参院特別委で審議中の安全保障関連法案に反対する元首相5人の提言が、8月11日に発表された。「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」が7月、中曽根康弘氏以降の存命の元首相12人に要請文を送付。11日までに回答した細川護熙、羽田孜、村山富市、鳩山由紀夫、菅直人の5氏の提言を発表し、安倍首相側にも郵送されたという。
「歴代首相に安倍首相への提言を要請するマスコミOBの会」というのは、要するに反日マスゴミで食ってきた連中のことでしょうか?それにしても、顔写真を並べてみると、そういえばこんな人も総理をやってたんだよなあ・・よく日本は持ったな。そんな感慨があります。
まずは、細川79代総理大臣。元朝日新聞記者だったそうで、そう聞いただけでもう十分胡散臭いのですが、どうもお殿様だとか言われると、「きっとご立派なお方なのだろうなあ」と勝手な想像をしてしまいがちです。
クイズにでも出されそうな、合計8党による連立政権でしたが1年も続きませんでした。ええと、日本新党、新政党、社会党、民社党・・あとその他4つもあったわけで、「8頭立ての馬車」と揶揄されたそうです。
当時は私は海外勤務の身で、人生で一番仕事に精を出していた頃です。日本の政治などまったく関心がなく、何故こんな政権が誕生したのか、正直言ってよく知りません。
政界を引退したと思っていたら、去年小泉氏にそそのかされて、東京都知事選に立候補していましたな。つくづく、おだてに弱いタイプのお坊ちゃまのようで・・・。しかし、こういう背骨のないタイプの人間は、組織の長には向いていないと思いました。
戦後平和が維持できたのは、「平和憲法」「9条」のお陰だ、などと言っているようでは、国の安全保障は任せられません。その歳になって、女子学生の拍手をもらいそうな戯言を吐いているくらいなら、静かに花瓶でも焼いている方がお似合いかと思います。
細川氏から政権を引き継いだ羽田80代総理。たった64日という歴代最短の短命政権でした。この方も細川氏同様スタートは自民党でした。しかし、その後、新政党、新進党、民政党、新・民主党と渡り歩いて、ひょんなことから総理大臣になってしまった方のようです。
この方で真っ先に連想するのが、省エネスーツです。意表をつく衣装でしたが、まったく流行りませんでしたね。
晩年は一人で歩くことも出来ないのに、政治家であることに固執して、醜態をさらしていましたが、正直言って、今回の5名に名を連ねていて驚きました。まだご存命だったのですね。
ただし、口述筆記でのメッセージは、「平和憲法の精神が今日の平和と反映の基礎を築いた。特に、9条は世界に向けての平和宣言・・グダグダ・・」と、支那や朝鮮半島に向って言ってるのか、相変わらずの型に嵌った「お花畑ぶり」を見せ付けていました。
村山富市氏は最近も国会周辺のデモに立ってアジっていましたが、あれでも81代総理大臣として、約1年半政権を担っていたんですね。
この方はハナから頭の中は真っ赤だったようで、自民党に所属しない総理経験者として唯一の総理大臣だったそうです。
この頃も私は海外勤務の身でしたので、どういう経緯でこんなのが総理になったのかよく把握していませんが、このとき起きた阪神淡路大震災では、勤め先の工場が大変な影響を受けたので、当時のことは記憶にあります。
そして、その後暫くして、自衛隊の派遣がもう少し早ければかなりの人命も助かったのではないか、ということも耳にしていました。「なにぶん初めてのことで・・・」という総理の釈明会見は、当然の如く支持率を急落させたわけです。
日本社会党から社民党に名前を変えたところで、頭の中身は左に寄ったまま。口を開けば、アジアに対する加害責任とか、謝罪とか、「過去の歴史を直視して・・・アジア諸国との信頼関係を築くべき・・」とか、このお方の言うアジア諸国とは支那・朝鮮の特定アジアだけであることは明白です。
支那や朝鮮半島の為政者にとっては、この老人ほど使い勝手のいい日本人は他にはいないでしょう。とことん利用し尽くします。日本にとっては「老害」の見本のようなお方ですね。
このお坊ちゃまは、恐らく史上最低の総理といっても過言ではないと思います。東大の工学部を卒業してから、あの名門スタンフォード大学の博士課程に学び博士の資格を取っていると、経歴には書かれていますが、私は眉唾ではないかと睨んでいます。
根拠は、前にブログにも書きましたが、彼の国連での演説を聞いたときの印象でした。原爆のことを「atomic bombing」と読んでいましたが、彼の読み方は「アトミック・ボンビング」でした。しかも何度かその言葉を読んでいましたから、うっかりミスではないはずです。「
bombing」の発音は「ボミング」で後ろの「b」は発音しません。こんなこと、中学生でも知っています。「comb」「tomb」「climb」など、語尾が「-mb」となっていれば「b」は無声音となり、「コウム(くし)」「トゥーム(墓)」「クライム(登る)」と言います。中学校で習うことです。
いくら大舞台でのスピーチでも、東京大学を卒業して、アメリカの大学の博士課程で勉強された人が、あんな間違いをすることなど、到底私には考えられません。
外国人記者から露骨に「アホ」呼ばわりされた日本のリーダーは、彼を置いて他にはいないし、今後も出ないでしょう。言動もさることながら、ママから5年間で合計9億円のお小遣いをもらっていたという事実。
開いた口が塞がらないどころか、顎が外れそうになりました。その後も口では殊勝なことを言ってましたが、心の中ではまったく反省などしていない様子で、あちこちで日本を貶める発言を繰り返しています。
公然と日教組を支援すると言ったり、外国人参政権の実現を宣言したり、正に国家反逆罪でしょっ引いて貰いたい存在です。
安倍総理へのメッセージも、「あなたに大きな顔をして、お説教をする立場ではないことを良く心得ているが・・・」と何か延々と書いてありましたが、まったくその通りで、その先は見る気もしませんでした。どこかの別荘で静かに余生を送られることを強く望みます。
鳩山政権は266日間という短命政権でしたが、あのまま続いていたらと考えるだけで、体感温度が2~3度下がる気がします。しかし、彼の後に登場したのがこれに輪を掛けて酷かった。
平然と、「議会制民主主義とは期限を切った独裁」だと公言していたスッカラ菅こと菅直人総理はあれでも94代総理大臣である。
何と言っても、彼の在任中に起きた尖閣諸島での中国船衝突事件での対応が最悪だった。海上保安庁の巡視艇に体当たりしてきた中国漁船は事故でもなんでもなく、仕掛けてきたのだった。船長を逮捕、船を拿捕したものの、事件の実態は何も分からず、一部の国会議員にのみ公開された映像を見た後の感想は「コツンと当たった程度だった。」(福島瑞穂談)などと、事件を矮小化しようとする魂胆が見え見えだったことが、その後のyoutube への映像公開で明らかになった。
当時の中国大使は支那にメロメロの丹羽宇一郎。官房長官は、自衛隊を「暴力装置」と呼ぶ仙谷由油人。結局、2週間して中国人船長を釈放してしまった。
この一件だけで、民主党政権に任せておいては日本の将来は危ないと感じた日本人は多かったのではないだろうか。
更に、まだ記憶に新しい2011年3月11日に起きた、東日本大震災への危機管理能力の無さは、「人災」と呼ぶにふさわしいほどの体たらくであったではないか。菅首相自らテレビカメラに向って、「官僚などバカだ」と言い放って、自党のど素人たちに対応させようとしたのは、見ていられなかった。
後になって、次々に菅首相の横槍がいかに現場を混乱させたか、当時の吉田所長の悲鳴のような証言が物語っている。
悪夢の民主党政権は、授業料と呼ぶにしてはなんと膨大な負担であったか、政権交代二加担した有権者は猛省すべきだと思う。彼らは意図して日本という国を壊して、彼らが望む共産主義国家に作り変えようと画策したとしか考えられない。そして、それは今でもまだ諦めずに、マスコミや左翼団体を巻き込んで画策中である。
菅氏は安倍総理へのメッセージで、「私は政治家の使命は国民のため、自国のため、世界のためを考えて行動することだと考える」と語っている。言うこととすることがこれほど乖離している人のことを、日本語で「嘘つき」と言う。
安倍総理は、このような日本という国が本当は大嫌いな政治家たちのメッセージなど気にせず、無視して紙くずに捨ててください。
安倍談話の文案で悩んでいるようなら、無理して発表することも無い、その代わりと言って、黙って靖国神社を参拝するだけでいい。それだけで強烈な世界中へのメッセージとなることでしょう。