孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

「砂の器」と、ぜんざい・・・

2018年12月30日 | 英語関連
旅先が決まると、下調べが始り、次第に具体的な訪問先や見たいもの、調べたいもの、食べたい名物、買いたい土産物などが決まってくる。

日程は天気にも拠る所が大きいため、ザックリと決めて、現地に着いたら臨機応変に対応することにしている。現地について入手した情報で大きく変更する事が多々ある。従って、私は団体旅行に向かない。

今週の金曜日に出発する「出雲:松江」の旅も、「やることリスト」をザックリと決めただけで、昨日あたりから細かな情報収集を始めたところだ。



出雲地方といわず、私はこれまで日本海側に行ったのは、10年ほど前の萩市が一度だけあるだけで、あの時も日本海は見たのだろうけど、記憶にはまったく無い。

今回、近くの空港と出雲空港の定期便が就航したのを好機に、一度出雲大社を訪れてみようと思い立ったのだった。



ありきたりだろうが、出雲大社を参拝して、出雲そばを食べて、松江で松江城を見て、堀川めぐりをして、のどくろや宍道湖の蜆を堪能してこようと思っていたのだが、ネットで下調べをしていると、「ぜんざい」も出雲名物なのだとわかった。

私は、甘いのも辛いのも大好きなので、是非とも本場のぜんざいをリストに加えたのだが、その由来が、中々奥が深くて、芋づる式にいろいろ知る事が出来て興味深かった。


 出雲ぜんざいは外せない


出雲ぜんざいは、本来「神在餅」(じんざいもち)といって、お供えの餅と小豆を煮た物を再びお供えしたものが発祥だそうである。

「神在」というと、すぐ連想するのは「神在月/神無月」で、旧暦の10月の別名をそれぞれ「神無月」(かんなづき)と「神在月」(かみありづき)と読む。全国の神様が出雲に集まるの月なので、出雲地方だけは、「神在月」と呼ぶのだそうだ。

ただ、少し驚いたが、これはあくまで俗説のようで、700年前にあの吉田兼好も「徒然草」(第202段)の中で、「根拠となる文献など無い・・」と話題にしているから面白い。「神無月」とは、神が無いという意味ではなく(かみのつき)という読みらしい。


「ぜんざい」の方は、「神在もち」の(じんざい)が由来で間違いないようで、この言葉が出雲独特のズーズー弁の影響で、(じんざい→ずんざい→ぜんざい)と変化して京都に伝わったということだ。

ただ、これも一つの通説で、他にも「善哉」(ぜんざい/よきかな)が語源だという説もあるとのこと。夫婦善哉のぜんざいのことである。

引っ掛かるのが、出雲地方のズーズー弁みたいなアクセントで、これから連想するのが、私が学生時代に初めて観た「砂の器」という映画の中のプロットである。

被害者の三木謙一が鎌田駅操車場で死体で発見される前に、駅近くのバーで若い男と飲んでいたことがわかった。店員は、話し言葉は東北弁のようで、何度も「カメダ」と言っていた、と証言した。

東北地方で「カメダ」という地名を当たったが、手がかりは無かったところ、刑事は方言の専門家から、山陰の出雲地方に東北弁とよく似た方言を話す地区があることを聞いた。地図を調べると島根県の中央部に「亀嵩」(かめだけ)という駅がある事が分る。

  かめだけという駅

  本浦千代吉親子の旅

ここから話は展開していって、壮大な親子の悲しい過去が暴かれていくのだが、ここまで分ると、今度出雲に出向いたら、是非その出雲弁という方言を聞いてみたくなったのだった。難しいことだろうが、地元の高齢者が集まりそうな居酒屋を捜してみよう。


いやあ、旅行の下調べをするだけで、すでに時空を飛び越えて、もう何度か出雲に行ってきたような気になってきたから可笑しなものだ。

ところで、みなさん。

「ぜんざい」と「おしるこ」の違いってお分かりですか?


  どちらも旨そうですが


映画でうさ晴らしとは・・・

2018年12月02日 | 英語関連
大英帝国が世界中に進出して、悪事の限りを尽くして植民地を獲得し、「太陽の沈まない国」と呼ばれたことはよく知られているが、その英国と戦争ばかりやっていたおフランスも、英国に負けじと地球のあちこちを、むさぼるように植民地としてきた歴史がある。

今でも仏領ギアナとか、仏領ポリネシアなどと聞く事があるが、仏領とは文字通り、フランスの領土という意味である。天国に一番近い島と呼ばれて、物好きな男女は新婚旅行先に選んだりする、ニューカレドニアの正式国名は、フランス領ニューカレドニアである。

画家ゴーギャンが晩年移り住んだ島としても有名なタヒチは、南太平洋フランス領ポリネシアに属する島の一つである。

戦前の東南アジアは、現在のインドネシアはオランダの植民地、マレー半島半分は英領マラヤと呼ばれる英国の植民地、そしてベトナム・ラオス・カンボジアは、仏印と呼ばれた、おフランスの植民地であった。

どの欧米列強も、圧倒的な武力を背景に、現地人を牛馬のごとく使役して、搾取の限りを尽くして、自国に莫大な利益をもたらしていたのであった。

フランス本国がナチスドイツに攻撃され、その影響もあって日本軍は1940年に北部仏印へ、翌年南部仏印に進攻していき、結果的にフランスの植民地からの解放となったわけである。

 原住民は人間に非ず


当時、フランス人のピエール・ブールは、1936年から1939年まで英領マラヤにあるゴム園の監督者として働いていた。

1939年に第二次世界大戦は始まるとフランス領インドシナ(仏印)でフランス軍に徴兵されたようだが、その後の経歴はあやふやで、どうも脱走兵となってベトナムで投獄されたようである。

そのとき、牢屋で聞きかじった話を後に小説とし、それを題材にした映画が、クワイ川マーチのメロディーがお馴染みの「戦場にかける橋」(The Bridge on The River Kwai)である。

 実物のクワイ川鉄橋

ピエール・ブールの日本憎しの小説は、当時のハリウッドにとっても絶好の題材であり、
1957年に英・米合作映画として公開され、予定通り、第30回アカデミー賞作品賞を受賞したのだった。


 基本的に日本軍を悪者にしている

アカデミー賞は、よく政治的に利用される事があり、必ずしも映画の出来栄えによって選出されるとは限らないので、その点は承知しておいた方がいい。「アラビアのロレンス」などは、その典型である。ノーベル平和賞と同類の賞だと思えば良い。


調子に乗ったピエール・ブールは、日本憎しがまだおさまらず、1963年に新たな小説を書いた。それは、日本人(他有色人種)を猿に見立て、やがて猿が人間(白人)を支配するようになる未来小説仕立てであった。

この映画が日本で封切られた当時は、私は中学生だったが、猿のメーキャップが斬新であったのが大当たりして、大ヒットした記憶がある。

そこが自分たちが何年も前に飛び立った地球であることに気がついた、白人宇宙飛行士が砂浜にくずれ落ちるラストシーンが強烈だった。


  初回作品


この後、続編が何作も作られ、一体全部で何作あるのか分からないが、当時この初回作品が日本で大当たりしたことを知った、アメリカ人映画関係者は、「日本人は怒らないのか?」と驚いたとか・・・。

日本人は、とっても「ナイーブ」だ(幼稚だ)と言われる所以である。

ゴーン逮捕の経過を見るうえで、こういうフランス人もいるのだということを心得ていることも、ちょっと必要かもね。

迷惑な基督教布教者

2018年11月23日 | 英語関連
世は、自動運転、人工知能と科学技術の終わりなき進歩の話題で持ちきりだが、「何でいまどきに・・」と、絶句してしまうような、俄かに信じられないニュースに今日は驚かされてしまった。

AFP通信社の伝えるニュースだった。以下、その抜粋である。

   北センチネル島

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【11月22日AFP】 現代文明から隔絶されたインド・北センチネル島(North Sentinel Island)で、米国人青年が先住民から多数の矢で射られて死亡した事件で、青年が同島を訪れたのはキリスト教の布教のためだった。

米国人、ジョン・アレン・チャウ(John Allen Chau)さん(27)は先週、インド洋上の同島に不法に上陸しようとカヤックで接近。チャウさんは贈り物として、魚やサッカーボールを持参していたという。

チャウさんは、「私の名前はジョンです。私は皆さんを愛しています、イエス(Jesus)も皆さんを愛しています…魚を持ってきました!」と声を掛けた。

先住民らはチャウさんに向かって矢を放ち、矢の1本がチャウさんが手にしていた聖書を射抜いたため、チャウさんは上陸を手助けしていたインド人漁師らの舟に戻った。

夜が明けてから再びカヤックで島への上陸を試みたチャウさんが、漁師の舟に戻ってくることはなかった。

米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は、別の宣教師がチャウさんの母親に電子メールで知らせた話として、先住民が浜辺にチャウさんの遺体を埋めているのを漁師らが目撃したと報じた。


ベンガル湾(Bay of Bengal)に浮かぶ北センチネル島には、約150人の先住民が暮らしている。独自の生活様式を保護するため、インド人も外国人も一様に島から5キロ以内に近づくことを禁じられている。

 報道によると、チャウさんは両親に宛てた手紙の中で「こんなことをして正気じゃないと思うかもしれないけれど、ここの人々にイエスについて教える価値はあると思っている」「私がもし殺されたとしても、彼らや神を恨まないで」と書いていたという。

北センチネル島にはインド当局も上陸を避けており、チャウさんの殺害が犯罪として扱われるかどうかは不明。

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センチネル島の先住民、お見事!!  

アメリカ人青年、何とお節介なことを!!


これが、私が最初に抱いた感想でした。世界史をちょっと勉強しなおすと、歴史はこういう基督教がらみの争いの連続で、基督教を信仰する方には失礼かもしれないが、基督教布教の名の下に、一体何千万人の人の命が奪われたことか・・・。

北米大陸の先住民(いわゆるインディアン)は、白人たちの奴隷にはならなかった。その結果、白人は彼らを殺しまくった。しかもそのやり方は、先住民の衣食住の拠り所である、バイソンをほぼ絶滅させるという、汚い手口であった。

清教徒たちが乗り込んで来る以前は、6千万頭生息していたと推定されるアメリカバイソンは、1890年にはわずか1000頭未満にまでに激減したというから、異常な仕打ちであった。

スペイン人たちは、中南米に入り込んで、インカ・アンデスという文明を皆殺しで破壊しつくした。

今や当時の血を引くインディオなどほとんど存在せず、変わりに白人が持ち込んだアフリカ系黒人たちと白人との混血が、まるで始めから住んでいたようなかおをして、中南米国家を形成している。

基督教布教という名の下に、数え切れない命を奪っておきながら、愛が滑ったの転んだのという、偽善と欺瞞を誤魔化す美辞麗句で自らの蛮行を正当化するやり方は、許されることではないはずだ。

先住民に殺されたアメリカ人青年には、自業自得としか言ってやれないし、ましてや今回のセンチネル島での出来事を、「犯罪」かどうかなどと考えるなど、まったく鼻白んで、開いた口が塞がらない。

銅像となった日本人、八田と鳥居

2018年11月02日 | 英語関連
台湾で大ヒットした映画「KANO」がきっかけで、私は八田與一という名を初めて知ったのだった。台湾では、教科書で紹介されているそうだから、八田のことを知らない人はいないだろう。

調べれば調べるほど、すごい日本人だったことが分かってきて、私は彼が造った烏山頭ダムに行ってみたくなり、出かけていったのが2年前だった。その時アップしたブログが以下の6月20日版であった。

2016年6月20日のブログ ↓
『日本では無名でも、台湾人はみんな知ってる』



  八田與一の像




台湾には、八田與一の他にも台湾で有名だが、我々はほとんど知らない日本人がまだまだいるのだが、その内の一人が鳥居信平(のぶへい)である。何と鳥居は八田の3年先輩に当たる。

旧制高校は金沢の四高(しこう)、その後東京大学卒業と同じ道で学んだというから事実は小説より面白いのだ。

  


どちらも、同じ農業土木技師として、台湾では今でも尊敬される日本人で、しかも、鳥居は、私の郷土、静岡県周智郡上山梨村(現在の袋井市)の出身である。

鳥居は、台湾の南部で「地下ダム」を造り、広大な地域に用水路をめぐらして、農業用水や生活用水に役立てて、これが今でも地域を潤しているのだ。

袋井市の「月見の里」という市民交流施設には、鳥居信平の胸像が建てられている。

  鳥居の銅像

八田も鳥居も、農業土木技師として、台湾に大きな貢献をして、その結果今でも台湾人から感謝され、慕われているというのは、我々日本人も知っておくべき歴史的事実ではないだろうか。

私も、大学で農業土木を専攻した身である。だからというわけでもないが、今度台湾に旅するとしたら、高雄の泊まって、是非とも鳥居の偉業をこの目で見たいと思っている。

その前に、早速あした、袋井市の月見の里に出向いてみよう。

世襲、世襲と人馬は進む ♪ ・・・

2018年10月13日 | 英語関連
今や、日本国内だけでなく、海外でもいたるところに「ユニクロ」は出店している。

当然のことで、私がとやかく言ったところで、どうなるものでもないのだが、この手のチェーン店は、どの店も店構えはもちろんのこと、店内のディスプレイから、店員の所作や態度、言葉遣いまでほとんど同じなのは、気持ち悪い。

前に、このブログのどこかで書いたかもしれないが、シンガポールに赴任している時、フラッとTシャツでも買おうかと入った、ユニクロの女性店員の顔つきや話し方が、日本のユニクロの女性店員のまんまで、無性におかしかった事がある。

女性店員ならまあそれでも良いが、あそこは男性の店員まで、みんなナヨっとしていて、何だかスケートの羽生選手みたいなのがレジ係だったりするから、気持ち悪い。

報道によると、そのユニクロの会長が、昨日記者会見をして、「二人の息子を取締役に選任する」と発表したという。

  ユニクロ会長

取締役に選任したのは、二人が経営者になるというのではなく、「・・・自分が不在の時もガバナンスがきくという意味で・・」決して世襲ではない、と強調していたそうだ。

サンドウィッチマンの富澤たけしなら、きっとこうつっこんだところだろう。

 ナニ言ってんの?

普通の会社は、会長がいないときのために、息子を取締役にするものなんですかねえ?? 今朝の報道番組で、このことを街のサラリーマンにインタビューしていたが、その方の答えが面白かった。曰く、「結局あの方の頭は、まだ田舎の中小企業の社長のままなんですよね・・」

最近は、何処もかしこも自分の子供に後を継がせるのが流行っているようで、それはもはや政治屋とかゲーノー人の専売特許ではなくなっているようだ。

 この子何代目??


 これも親子三代??

農家や魚屋などの自営業ならまだ理解できるが、株式を公開している大会社がこういう調子では、聴いている方はドン引きして、鼻白むばかりである。

今にして想ったのは、やはり本田技研は偉大であった、ということだ。

創業者の本田宗一郎と相棒の藤沢武夫は、初めから世襲制を否定した。理由は、会社に自分の息子がいると、どうしても情がうつり、他の社員よりもかわいがってしまい、不公平につながるからだ。

当たり前のようで、なかなか実行できないもので、ホンダ傘下の取引先には、ホンダ宗一郎を宗教のように敬愛する中小企業がたくさんあるが、コテコテの同族会社は多い。



まあ、世襲でもそれなりの結果を出せればいいのだろうが、それがなかなか出来ない例は、腐るほどある。落語界には、掃いて捨てるほど・・・

  こぶ平です。スミマセン!

最近では、人気ゲーノー人の娘が、モデルで売り出されたようだ。こう言っては申し訳ないが、まだ小便臭い15の小娘が、厚化粧をして有名化粧品ブランドの顔になってもいいんだろうか?と、素人ながら心配してしまう。

  興味無し!!


日中戦争のころの軍歌に、「麦と兵隊」というのがある。

♪ 徐州(じょしゅう)徐州と 人馬は進む 徐州居よいか 住みよいか 酒落(しゃれ)た文句(もんく)に 振り返りゃ お国訛(なまり)の おけさ節 髭(ひげ)がほほえむ 麦畑 ♪


「徐州」を「世襲」に替えて、まったり歌ってみましょう、柳井会長さん(笑)。

名は体を表す?

2018年06月16日 | 英語関連
少し前、テレビは日本の映画がおフランスの映画祭でナントカ賞を受賞したとかを伝えていた。毎年のように、このお祭りに出品していたようで、下手な鉄砲撃ちも数撃ちゃ当たる、の感もするが、元来おフランスの映画関係者は、日本がお好きな方が多いようである。

すでに、その映画は日本各地の映画館で観る事ができるようだが、私はまったく観る気がしない。

その理由は、この監督の作った前作をDVDで観たのだが、全然期待はずれで、1時間たたないうちに飽きてしまって、途中で観るのを止めたほどだったからだ。

さらに、今回の受賞作品のタイトルが、なんとも品の無い、生理的不快感を抱かせるタイトルだったからだ。中身はどういう映画でもいいが、せめてタイトルはもう少し知恵を絞って欲しかったと思う。

 おぞましいタイトル・・


監督は、受賞して大喜びだったそうだが、その顔付きは、品性が透けて見えるようだった。
文科省の大臣が、お祝いを言いたいといったのを聞いて、「公権力とは距離を保つ」という理由、会うのを断ったそうだ。

おフランス人には、媚びに媚びておきながら、自国の政治家の祝辞を偉そうに断る、というパフォーマンスはどこかで見たことがあった。

  この人、日本人??

それは、ノーベル文学賞を受賞した、大江健三郎とかいう方だった。(まだ生きてる?)

この人、今注目の北朝鮮を「地上の楽園だ」と涙を流して褒め称えたり、支那の核爆弾の実験を、「感動的なきのこ雲だった」とか賛美したりしたくせに、文化勲章は受章を拒否するほどの、大の日本嫌いであった。(この人、まだ生きてる?)

世界的に、映画産業は衰退していると思うが、今回の受賞はいくらなんでも素直に喜べない何かモヤっとした、後味の悪いものを感じざるを得なかった。

TOEIC, TOEIC と騒ぎすぎじゃない?

2018年01月23日 | 英語関連
CMのマネをすると、

『時間があるからDVDで名画を観ようかと思って、レンタルショップに行こうかと思ったけど、古い名画なら安く買えそうだし、注文しても返却の手間もないし、通販型もいいかなって・・・』

 ご安心下さい。あっと言う間に届けます。

ってな調子で、「早すぎる」アマゾンで、何枚か中古DVDを注文しました。

届いたのは、『マイレージ、マイライフ』と『グラン・トリノ』と『ミシシッピー・バーニング』の三枚。全部で650円ほど(送料別)だから、やっぱりCMみたいに、『通販もいいかなって・・・』思っちゃうんだな。

実はこれらは、私の英語学習の小道具で、このところ翻訳に集中してきたため、私の英語耳がすこし退化したような気分になっていたのです。多分、気のせいなんですが、ここらで英語の音を集中して聴いておきたいと考えたからです。

気に入った映画の中の、特に気に入ったシーンの会話は、その部分ごと覚えてしまうくらい何度も繰り返し聴くと勉強になります。この学習方法は、お勧めです。

それには、リピート機能の付いたDVDプレーヤーが不可欠です。

 ABリピート機能は優れもの!

繰り返し観たい場面の始まり(A)と終わり(B)を押すことで、その間を何度でも繰り返します。聴き取り難いセリフだとか、メモして覚えたい表現、独特なイントネーションなどをモノにしたい時など、この機能はとても便利です。

更に、私のお勧めは、サブタイトル・・・つまり字幕を思い切って英語に設定して観ることです。耳でセリフを聴きながら、同時に字幕の英文を追っていくんです。

これは『速読』の訓練としては、おそらくベストでしょう。

この訓練は、実は今大学生や社会人が狂ったように受験しているTOEIC(トーイック)に大変有効だと思います。

5年ほど前でしたか、楽天のミキタニとかいう創業者が、英語を社内公用語にする、とか宣言し、TOEICでスコアが800取れない重役はクビだと言ってました。

そして、ついに5年経って、社員の平均スコアが800になったと、確か去年でしたか、彼は手放しではしゃいでましたね。

彼の所為ばかりではないでしょうが、今では従業員を採用する側も、される側も、ナントカの一つ覚えのように、トーイック、トーイックと夢中になっているようです。

しかし、私の経験では、英語と一口に言っても、インド人の英語、シンガポール人の英語、エジプト人の英語、フィリピン人の英語などなど、お国柄によってまったく別の言語のように聴こえる場合が珍しくありません。

しかも、実際に仕事などで英語を話す場合は、解からない場合に聞き返すことが出来ます。理解できるまで、何度も聞き返すことが可能です。

TOEICの試験中はそれは出来ません。考える時間すらないほど、どんどん進んでいきます。

したがって、要点を聞き逃さないように集中し、文章はサッと流し見て要点を掴むという速読能力が不可欠なんです。

こういう点に集中して学習すれば、最初500点程度だった人でも、1年も経てば800点は取れるようになるはずです。5年も掛かるなどとは到底考えられません。

英語は確かに読み書き話せれば便利ですが、それがすべてではありません。ましてやその能力の判断をTOEICのテスト結果に委ねるなどとは、愚の骨頂でしょう。

あんなもの、多面体の一つの面でしかありません。

 面の大きさも様々

道順を英語で案内できたらなあ・・・

せめて自己紹介が英語で出来たらいいのに・・・

まあ、それもいいでしょうが、あなた。外国人にこう聞かれたら、英語で答えられますか? 英語はダメだけれど、日本語なら答えられますか?

『エドジダイ カラ メイジジダイニカワッテ ナンネンタチマスカ?』

『イマノ テンノウヘイカハ ナンダイメニ ナリマスカ?』

白髪のバサバサ髪、ありゃファッションかい?

2018年01月10日 | 英語関連
いわゆる安保法案で世間が騒いでたとき、反日左翼の文化人として、マイクを握って街頭演説していたのを見たときは、「へぇーっ!あの落合恵子がねえ・・・」と本当に驚いたものだった。

落合恵子といえば、私が高校生で受験勉強にのめりこんでいた頃、確か文化放送の「セイ・ヤング」という深夜番組のパーソナリティーとして、人気を博していた美人アナウンサーだったからだ。

愛称は、「レモンちゃん」で、同じ番組にはみのもんたが、曜日は違ったが、パーソナリティーを担当していて、こちらも人気があった。

  文化放送のアイドル的DJだった

私は、いつもニッポン放送の「オールナイトニッポン」を贔屓にしていたので、「セイ・ヤング」はほとんど聴かなかったが、その後落合恵子は作家活動でも名前を売り出してきたのが記憶に残っている。

四十数年前は、受験生のアイドルだった落合恵子が、国会周辺の反政府デモや左翼の集会で髪を振り乱して政権批判をしていたのにも驚いたが、彼女の容姿を見たときは、最初は彼女だと判別できなかった。まるで、山姥(やまんば)だったからだ。

 山姥(やまんば)ヘアー

彼女は、私も以前住んでいた、今は餃子の街として有名になった北関東(南東北ではない!)の小都市で、自民党の政治家を父として、その妾の子として生まれたそうだ。

なぜ落合恵子を話題にするかと言うと、昨夜の南朝鮮の新外相が、例の日韓合意の件でイチャモンをつけている映像をニュースで見たからだった。

反射的にその映像から、落合恵子の山姥ヘアーを連想したのだった。

  新外相も山姥ヘアー

日韓合意に対する南朝鮮のイチャモンなど論評する気にもならないので、どうでも良かったが、新外相のヘアースタイルは、ちょっとおぞましいものだった。孫娘が見たら、きっとその晩、夢に出てきて夜泣きするだろう。

敢えて白髪をそめようとはせず、意図的に放っておき、バサバサの状態にしているのは今の流行なのだろうか?

私には、どう見ても水木しげるの描く妖怪のようにしか写らないのだが・・・。

この御仁、確かちょっと前にも何用だったか知らないが、来日して我らが河野太郎・新外相と話をして帰ったようだ。

あちらの老婆の評価などどうでもいいが、河野新外相は期待できそうだ。

いや、前任者の岸田がまるっきり役立たずであったので、そのお陰で南朝鮮や支那からは足元を見られて、いいように言いくるめられてきたが、河野太郎はどうも一味違うようだ。自分の親父が、とんでもない売国奴なので、その汚名を挽回するつもりなのか。

  妖怪と握手する河野太郎

おぞましい髪型にひるむことなく、毅然とした態度で、外交に取り組んで欲しい。

それにしても、あの山姥ヘアーがこれ以上流行しないことを、私は切に、切に願う!

高橋尚子の意義ある話

2017年12月16日 | 英語関連
今朝、つけっぱなしのテレビの声を背中に聴きながら、パソコンのメールをチェックしていたら、阿川佐和子の声とマラソンの高橋尚子さんの声がしてきた。

その番組はこれまで観た事はなかったのだが、どうも高橋選手がオリンピックで金メダルを取った時のエピソードを話しているようで、気になってテレビの前に移動した。

 高橋尚子の走るポイント



女子マラソンというと、このブログでも何度かネタにした事がある、増田明美のウザイ解説を私はすぐに連想してしまう。

goo ブログにはリアルタイム検索というツールがあって、今現在自分がアップしたどのブログが読まれているか、何人くらいがアクセスしたか見る事が出来る。

特に土日の休みにこの検索を見たとき、去年の夏にアップした、増田明美のウザイマラソン解説のブログへのアクセスが異常に多い事がよくある。多いときは、短時間で60~70人のアクセスがあったりする。

もしやと思ってテレビをつけると、決ってどこかで女子マラソンとか女子駅伝などを中継していて、解説者が増田明美なのだ。

このブログにも書いたのだが、増田明美には悲しいかな、現役のとき大した成果をあげていない。それどころか、私の記憶では、彼女はどちらかというと、勝負を諦めてしまう性格でいつも期待を裏切っていた。

そのせいか、彼女の解説は勝負の機微とか、走者の表情や目線などから予想できるレース展開などはそっちのけで、選手の家族のこととか、最近凝っている趣味とか、選手の好物とか、およそレースとは無関係のどうでもいいことをベラベラしゃべるだけなのだ。


  阿川佐和子さん

阿川佐和子のインタビューは面白く、高橋尚子さんは、金メダルを取ったレース展開を上手に解説していた。特にあの印象に残るサングラスを投げてから、一気にスパートして並走していたルーマニアのシモンを引き離す場面は非常に興味深かった。

当時の監督はこいで監督で、彼らは勝負どころとなる30kmあたりに宿を決め、毎日のようにその道をジョギングして、レースのイメージ作りをしたそうだ。当日は、恋で監督は、10kmと30km地点で、高橋選手を応援する予定だった。

しかし、当日はこいで監督は10km地点ですでに高橋の勝利を確信して、その後ビールを飲んで帰ってしまったそうだ。

高橋はそうとは知らず、30km地点でこいで監督を沿道に捜した。しかし見当たらない。代わりに高橋は自分のお父さんがいるのが分かったので、お気に入りの2万円もしたサングラスをその方向に向かって投げたのだった。

決して投げ捨てたのではなく、お父さんに拾って欲しかったという。

しかも、並走していたシモン選手の走行妨害にならないように、少しスピードを上げて前に出てサングラスを投げたのだった。

しかし、そのサングラスはテレビ中継車に当たって、道路中央に跳ね返ったのだった。高橋はそれを見て、「えぇーっ!」と思ったそうだが、同時にそのときいつもピッタリ追いついて着ていたシモンが追いついてこないことに気がついた。

この間ほんの数秒間。高橋は本能的に「今だっ!!」と感じて、思い切りスパートしたのだった。

シモンは足が上がらず、高橋との差はみるみるおおきくなっていった。

競技場に入ってからは、シモンの驚異的な追い上げがあり、差はぐんぐん縮まっていったが、高橋は見事に1位でテープを切ったのだった。

なかなか臨場感溢れるトークで、私はテレビに見入ってしまった。

東京五輪での女子マラソンは、ぜひとも 高橋にお願いしたい。

出来れば、高橋、有森コンビで中身の濃い解説をお願いしたいものだ。

北朝鮮、生物兵器の恐怖

2017年12月03日 | 英語関連
私と同世代の方は、左の二の腕に、二箇所のペケ印の傷跡があるでしょう。1cm四方くらいの傷跡で、それは種痘の跡です。

その後しばらくして、スタンプ式という針でチョンと刺す方式に変ったようで、傷跡らしい跡は残らないようです。以前、病院で看護婦さんが私の種痘の跡を見つけて、不思議そうに見ていた事がありましたが、その後1976年を境に、種痘は廃止されたそうです。

私の世代は教科書にジェンナーが種痘をする挿絵があるのを見た事があると思います。そのとき以来、天然痘という伝染病の名前と、種痘の意味が書いてあったか、先生が教えてくれたのか、それは覚えていませんが、私の記憶には鮮明に残っています。

 英国人・ジェンナーの種痘図

もはや、天然痘ウイルスは地球上から無くなったといいますが、この伝染病は世界史の中で一体何人の命を奪ったのか、誰か試算した人はいるのでしょうか。

よく知られているのは、コロンブスが新大陸を侵略した後、このウイルスも偶然か故意か分りませんが、新大陸に入り込んで来た為に、アメリカのインディアンの命が相当奪われたということです。

インディアンには家畜を飼うという習慣がなかったので、このウイルスに対する抵抗力は皆無だったようです。同様に、スペイン人が中南米に侵略した時も、インカ、アステカ文明は彼らが持ち込んだウイルスで全滅させられたと言っても過言ではないでしょう。

天然痘は、感染力が非常に強く、咳やくしゃみ程でなくとも、普通に会話した際の唾液の飛沫が空気中の塵に付着して、フワフワと漂って感染していくそうです。致死率は20~50%。

感染すると体中に膿庖ができて、これが治っても跡が残り、それが「あばた」と呼ばれます。「あばたもエクボ」の「あばた」です。今はあばたのある人はあまり見ませんが、私の好きなエッセイスト、山本夏彦さんのエッセイを読むと、よくあばたのある人のことが、書かれていました。

1970年代に地球上から、絶滅した天然痘ウイルスですが、今から10数年前、アメリカのCIAが、北朝鮮が天然痘菌を保有していると報告した事がありました。

今では、北朝鮮が肥料工場に化学者や設備を集めて、天然痘、ペスト、コレラなどの病原菌を培養しているらしいことは、国連の専門官の間では、知られたことだそうです。

核兵器による攻撃は、それを運搬する手段として長距離ミサイルが必要となりますが、生物兵器は、他にも運搬手段はいくらでもあります。

手っ取り早く、ウイルスに感染した人間を侵入させればいいわけで、例えば米軍基地周辺や、重要施設周辺で、身を挺して菌をばら撒くことで、重大な被害を与える事が可能なのです。

このところ、立て続けに日本海沿岸に北朝鮮の漁船らしき不審船が漂着し、中には乗組員が行方不明になっていることもあったそうです。

 木造工作船?

報道では、専門家が、この時期は以前からよくあったことで、日本近海での密漁が活発になって、天候が影響したりするとこういう結果になるもの、と説明していました。

しかし、日本の能登半島の漁業関係者は、能登半島近くではすでに100隻ほどの沈没船が確認されている、とも証言していて、実態は不透明です。

 ほぼ沈没状態

日本海沿岸に住んでいる人は、拉致以上に不安な気分にさせられる現状ですが、タイミング良く、この状態を先月末の参議院予算委員会で問題提起したのが、自民党の青山繁晴氏だった。常に国益と日本国民のことを重視する議員である。

 青山繁晴氏

青山氏は、安全保障が専門だけあって、北朝鮮不審船の天然痘テロの可能性を指摘、その危険性を政府に進言していたが、不思議とNHKをはじめとする日本のマスコミは、彼の予算委員会での質疑は一切報道しない。今回だけでなく無視し続けている。

Youtube などのネット上では、簡単に見る事ができるのだが、情報弱者と呼ばれる多くの国民は、NHKをはじめとするテレビで報道しないことは、この世で起きていないことだと理解する。

野党がモリだのカケだのと、どうでもいいことを騒ぎ立てるのは、この状況を一体誰が一番喜ぶか、得をするかと考えれば自ずから、「ハハァ~ン・・」となるではないか。

陰気・貧相・貧乏神

2017年10月15日 | 英語関連
ウィキペディアによると、貧乏神(びんぼうがみ)とは、取りついた人間やその家族を貧困にする神のことだそうである。

基本的には薄汚れた老人の姿で、痩せこけた体で顔色は青ざめ、手に渋団扇を持って悲しそうな表情で現れるが、どんな姿でも怠け者が好きなことには変わりないそうだ。

また、貧乏神は味噌が好物で、団扇を手にしているのはこの味噌の芳香を扇いで楽しむためとされている。

イメージとしては、こんな感じだろうか。

 貧乏神イメージ

今、地上波テレビの報道バラエティ番組などで、盛んに反安倍コメントを繰り返している、政治評論家がいるが、この方をチラッと見るたびに、私はその陰気臭い表情から、「貧乏神」という言葉が頭に浮かんでくる。

人間、だれも人の悪口を言う時は、感じの悪い表情になるものなのだろうが、この方はいつも政権の悪口ばかり言っているため、日常の表情まであんな風になったのではないか。

彼と同じような印象を持たせるのが、今や時の人となった「緑のたぬき」こと、小池東京都知事の露払い(細野モナ男が太刀持ち。あれ?逆だった??)若狭某氏と、TBSの反日偏向番組・サンデーモーニングでデマを撒き散らす岸井某氏である。

なぜだろうか、と考えた時、共通点は「ひげ」というのが浮かぶのだが、髭を蓄えた方みんなが貧乏神みたいに見えるわけではない。やはり、その語り口や、話す内容などの背景が大きく影響するのだろう。

 貧乏神トリオ

テレビ局や政党側の意向に沿ったコメントをしているのか、心から考えていることを主張しているのか、「安倍政治を許さない」一本やりでは、重箱の隅を突付くようなことを事をいい続けることしかないのだろう。

それにしても胡散臭さと陰気臭さを茶の間に撒き散らす存在である。

もはや世も末の、英語教育早期化

2017年09月03日 | 英語関連
最近多くの自治体では、小学校の教員の採用試験に当たって、英語の資格があったり、英語に関する試験を受けた経歴があったりする受験者が有利になるよう加点をしたり、あるいは特別枠で採用されているとネットの産経ニュースで読んだ。

2020年(あと2年半)から全面実施される小学校の英語の授業は、3・4年生が「外国語活動」というお遊び時間を週1回設け、5・6年生は正式科目となって、こちらは週に3回ほど算数や国語と同じように試験や成績も付けられることになる。

英語教育の専門家たちは、概してこの教育改革に関しては否定的な見方をしているようだが、かといって政策に異を唱える反対運動を仕掛けるような動きはまったく見られない。

馬鹿馬鹿しくてそんなことすらする気も起こらない。といった感じではないかと思う。

私が中学高校生の頃から、よくテレビやラジオで見聞きしてきた、英語教育者の鳥飼玖美子さんなどは、短く「英語を小学校3年生から始めることで効果が上がる、という科学的データはありません。」と皮肉っぽく言うだけのようです。

多分、この分野の専門家の方たちは、英語教育の早期化は、そうすることで金儲けのネタが増えることだけを目論んだ、商人(あきんど)どもの「国家特別戦略」などという策略であるに過ぎないと、分りきっているからなのだろう。

研修生などという名目で、途上国からド安い労働力を入れたり、学生が足らなくて大学経営が青息吐息の学校に、小遣い付きの留学生をじゃかじゃかつぎ込んで、アルバイトもOKにしてあげたり、もう派遣業者みたいな商人(あきんど)どもには至れり尽くせりである。

福岡県の西日本新聞のWEBニュースでは、この夏休みに、不安に駆られた小学校教員たちが、大手英会話スクールが主催した、小学校教員向け「指導力・英語力向上セミナー」に参加した教員たちの様子を記事にしていた。

こういう公務員向けのセミナーはもうむちゃくちゃ儲かることでしょうな。

少し西日本新聞の記事を抜粋すると。。。

【イーオン講師が、授業で使える「クラスルームイングリッシュ」を伝授。子どもには、簡潔で、短く、明確な英語を使うことや大きな身ぶり手ぶりを付けて話すことが大切だ、などと指導した。教員たちは2人一組になって講師から学んだクラスルームイングリッシュを繰り返し練習。ALTとのコミュニケーションに役立つ表現も学んだ。

 イーオン主催

 福岡県筑紫野市の小学校で6年生を受け持つ石橋剛教諭(50)は「ALTがいると安心して、自分も発音などがあいまいになっていた。でも『教科』になると、1人で授業する時間がぐんと増える。わらにもすがる思いでセミナーに参加しました」と話した。

 イーオン九州本部によると、セミナー終了後、学校に来て教えてほしいという要請が複数あったという。】

ALT とは外国人の英語授業アシスタントのこと。各自治体単位で採用し、地区の学校で使い回す若者のことで、2017年1月14日の当ブログに『JETのALT倍増がワイズスペンディングなのか?』という題でアップしたので、関心のある方は見てください。

他にも、GT(ゲストティーチャー)と呼ばれる、日本人OKのアシスタントもいるようで、小学校の児童たちは何がなんだか分らんでしょうね、かわいそうに(笑)。

 教師とGT

西日本新聞の記事によると、いかに現場の教師たちがうろたえているかが分って面白い。例えばこんなふうに・・・。

【福岡県教育センターで外国語教育の研修を担当する宮田久美子指導主事(46)が“出前授業”を行い、全教員が参加。宮田指導主事は、5、6年生の「外国語活動」と、これから始まる「教科」との内容の違いや、ALTとの上手な役割分担の仕方などを動画を交えながら説明した。

 「下手な発音でも授業ではたくさん英語を使った方がいいのか」「授業中、気づいたら日本語で話している。どうしたらいいのか」-。質疑応答では多くの教員から疑問や悩みが飛び出した。

「教科としてどう教えるか、まだ手探りで中核教員としても自信がないところがある。他の先生の不安はもっとだろう」と吐露する。

宮田指導主事は「英語が得意ではなく、心配している中核の先生は多い。ただ、そういう先生が研修を受け、学校内に広げていくことにこそ、意味があるのです」と話した。】  =2017/08/31付 西日本新聞夕刊=より抜粋(写真も)


この最後の福岡県の宮田指導主事の一言は、自分たちが取り組んでいる意義を主張しているだけで、「無駄なことをやってるんじゃありません」と自分に言い聞かせているだけ。これを聞いてドン引きしない教師たちがいたら、私は「やっぱりあんた教師だな」と苦笑いするだけだ。 

犠牲者は子供たちであり、この国の将来である。

ひたすら、マレーシアとかフィリピンとかインドネシアのような、欧米の旧植民地みたいになることを目指しているようで、この教育政策でホクホクなのは、イーオンやベネッセ、COCO塾みたいな大小の英会話スクール。

それに、近隣の外国に短期英語留学を、などとすでに以前から動き始めている大手派遣会社など(Pで始るあの会社など)が、ここぞとばかり甘言を弄してヤングママたちから金を巻き上げようと企んでいるのである。

そのうちスマホを使えば、何ヶ国語でも即座に翻訳できる時代が間違いなくやってくる。それで何が不満だと言うのか。

グローバル化とは欧米の植民地になることだと心得よ!

着物の巧妙、笠の内

2017年08月20日 | 英語関連
言い出されたのは江戸時代のようだが、女性が美しく見える条件を言った言葉に、「夜目、遠目、笠の内」というのがある。

【夜見るとき、遠くから見るとき、笠に隠れた顔 の一部をのぞいて見るときは、はっきり見えないので実際より美しく見えるものである。】という意味である。

笠の内というのは、傘と言い換えても同じで、雨の日に傘で女性の顔が見えたり見えなかったりする時、男は勝手に想像してワクワクするものである。

さらに、着物は柄や色が多彩で、しかも帯に視点が集中する所為か、腰の位置が実際より高く見える。つまり足が長く見えるという利点がある。

上から下まで全身を覆っているようでも、チラリと見える足や赤い蹴出しや長襦袢は、妖艶でしばしば男の目が釘付けになる。

尻っ端折りで、片肌脱ぎをした現代の阿波踊りの女性の衣装は、以上をすべて網羅している。徳島の「阿波踊り会館」の阿波踊り講習で、講師の方が「阿波踊りの衣装は、女性を最もきれいに見せてくれます。」と強調していたが、多分否定する人はいないだろう。

  笠の内

髪をアップにしてうなじを見せ、傘を斜めにかぶる。踊る時はかかとを上げるだけではなく、前かがみになって太ももから折り曲げるようにする。少し艶かしいくらいの長襦袢に隠れた足のシルエットがこれまた色っぽい。

ほぼ完成形の阿波踊り衣装は、男性の目を意識せずしては、決してここまで進化しなかったと思う。

 腕を高く・・


阿波踊り会館を訪れた時、盛んに一緒に踊ってくださいと誘われたが、私はどうもその気になれなかった。私にとって阿波踊りとは、ただ集団に混じって踊ればいいというものではなく、男女ともあの衣装は阿波踊りの重要な要素の一つなのであると感じている。

そろいの衣装を着て、踊りながらみんなで練り歩くことが阿波踊りであると思っている。ただ普段着でステージで踊るのは、まがい物に過ぎず、私にとっては楽しいはずがなかったと思ったのです。

Youtube の動画には、どこかの連(チーム)が踊りの練習をしているところをアップしていた。女性たちはジャージなどを履いて練習しているのだが、見事に日本人特有の体型をさらけ出していて、すこし興醒めの動画になっていた。



有名レストランのあまりきれいではない厨房を覗いてしまった感のある動画であったが、それだけに今の完成度の高い阿波踊りコスチュームを見直すのであった。



いつまでたっても、私は踊る阿呆ではなく、「観る阿呆」でい続ける気がする。


低俗の極み、浅ましい政治家

2017年07月22日 | 英語関連
孫たちが来て、居間でなにやら大きな笑い声がしてきて、一体何事かと気になっていってみると、ひっくり返りそうなくらいに笑い転げている。

何がそんなに面白いのか聞いてみると、息を整えながら、なっちゃんが教えてくれた。

ウチで飼っている犬のクッキーの背中に煎餅の欠けらが付いていて、それを食べようとクッキーが悪戦苦闘しているのが可笑しいのだそうだ。

クッキーにしてみれば、香ばしい煎餅の匂いが背中の方からしてくるのだが、手も足も出ずに、首も廻らないので、必死なのだろうが、なっちゃんたちにはそれが可笑しくて可笑しくて、もう死にそうなくらい笑い転げているのだった。

傍から見れば、他愛ない光景だが、実に子供らしくて微笑ましいものだ。


一方、傍から見て他愛ない光景だとしても、国を代表する政治家や、その国の首都のトップたちが、面白がってやっていることを見せられて、笑い転げるバカはいないだろう。




これが、日本の次期総理候補だと聞いて、もう目まいがして倒れそうになるのは、私だけだろうか? こんな男は、どこかの座敷牢にでも放り込んでおいて欲しいものだ。



こういうのを観て、都民が喜ぶだろうと計算しているとしたら、都民の民度も随分と低く査定されているものだ。

東京都民よ、さあ喜べ!と言っているような目つきではないか。

都民たちよ、お世辞でもいいから拍手してやってくれ。

選んだ責任上、さあ、手を叩け!

出稼ぎするなら英語くらい覚えろよ

2017年06月11日 | 英語関連
巨人の星の話題で、「日雇い人夫」という言葉を、放送する側の自主規制で使用禁止としたことをちょっと前のブログで話題にした。

いまや「にんぷ」と入力すると、「妊婦」と変換するが、「人夫」という単語は選択肢にも出てこない。

子供の頃、「巨人の星」をワクワクしながら観ていて、「人夫」という言葉が差別用語だなどという感覚は微塵もなかった。面接の場面で、飛雄馬が、「僕の父ちゃんは、日本一の非正規の日雇労働者だ!」などと言えば、あの感動的な場面の感動など起きないのではないだろうか。

ポリティカル・コレクトネス、略してPCなどとも言うそうだが、本場アメリカでは、この要するに「言葉狩り」が横行して、酷いことになっているらしい。

マー君こと、田中将大選手がアメリカの大リーグ、ニューヨークヤンキースに、7年契約で100数十億円という好待遇で入団したのは、3年前のことだった。

その彼が先週のレッドソックスとの試合中、ピンチになった際のことだった。

コーチがタイムを取ってあわててピッチャー・マウンドに駆け寄ったが、このとき日本人のマー君専属の通訳も一緒だった。

 通訳帯同でのタイム

これは特別ルール違反ではないのだが、この時テレビ中継席の解説者、ジェリー・レミー氏がこのシーンについて、一言コメントしたのだった。

『田中が通訳をマウンドに連れて行くのは違反とすべきだよ。野球の言葉を覚えるべきだ。コーチとは長くやってるのだから・・。覚えりゃいいんだよ。単純なことさ。』

  右が解説者

元レッドソックスの名内野手だったジェリー・レミー氏はおそらく彼の偽らざる気持ちを特別悪気なく、さらっと言っただけだったろう。

興味深いのは、このレッドソックスには、かつて野茂英雄投手、上原浩冶投手、松坂大輔投手など、多くの日本人選手が在籍していたという背景があった。

ところが、このちょっとしたレミー氏の言葉に即座に反応した野球ファンがいたのだ。

「人種差別だ。」という批判が放送局などに集中して、大騒ぎとなっていた。

翌日、レミー氏は自身のツイッターで、「私の言葉で不快となった方々に、心から謝罪します。」と謝った。

地元の新聞は、レミー氏の言葉にはまったく賛同していないと声明を掲載し、放映した放送局も、「こころから謝罪する。」と平謝りであった。

当のマー君は取材に対して、「コメントしづらいが、通訳帯同は認められているし、通訳なしでは微妙な意味が伝わらない・・・。」というコメントをしたそうだ。

 覚える気がない

英語サイトで、レミー氏に対する批判がどういうものだったか見てみると、「レミー、もう引退したらどうだ。」「ボストンに人種差別を持ち込むな。」とか結構過激なものがあり、どこもこういう様子は変わらないんだと苦笑させられる。

海外で活躍する他のスポーツ選手の現実を見てみると、サッカーにしろ、今一番熱い卓球にしろ、ゴルフにしろ、テニスにしろ、みんな結構流暢な英語や現地語を話すので、驚くことが多い。

イチローにしろ、松井にしろ、野球選手は5年いても10年いても、英語でインタビューすら対応できないというのは、何とも情けない話だ。

 たかが英語だ

1年365日、朝から晩まで野球をやってるわけじゃないだろうし、その気になれば英語などすぐに使いこなせるようになるはずである。普通の頭なら。

生活が掛かってると思えば、必死で言葉を覚えるものだ。