、なにやら科学っぽいもの総動員でコスプレしてパレード。日本独自のイブイブになっていいんではないかしら。百合子トチジには、メーテルコスプレをぜひ、もう一度。慈母のようなと言われて「わたしゃ子供産んでない!」とおカンムリだったので、「機械化惑星を強化し同時に破壊する部品としての少年集め」という科学の子であるメーテルめざしてくださいまし。
 文化立国、科学立国をめざして、祝日科学の日に一票。

 たいてい、年末になれば、「1年を振り返って」的なことを書いていたんですけれど。今年は振り返るのもおっくうな年末になりました。

 十八番日記に書いたことも書かなかったこともある中、いいことと悪いことを5つほど思い出して。

・ベスト1 10月末から11月京都ひとり旅できました。旧友ハンさんとその娘シンちゃんといっしょにすごせました。
・ベスト2 大人の遠足、ミサイルママと美術館巡り。ブログ友yokoちゃんと東京で、アントニオ兄と京都で建物をみることができました。友人青い鳥さんへの絵葉書送付は12月末で930枚目。千枚は送ると言って2011年に始めた毎月10枚の絵ハガキ送信も来年中には千枚を超えそうです。
・ベスト3 妹や高校以来の友やっちゃんと夏の旅行ができました。
・ベスト4 今年もダンスサークルの発表会に参加でき、サークル仲間たちとの交流もつづけることができました。  
・ベスト5 水曜日は私立大学文学部、月火木金、新しい仕事先で、ともあれ勤務が続けられました。
 
・ワースト1 9月9日 ジャズダンス発表会の片づけをしている最中に、膝の関節炎発症 少しは良くなってきましたが、、、まだまだ完治せず。
・ワースト2 4月末。昨年夏から取り組んできた仕事がとん挫。1から出直し
・ワースト3 娘と息子の体調もあいかわらず良くならない
・ワースト4 夫が6月に骨折して2か月間入院
・ワースト5 持病はあいかわらず

 家族のみなの調子がイマイチな2018年でした。

 ベスト1に挙げた京都旅行だって、ほんとうはワースト1の裏返し。
 膝の関節炎、9月中は、ほんとうにつらかったです。足を引きずって駅のホーム歩き、つき飛ばされそうになる。エレベーターもエスカレータもない駅の階段で、足が痛くなっても、後ろからどんどん人が来るので、立ち止まることもできず、泣きながら上り下りする。

 そんな状態で泣く泣く勤務を続けていました。10月になると「女子高同級生たちは、教員を60歳で退職したあとは、みな悠々と年金暮らしで海外旅行などを楽しんでいるのに、なぜ、私は国民年金ではどうにもならず、こんな足をひきずって働き続けているのか」と しみじみつらくてなりませんでした。
 足が痛いこともつらいけれど、そんな足で働かねば食べていかれぬ人生を、普段は感じなくても、弱気になると途端に辛くなる。しかも、仕事先は、昨年からの仕事進行が一時とん挫。すべてをやり直し、という事態でした。

 ブログ書きもつらくなって、過去ログを再掲載。しかも調べてみれば、2003年の最初に書いた「あ~んの著者巡り&自分語り」は、2010年だけじゃなく、2015年にも再掲載していたのでした。自分では2015年の再掲載については、すっかりと忘れていたのです。
 「何度も同じものを読ませおって」と思われた方、すみません。でも、書いた本人が掲載したことを忘れているのですから、読んだほうだって忘れているに違いない、、、、。自分の健忘症を勝手に押し広げてはいけませんね。

 クラスメートやっちゃんから「今年の海外旅行は、ドバイにいくけど、いっしょに行くかい」なんて電話が入ると、「あたしゃ、膝の関節炎で泣いているんだよ。ドバイなんぞに行ったりしたら、ブルジュ・ハリファから海にドボンだ」ブルジュ・ハリファが海に面しているのかどうかも知らないが。
 ドバイに行かないいいわけとして、「京都に行くから」とやっちゃんに言いました。

 9月末に、なんとかやり直しの書類集めも一段落したとき、「10月は休もう」と、思いました。8月に夏休みも4日ほどは休んだけれど。いっしょに仕事をしている若い夫婦は、8月3週間の中国滞在。仕事の出張と帰省を兼ねての3週間ですが、その間に私は事務所の留守番を務めました。だから「秋休みをとります」と宣言して、10月に5日間、11月に3日間の休みをとりました。水曜日出講の大学は、学園祭準備日として休講になったので、10月24日水曜日の授業を終えると夜行バスで出発。

 足が痛い中の京都巡りでしたが、痛い足で通勤するときは泣き言ばかりが出てくるけれど、旅行なら痛くても我慢して歩けるのは不思議。京都初日など、1日に2万歩も歩き、さすがにこれは歩きすぎと思いました。京都12日間で、合計17万歩。

 自分の体調の愚痴ばかり並べました。
 2018年の日本社会。
 福島原発のトップたちは「わしらは知らんかったもんね。責任ないもん」と開き直るし、日産ゴーンは逮捕されるし、相変わらずワケわからんちんなこと言いたてるトランプに、しっぽふっているばかりのポチシンゾー君だし、世の中、どうなるんだ、という一方。いとしのゆづ君は怪我しちゃうし。

 それやあれやも大変ですが、私の仕事に関わる一番の社会問題は、なにがなんでもゴリ押しで法案成立させた「外国人労働者問題」と「日本語学校入学者の制限」です。

 近年の東南アジアからの私費留学生就学生は、日本でのアルバイトを前提として借金をして入学してくる、という事実があります。(留学生は日本の大学へ。就学生は日本語学校へ)
 入学資格者厳正調査によって、ベトナム、ネパール、ミャンマーなど、今年は入学者数が半減しています。
 来年はもっと減るでしょう。そうなると、これらの国からの就学生を入学させていた日本語学校の経営は苦しくなるでしょうね。あまり減っていない中国からの学生や韓国からの学生にむけて、入学者の取り合いなどが始まるかも。
 
 春庭は、2015年までは、国立大学(独立行政法人)の国費留学生を中心として教えていましたから、労働者問題も留学生アルバイト問題も、それほど私には大きな影響がありませんでしたけれど。今は私費留学生就学生について考えなければならないですから、影響大です。

 けれど、社会情勢はひとまず置いといて、世界中の文化を知ること、世界の食べ物を食べて、音楽を聞いて、世界のダンスを見る、そんな一日を楽しむひとときもありました。

 2015年まで留学生センターで仕事してきた大学の学園祭へ、久しぶりに行きました。元同僚M先生から「教え子が学祭で講演するので、いっしょにどうですか」と、誘われたので。

 M先生は、留学生に日本語を教えるほか、インドネシア語学科で文章読解のクラスを受け持っています。10年ほどまえに教えた学生が、今では「インドネシアの有名芸能人」になっていて、インドネシア語英語日本語を駆使する、マルチタレントになっている、ということでした。

 M先生の教え子加藤ひろあきさんの講演は、午後1時から。2014年からインドネシアに拠点を置き、「よしもとクリエイティブエイジェンシー・インドネシア」の代表もつとめることになっているそうです。
 ミュージカル俳優、シンガーソングライター、翻訳家、通訳、大学インドネシア語講師など、多彩な才能を発揮している加藤さん。

 加藤さんの大学時代と今までの人生、インドネシアでの芸能活動の話など、聴衆をひきつける話術で楽しませてくれました。2018年夏のインドネシア開催アジア大会のイメージソング日本語版も加藤さんが歌ったそうです。
 
 「大学院を卒業した後、仕事がなかったとき土方をやりました。広場に敷石を敷き詰める仕事で、今でも初心に帰らなければと思うときは、この敷石を見に行きます。腕がいいから本職にならないか、と親方に言われたのですが、歌のほうが好きなので、敷石職人にはなりませんでした」というお話も。

 日本語とインドネシア語、英語を使って、世界をつなぐ歌手として、よしもとクリエイティブエージェンシーのジャカルタ代表として、これからの活躍が楽しみです。
 最後にミニライブ。すてきな歌声を聞かせてくれました。テリマカシ!!

 youtubeの、加藤ひろあきライブ
https://www.youtube.com/watch?v=Z8U4_-q0DPw&start_radio=1&list=RDsWCaEzEYlYg

 世界中から日本へやってくる人も、日本から世界へ飛び出していく人も、がんばってね。

 年末、今年はジャズダンスサークルでの忘年会はせず、新年会で総会とお食事会、ということになったので、私の忘年会は、家族忘年会と友達との年末遊び会のみ。

 でもって、「京都ほんのり秋色」の後半は、1月に再開します。

スンダ島の津波被害を案じています。亡くなられた方々お悔やみ申し上げます。被害に遭われた方、どうぞこの先の暮らしが平らかになっていきますように。
<つづく>
コメント (5)
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