孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

近・現代史は面白い。

2015年08月08日 | 日記
石原慎太郎さんがどこかで披露していた話に、坂井三郎さんのことがある。坂井さんといえば、「大空のサムライ」として日本よりアメリカの方が名を知られた海軍の戦闘機乗りで、「撃墜王」として知られている元海軍兵士だ。

坂井さんが中央線に乗っていると、学生らしき若者が乗ってきて坂井さんの前に立って話に夢中になっていた。すると、片方が「オイ、知ってるか?日本は昔アメリカと戦争やったんだってよ。」と言った。するともう一人が、「そんなワケねぇだろ。」「いや、ホントだよ・・・。」「ウソだろ・・。マジでぇ?・・・で、どっちが勝ったの?」

坂井さんはこの二人の話を聞いていて、降りる予定のない次の駅で降り、気を落ち着けるためにホームの端っこでタバコを立て続けに二本吸ったそうである。

学校では縄文式土器と弥生式時の違いは丁寧に教えるが、近・現代史についてはほとんど授業で教えないのが現状であるようだ。私の頃もそうだった。だから、若い頃の私も、この坂井さんの前で話をしてた二人とは、もしかしたら大差なかったかもしれない。

この流れでいけば、国会周辺で太鼓にあわせて、「戦争止めろ!」「憲法守れ!」とやっている連中の多くも、もしかしたら日本は昔ロシアを戦争で打ち負かしたと聞けば、「・・・なワケねぇだろ。」と返答するかもしれない。

私は社会人になって、アジアがここまで西欧列強に侵食されていて、大東亜戦争の後それらの国がみんな独立できたのだという事実を知って、正直目からウロコが音を立てて落ちたのだった。


緑は欧米列強の植民地だった。


中国共産党が中華人民共和国として成立したのは、1949年戦争が終わって4年後のこと。それすらもあまり知られていないのでは・・・。



自虐史観で洗脳された日本人の目を覚ますのは、まず近・現代史の勉強からスタートするのがいい方法だと思うのだが・・。


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