孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

運動選手は寡黙なのがいい。

2015年08月07日 | 日記
相変わらずテレビを見ていると、テレビカメラを向けられてマイクを向けられた、「近所の人」や「容疑者の同窓生」などが、実に饒舌にベラベラ喋っているのが無性に気になり、嫌な気分にさせられる。

特に悲惨な事故や事件というのに、得意がって喋っているのを見ると、「ああ、他人の不幸は蜜の味がするんだなあ・・・。」と思わずにはいられない。

「話してもらえば、謝礼を」とでも言われているのかもしれないが、現代のテレビ中毒に罹っている大人たちは、謝礼が無くても話したくてムズムズしているのかもしれない。特に、男のお喋りは最低である。

高校野球の地方予選もようやく終わってやれやれと思っていたら、甲子園の本大会がもう始まっていた。大会を盛り上げて視聴率を上げようという魂胆のテレビ局は、戦う前から有望な選手をヒーローに仕立て上げようと躍起になっている。

それを裏切らずに、彼らもまたどこかで聞いたようなセリフをよくもまあ、ベラベラ喋るものである。



テレビに出るたびに、ベラベラ喋って、運動選手なのかテレビタレントなのか分からないような柔道の選手もいた。やがて、結婚して妊娠したら、自分で「オメデタで、オメデタで・・。」と見っとも無い日本語を喋りまくって、見事お里が知れてしまったのには笑った。

確か、国会議員になったはずだが、明らかに進む道を誤ったようで、今はどこで何をしているのやら。どうでもいいけどね・・・。



そう雄叫びをあげなくても、強いのはもう十分わかった。そろそろその強さを後輩たちに伝授してはどうかと思うのだが、彼女は勝ち続けたいようだ。「夢を持ち続ければ、いつかは実現する」とテレビで盛んに吹聴するが、それがなかなかそうはいかないものなのですよ。



「なんも、言えねぇ・・・」と絶句した彼は正直だった。全力を出し切れば、そうベラベラ喋れるわけが無い。また、気の利いたセリフなど聞きたくも無い。運動選手は勝敗で、記録で結果を出すことに専念すればそれでいいのだと思う。



私は、野球というゲームはするのも見るのも好きではないが、この選手だけは以前から妙に気になっていた。我流を邁進する姿が良かったし、何よりも彼は寡黙だった。

やはり、スポーツ選手は寡黙なのがいい。