孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

高齢者、「5S教」盲信者

2018年11月25日 | 社会観察
工場の生産現場を見れば、大抵その会社の品質管理レベルが想像できるものだ。

要る物と要らない物を区別して、取り出しやすいように整頓してあるか。床や機械がよく掃除されてきれいに保たれているか。整理・整頓・清掃の、いわゆる3Sが維持されているかどうかが観察ポイントとなる。

この3Sに、清潔・躾(しつけ)が加われば、五つのSで始る単語の語呂合わせで「5S」となる。今や、整理整頓する事が、5Sの代名詞のようになっていたりして、あまり散らかしていると、「オイ、5Sを徹底しろ!」な~んて言われたりする。

今から40~50年前に日本中の工場で流行った、QCサークルという職場の小集団活動がある。自分たちの職場の問題点、改善点を炙り出して、話し合い様々な手法で問題解決を図る、という日本独特の社員の自主的な活動である。

その頃は、盛んに5S、5Sと叫ばれたものであった。

何をどこに置くか、置き場所を決めて、必要な時はすぐに取り出し易いようにしよう、という趣旨で床や棚にはテープやペンキで線が引かれ、見て分かるように名前が明示された。

もしもその区画から外れた置き方がしてあると、「オイ、5Sを徹底しろ!」などと注意されるのだった。

私は、製造業を何度か転職しているので、各社似たような取り組みをしているのを見てきたが、その取組み方の程度には、各社微妙な違いがあったように思う。特に記憶に残っているのは、大手自動車メーカーの下請けのY社である。

毎月一回、5S点検という日があって、恐らく一度リタイヤして再雇用の上、顧問になっているベテランの高齢者の方が、担当の部下を引き連れて、私の所属していた部屋にやってきた。

オフィス全体を隅ずみまで目を凝らしてチェックし、気のついたところは、連れの部下に写真を撮るよう指示し、後からメールで一覧表に添付して、改善点と改善予定日などを記入して返送するのである。

しかし、「そこまでやるか?」と私が疑問に思ったのは、生産現場に行く際は必ず着帽する帽子を、机の上に置いてあったとき、写真を撮られて、「机は帽子を置くところで亜はありません。すぐ改善して下さい。」と指摘された時だった。

普段は、引き出しに入れておくのだが、たまたまその日は現場から戻ってきて、机に置いてあったのだが、そんなことも推察できず、わざわざ証拠写真を撮って指摘するのは、どう考えても馬鹿げている。

また、こんなケースがその会社では、常識としてまかり通っていた。

それは、事務机の右上の引き出しの使い方に関してであった。

私の場合は、ざっと下の写真のような使い方だった。

 主に文房具類


しかし、他のほとんどの人は、薄めの発泡スチロールの板を引き出しの大きさに切り、文具が収まるようにくり抜き、置き場所を決めてしまうのである。

 見た目はきれいだが

誰もその馬鹿馬鹿しさが分かっていたので、新参者の私がそれをやらなかったのを知っていて、それを咎めようとはしなかったのではないかと、今でも思っている。

その勤め先の社風は、少し的外れなところがあって、事務方も作業現場も使っていたカッターナイフは、突然使用禁止となったようだった。切れ味が悪くなると2cmほどペキッと折る事ができるタイプのナイフである。

 便利なカッターナイフ

 使い方別に種類も多い


紙を切るだけでなく、ダンボール用カッターとか布用など、用途別に何種類もあって、安価ながらも実用的なナイフであるが、一度現場の作業者が使っている時、刃先が折れて、目に突き刺さり、失明した事故があったそうだ。

その事故をきっかけにして、工場長は刃先を折るタイプのカッターナイフを使用禁止としたそうだ。社内にあるカッターナイフをすべて処分し、代わりに購入したのは「デザインナイフ」と呼ばれるカッターであった。

  切れ味抜群

刃を折っていくタイプではないが、先端は薄く尖っていて、その切れ味は恐ろしいほどいい。ちょっと間違えば、指先をスパッと切ってしまいそうである。

カッターナイフの刃先が折れて失明した事故は、一体カッターナイフそのものが原因だったのだろうか。

仮に、工場敷地内で社用車運転中に追突事故か衝突事故があって、従業員が一命を落とすような事があったら、工場内での自動車の使用を禁止するのだろうか。

不具合が起きた場合には、是正措置と予防措置を講ずる上で、最も大切なのは原因の特定なのであるが、もしそれが「カッターナイフ」にあったのなら、今でも文房具店で販売されているわけが無いだろう。

トップの下す判断は、常にただしいものとは限らない。

「ユーモア」で押し通せよ。

2018年11月24日 | 外国ネタ
民族性というか、国民性をネタにしたジョークには、傑作がたくさんあって、いくつか覚えておくと、何かの機会に披露して場を笑わせる事ができる。

いわゆるエスニック・ジョークというもので、例えばこんなのがお馴染みだ。


様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになったので、乗客を海に飛び込ませることになった。

アメリカ人には:  「今飛び込めばあなたは英雄ですよ」
ロシア人には:   「海に落ちたウォッカの瓶はあなたのものです」
イタリア人には:  「美女たちも泳いでいますよ」
フランス人には:  「決して海には飛び込まないでください」
ドイツ人には:    「規則ですから飛び込んでください」
中国人には:    「海底に赤サンゴがあるそうですよ」
日本人には:    「もうみなさん飛び込みましたよ」
韓国人には:    「日本人は飛び込みましたよ」



ものづくりの過程とは・・・
ドイツ人が発明→ アメリカ人が製品化→ イギリス人が投資→ フランス人がデザイン→ イタリア人が宣伝→ 日本人が小型化もしくは高性能化に成功→ 中国人が海賊版を作り→ 韓国人が自分たちのものだと起源を主張


カンヌ国際広告祭で金賞を受賞した作品(1999年)に、タイトルは『Japanese』というノルウェーのブローテン航空のCMがあった。

日本人らしきビジネスマンが、レフセ(ノルウェーの伝統的なお菓子)とおしぼりを間違えて、顔を拭いてしまい、顔を生クリームでべったりと塗りたくってしまった。隣の紳士はお菓子をパクリと食べた。

 機内食にて


今度はスチュワーデスが差し出されたおしぼりを差し出すと、てっきりレフセだと思い、お腹がいっぱいとジェスチャーで断る日本人ビジネスマン。

 いらない、いらない・・

レフセ(ノルウェーの伝統的なお菓子)を知らないと、このCMの面白さはわからないので、果たして金賞に値するものかどうかは疑問であるが、日本人の審査員はこのCMが金賞に値すると、一票を投じたそうである。

彼女は電通の社員で、いわゆる帰国子女だったようだ。



いわゆる高級ブランドというものはまったく縁が無く、海外旅行した際に空港の売店を見て歩くくらいだが、最近、イタリアブランドのドルチェ&ガッバーナが、支那人たちの攻撃目標になって、大騒ぎになったようだ。

その有名ファッションブランドのドルチェ&ガッバーナが、21日に上海市で開催予定の大型イベント「The Great Show」に向けて、公開した宣伝動画が、支那人には気に入らなくて、非難の集中攻撃を浴び、不買運動にまで炎上したそうだ。

宣伝動画は、明らかに支那人と分かる女性が、支那独特の長めの箸を片手にイタリアを象徴するピザやスパゲティを食べようとするものだった。

  箸をすべるパスタ


  ピザを箸で・・

大型イベントは延期となり、動画で自分たちが侮蔑されたと思った支那人たちの、不買運動にまで発展しそうになったために、とうとうドルチェ&ガッバーナ側は、謝罪するは目になったようである。

なんともイタリアらしく、意外とあっさりと謝罪してしまうのは、ちょっと可笑しかっただけでなく、ドッチラケた。

そうだろう。先の大戦の際も、同盟国のドイツと日本が必死で連合国と戦っているというのに、イタリアは1943年、あっさり無条件降伏した上に、な、な、なんと、1945年7月には、日本に対して宣戦布告したのであった。

まさしく、イタリアらしい腰砕けの体たらくじゃないか。



迷惑な基督教布教者

2018年11月23日 | 英語関連
世は、自動運転、人工知能と科学技術の終わりなき進歩の話題で持ちきりだが、「何でいまどきに・・」と、絶句してしまうような、俄かに信じられないニュースに今日は驚かされてしまった。

AFP通信社の伝えるニュースだった。以下、その抜粋である。

   北センチネル島

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【11月22日AFP】 現代文明から隔絶されたインド・北センチネル島(North Sentinel Island)で、米国人青年が先住民から多数の矢で射られて死亡した事件で、青年が同島を訪れたのはキリスト教の布教のためだった。

米国人、ジョン・アレン・チャウ(John Allen Chau)さん(27)は先週、インド洋上の同島に不法に上陸しようとカヤックで接近。チャウさんは贈り物として、魚やサッカーボールを持参していたという。

チャウさんは、「私の名前はジョンです。私は皆さんを愛しています、イエス(Jesus)も皆さんを愛しています…魚を持ってきました!」と声を掛けた。

先住民らはチャウさんに向かって矢を放ち、矢の1本がチャウさんが手にしていた聖書を射抜いたため、チャウさんは上陸を手助けしていたインド人漁師らの舟に戻った。

夜が明けてから再びカヤックで島への上陸を試みたチャウさんが、漁師の舟に戻ってくることはなかった。

米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は、別の宣教師がチャウさんの母親に電子メールで知らせた話として、先住民が浜辺にチャウさんの遺体を埋めているのを漁師らが目撃したと報じた。


ベンガル湾(Bay of Bengal)に浮かぶ北センチネル島には、約150人の先住民が暮らしている。独自の生活様式を保護するため、インド人も外国人も一様に島から5キロ以内に近づくことを禁じられている。

 報道によると、チャウさんは両親に宛てた手紙の中で「こんなことをして正気じゃないと思うかもしれないけれど、ここの人々にイエスについて教える価値はあると思っている」「私がもし殺されたとしても、彼らや神を恨まないで」と書いていたという。

北センチネル島にはインド当局も上陸を避けており、チャウさんの殺害が犯罪として扱われるかどうかは不明。

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センチネル島の先住民、お見事!!  

アメリカ人青年、何とお節介なことを!!


これが、私が最初に抱いた感想でした。世界史をちょっと勉強しなおすと、歴史はこういう基督教がらみの争いの連続で、基督教を信仰する方には失礼かもしれないが、基督教布教の名の下に、一体何千万人の人の命が奪われたことか・・・。

北米大陸の先住民(いわゆるインディアン)は、白人たちの奴隷にはならなかった。その結果、白人は彼らを殺しまくった。しかもそのやり方は、先住民の衣食住の拠り所である、バイソンをほぼ絶滅させるという、汚い手口であった。

清教徒たちが乗り込んで来る以前は、6千万頭生息していたと推定されるアメリカバイソンは、1890年にはわずか1000頭未満にまでに激減したというから、異常な仕打ちであった。

スペイン人たちは、中南米に入り込んで、インカ・アンデスという文明を皆殺しで破壊しつくした。

今や当時の血を引くインディオなどほとんど存在せず、変わりに白人が持ち込んだアフリカ系黒人たちと白人との混血が、まるで始めから住んでいたようなかおをして、中南米国家を形成している。

基督教布教という名の下に、数え切れない命を奪っておきながら、愛が滑ったの転んだのという、偽善と欺瞞を誤魔化す美辞麗句で自らの蛮行を正当化するやり方は、許されることではないはずだ。

先住民に殺されたアメリカ人青年には、自業自得としか言ってやれないし、ましてや今回のセンチネル島での出来事を、「犯罪」かどうかなどと考えるなど、まったく鼻白んで、開いた口が塞がらない。

ビーンもびっくり、ゴーンが逮捕

2018年11月23日 | 社会観察
ビビアン・リーとクラーク・ゲーブル主演の大作映画、『風と共に去りぬ』というタイトルは、『Gone With the Wind』という、マーガレット・ミッチェルの長編時代小説を英訳したものだ。

南北戦争という「風」と共に、当時絶頂にあったアメリカ南部白人たちの貴族文化社会が消え「去った」事を意味するのだそうだ。

実は、映画好きを自負する私は、このあまりにも有名な映画をまだ観ていない。観る機会はいくらでもあったのだが、観る気にはなれないのである。

その理由は、3時間42分という長い上映時間にある。

前から私は、映画は娯楽として、基本的に1時間半前後が適当な上映時間であると思っている。例外はあるが、長ければいい作品というわけではない。しかし、『風と共に去りぬ』は、DVDをアマゾンで購入済みなのでそのうち観る予定でいる。


さて、連想ゲームではないが、『Gone With the Wind』と聞いて、今連想するのは、日産の会長逮捕、である。Mr. Cost Cutter こと、Carlos Ghosn (カルロス・ゴーン)氏は、両親がレバノン人だそうで、Ghosn と書いて「ゴーン」と発音するそうだ。

 レバノン人の顔?

眉毛が濃くて、一度見たら強烈に印象に残る面相で、いきさつはともかく、彼が日産のトップに着いたときの日本語での長時間のプレゼンは、当時非常に興味深く、好感を持って見た記憶がある。

今回の逮捕劇には、フランス政府が絡んだ複雑な思惑が背景にあるようで、どういう展開になっていくのか興味深い。単純に、「金と名誉と共に去りぬ」ということにはならないような気がする。

今年も、残すところ一月ちょっとという時期に飛び込んだビッグニュースに、同じく眉毛の濃い英国のコメディアン、Mr.ビーン(ローワン・アトキンソン)もさぞかしびっくりしたことだろう。

  目をむくMr.ビーン







多文化共生とは・・・

2018年11月18日 | 外国ネタ
相変わらずアホ野党は、桜田とかいう、クズ大臣をいじって、喜んでいるようだが、いい加減にして欲しいものだ。

今、日本が直面している課題は、もう少し本腰をいれて議論しないと、取り返しのつかないことになるだろう。

移民政策を語る上で、よく耳にしそうな言葉に、『多様性』と、『多文化共生』というキーワードがあるが、これらの言葉に直面すると、思考が停止してしまいがちなので、こういう美辞麗句とは、まともに付き合わない方が無難である。

宗教や、文化の異なる外国人が地域社会に住み始めると、口では「郷に入っては郷に従」ってもらいたい、と言うが、その数が10人、20人、あるいはそれ以上に増えていくと、彼らも、黙っていなくなり、自己主張が始る。

これは、理屈ではなくどこでも観られる必然的な現象である。

そうなると、口でルールに従ってください、ではまったく効果が無くなり、守れない場合の罰則を決めて守らせるようにする必要がある。

シンガポールは、ファイン(fine)カントリー(country) と呼ばれるが、この場合の、fine は、素晴しいという意味ではなく、罰金という意味なのである。

街中、至る所に、アレをするな、コレをするな、という標識が飾られていて、破った場合の罰金が表示されている。最初、私はこれは注意喚起が主目的だろうと、軽く考えていたが、私の同僚がたばこのポイ捨てで、$1,000 の罰金を徴収されたと聞いて、驚愕したものだ。

当時のレートで、確か 70,000 円くらいだったと思う。

 ドリアン、ペットの持込禁止

 ポイ捨て禁止

 飲み食い禁止

 自転車乗入れ禁止


バスに乗れば、犯罪防止ポスターが目に留まり、その生々しさに私は驚かされた。痴漢をして、『一時の快楽を喜ぶか、一生後悔するか』・・・

 左半分の結果が右半分


麻薬犯罪に関しては、特に厳しい。公共の歩道に、麻薬犯罪は死刑という看板と、首吊りのロープがセットで置かれている。

 麻薬犯罪=死刑


Low crime Doesn't mean No crime 「犯罪率が低いとは、犯罪がゼロということではない」  国を挙げて、犯罪防止に取り組んでいる姿勢が分かる。

 犯罪率をゼロに!!


中には、『靴泥棒に要注意!』のポスターもある。靴泥棒が多いことが想像できる。

 靴泥棒に注意!?


観光客でなくとも、スリは多発しているのだろう。


  スリは日常茶飯事
 
シンガポール警察は、犯罪者には容赦しないことで有名だ。以前、電車に落書きした白人を徹底的に追い詰めて、捕まえた後、規定どおり、例のおぞましいムチ打ちの刑を執行したことは、世界中を震撼させた。

移民政策をとり、多文化共生をするということは、ここまで徹底的に取り締まる姿勢が重要であるという好例が、ここにある。徹底的な性悪説に基いている。

日本人のように、心を通じ合わせるとか、外国人にはおもてなしの精神でとか、言わなくても分かるだろうという姿勢では、結果は目に見えている。

野党の馬鹿議員たちは、こういう基本的な考え方を議論した上で、人間性悪説に基いた議論をして欲しいものだ。

「桜田大臣、USBジャックってご存知ですか?」などと、得意げに質問している場合じゃないだろ!!

旅の動機は・・・

2018年11月17日 | 旅行
先日、浜松の観光バス会社の、乗客33人を乗せた観光バスの運転手が、走行中に突然意識を失って、バスはそれに気がついた乗客たちによって、何とか止められて大事に至らなかった、という事故があったそうだ。

記事を抜粋すると、その恐怖が少し伝わってくる。曰く・・・

『前から3列目に乗車していた豊橋市の畑中国守さん(76)が運転席に近寄ると、運転手が泡を吹いて意識を失っているのを発見。異変の直前に運転手のうめき声を聞いた乗客もいた。

 畑中さんはギアをニュートラルに入れ、駆け寄った別の男性がハンドルを握った。減速したものの停止できず、男性はハンドルを左に切り、壁に車体をこすらせながら、異変発生から約1キロ先で停止させた。畑中さんは「必死だった」と振り返る。』

よく怪我人も出ずに済んだものだと感心してしまうが、こういうことは、今後も突然どこでも起こり得ることだと思っていたら、翌朝の報道番組のコメンテーターは、「今、自動運転の開発が進んでいますから、将来は起こることはなくなるでしょう。」と解説していた。

乗客33人は、観光バス会社の企画した「ミステリーツアー」に参加した方々で、豊橋市から出発して、和歌山県串本町に向かっていたという。

この、「ミステリーツアー」とは一体なんのことか分からなかったので、カミさんに聞いたところ、「行先を知らされずに参加する観光ツアーのことで、私も参加した事がある。」ということだった。

行先を知らされずに、金を払って参加する・・という事が、よく分からないが、たぶん正月の福袋を買うようなものなのだろう、と勝手に解釈した。

  福袋みたいなもの?

私は、どこどこで、何をしたい、食べたい、観たいという動機があって、初めて旅をする気になるのだが、ミステリーツアーに喜んで参加する人は、どこでもいいから、金額に見合う旅行か、そうではない旅行か、得した気分になれるか、なれないかが重要か。

福袋など買う気にもならない私が、ミステリーツアーなどに興味を示さないのは、当然のことなのかと思った。

今回参加した33名は、帰宅してから事故のことを、多分得意がって、会う人会う人に自慢げに話をしたに違いない。目的地には行けなくても、それだけで充分ツアーを満喫したことだろう。

そもそも、その観光バスは、和歌山県串本町に向かっていたというから、行先はきっと、大島のトルコ祈念館で会ったに違いない。

私は以前、瀞峡(どろきょう)へ観光旅行した際に、バスが串本町付近に差し掛かったとき、バスガイドさんが、120年以上前に串本町大島近くで遭難した、トルコの軍艦「エルトゥールル号」の話を、感動的に話してくれたのを覚えている。

  いい話だった!

その95年後のイラン・イラク戦争の時、トルコはイランにいた日本人救助で手助けしてくれた。それは、明治23年に大島住民が、エルトゥールル号乗組員を助けてくれたことへの、恩返しであったのだ。

バスガイドの話を聞いてから数年後、私は一人で車を飛ばして串本町大島のトルコ記念館まで出かけたのだった。

今度は、是非元気なうちに、トルコに旅してみたいと思っている。

ヘッポコ野党が支える安倍長期政権

2018年11月17日 | 政治ネタ
「国体」という言葉は、最早死語となってしまったのは、戦後GHQが使用禁止にしたからだそうだ。本来は、『国柄』とか、『御国振り』という意味なのだが、今は、国体といえば、国民体育大会のことだと理解されえているだろう。

安倍政権は、憲政史上最長の政権になりそうだが、こうなった理由の一つは、明らかに民主党が政権を担った、いわゆる「失われた3年」の悪夢があることには、恐らく異論は無いと思う。

そして、今でも支持率が4割前後で落ち着いているのは、なんと言っても、野党のだらしなさが、選択肢の一つとなり得ていないからだ。

もちろん、そういうデタラメな野党議員を支持する国民の存在があるからに他ならない。


しかし、ここに来て安倍政権の舵取りに、これまで安倍政権を支持してきた中にも、違和感を抱いている者が確実に増えている。かく言う私も、そのひとりである。

今、ホットな話題である「移民政策」は、この国の国柄を大きく変えかねない最重要課題であろう。移民政策はとらない、といい続けている安倍総理は、もはや彼の多くの支持者からの信用も失いつつある状況である。

さらに、これに加えて、英語教育の早期化とカジノ法案も、移民政策と並んで、どうも承服できかねる政策で、確実に後に大きな禍根を残しそうだ。

これらに大きく関与して、裏でコチョコチョ動き回っているのが、母国の将来よりも自分の利を優先しているとしか思えない、人材派遣大手パソナグループの取締役会長、竹中平蔵であろう。

  政商・竹中です


外国人による家事代行、つまり家政婦サービスが話題になった際も、大手派遣会社はフィリピンにおいて、先んじて募集体制を整えていたが、こういうニーズを作る役割を担う政商は、同様に英語教育早期化でも、カジノ法案に関してでも、同様の立場である。

今、ようやくクローズアップされた移民問題も、野党が積極的に追及しているように見えるが、まったくピントがずれていて、的外れなため、見ていて歯がゆいだけである。

早速やったことは、在日外国人労働者を集めて、彼らの苦情を聞く場を設けたことで、労働条件が劣悪だとか、給料が少ないとか、日本人従業員並に扱われないとか、そんなことを聞いてどうするのだ?と思いたくなってしまう。

 不満のヒアリング?

私が以前お世話になっていた会社でも、支那人の実習生を何人か採用していたが、経営者は、以前のブラジル人やその他南米日系人の時と同様に、安い労働力としてしか見ていなかった。日本で、技術を覚えて母国に役立ててもらう、など建前でしかなかった。

野党が、政府に外国人労働者はどういう業種に何人入れる考えか聞いたところ、驚くことにすぐ回答があった。

 派遣会社のデータ?

こういったデータは、当然派遣会社の持っているデータが基になっているであろう。彼らは、以前からソロバンをはじいているのである。

野党は、在日外国人から苦情や不満をすくい上げ、お得意の「人権問題化」しようとしている。もう10年ほど前になる。カルデロン騒ぎがあったのを、覚えているだろうか。不法滞在のフィリピン人両親とその娘の騒ぎがあった。

 カルデロン親子の騒ぎ

偽造パスポートで入国して、女はその後妊娠出産。しばらくして、二人の不法滞在がバレて、裁判の結果強制退去処分となったが、娘をどうするかで、連日ワイドショーネタになって、大騒ぎになった。

こういうときは、必ず「人絹派」と呼ばれる悪徳弁護士が裏で暗躍して、様々な仕掛けを考え、世論誘導しようとする。

そのうち、多くの日本人の思考は停止し、順法精神を超越した「可哀想感情」が表面化する。

こういうケースが、今回の移民問題を野放しにすると、日本中で発生しうることは火を見るより明らかではないか。

一連の移民による様々な問題は、EU を見れば、馬鹿でも分かるはずではないか。

あの時も、大手報道機関がセンセーショナルに流した写真が一つの世論を動かすきっかけになったことは、まだ記憶に新しい。

  溺死したシリア難民

  死骸を抱く警備兵士


難民たちが一斉にドイツを目指したわけだが、それから何年か経て、どういう結果になっているか、池上某にでも解説させたらいい。


安倍政権は、以前から、シンガポールのカジノ関連の観光政策、移民政策、もしかしたら教育なども、お手本にしようとしているきらいがあって、私は懸念していた。

シンガポールは、独裁国家であり、別名「明るい北朝鮮」と呼ばれている。

従って、上っ面だけ眺めてマネをすると、とんでもないことになることは必至である。

私は、シンガポール赴任中何度も目にしたが、ウジャウジャいる外国人労働者は、共生どころか、完全に区別されて暮らす階級社会になっている。

道路工事などのガテン系の仕事は、スリランカ人やバングラデシュ人。メイドはフィリピン人と決まっている。

 安い労働力

どの国の労働者が、休日になるとどこに集まるかも、完全に決まっている。

メイドさんなど、滞在中に毎年妊娠の検査があって、妊娠したと分かれば、即強制退去させられる。

 休日の比国人メイドたち

マンションなどにあるメイド部屋など、ベッド一つ分の広さしかなく、ひどい所はドアも無い有様だ。

日本の歴史には奴隷制というものが無かったためか、白人たちが奴隷をこき使うような接し方はできない。今、安い労働者を大量受け入れすれば、それに起因する様々な社会問題が日本中で発生することになることは、間違いないのである。

言葉は文化の礎。

2018年11月16日 | 社会観察
職場の同じグループに一人の女子事務員がいて、彼女がリーダーとなって月に2度、英語の勉強会が企画される。勉強会といっても、英英辞典から、適当に単語を選んで、そこに書かれている意味を読み上げる。

それを聞いて、その単語が何か当てるゲームである。例えば、「構造を表す言葉で、この構造は蜂が作る、六角形をしたもの。」答えは、ハニカム(Honeycomb)。こんな具合である。

初めて私が参加した時、その彼女の英語の発音を聞いて、私はすぐに彼女は帰国子女じゃないか、と直感した。

かなり後になって、知ったのだが、やはり彼女は父親の仕事の関係で、米国で生まれ育ったのだが、中高生時代は日本で過ごし、大学は再び米国に渡って、短大を卒業したそうだ。

彼女曰く、母親が、ずっと米国で暮らすと、日本人らしさが無くなると考え、敢えて帰国させたという。

それは私もまったく同感で、私が滞米中に知り合った日系人は、1,2世くらいまでは日本語を話すが、3世以降になると、家庭の教育方針にもよるが、大半が日本語がカタコトになり、見た目は日本人でも、所作や考え方はまるでアメリカ人である人が多かったようだ。

両親が純粋な日本人でも、暮らしが外国で、家を離れれば回りは外国人だらけ、という環境で育てば、否が応でも徐々に日本人らしさは薄まっていくものなのだろう。そして、その大きな要因となるのが、「言葉」であると思うのだ。

母親が日本人のプロテニス選手が、「日本人初のグランドスラム・シングルス優勝者」になったと、マスコミは手放しで伝えていたが、ろくに日本語を話せない彼女を、「日本人」、「日本人」と大喜びしていたのに、どうも違和感を覚えたのは私だけか。

  国籍は日本でしょう

じゃあ、流暢に日本語を話せば、その人はそれだけで日本人らしい人間性を身に付ける事が出来るのか、と言われれば、きっとそうでもないのだろうが、そのあたりを考え始めると何がなんだか分からなくなってしまう。

2020年から、いよいよ小学校で英語が成績のつく「科目になる。その子供たちは一体どのような日本人に育っていくのだろうか。

大変興味深い実験である。

日本で働きたい?そのこころは?

2018年11月11日 | 外国ネタ
ある外国で、若者対象の就職面接会に日本企業が参加したところ、112社の日本企業に対して、2千人超の若者が集まった、と新聞が伝えていた。

112社に対して2,000人では、それほど多いとは言えないのでは、と思ったが、その外国とは日本や日本人を心の底から憎み、蔑むように教育している、あの民族だというから、なるほど、それはどうしたことかと、少し驚いた。

  産経ニュースから

彼の国では、大学の入学試験の時期になると、国を挙げて受験生を応援するという、馬鹿げたニュースが毎年話題になる。苦労して大学に入学できても、まともに就職できる学生は、60%程度で、就職が決まっても多くが1年程度で辞めていくそうだ。

私も彼の国の会社と関わった事があるので、彼らの働きぶりは垣間見て、その異常さを目の当たりにしてきたが、それは働きバチどころか、まるで奴隷ロボットを見るようであった。

アレほど国を挙げて、幼稚園の頃から、あることないことを教え込み、日本と日本人を憎み蔑む教育をしているにも拘らず、自国の経済状況があんな状態では、若者たちに対して、「日本企業には就職するな」とは言えないのだろう。

数社の面接を受けた学生は、「(日本企業は)技術力や人間性を評価してくれると感じた。」という感想を述べていた、と記事は伝えていた。

しかし、私の経験に基く推量では、日本企業の人事担当者が、相手の技術力や人間性を短時間で評価できるだけの、経験やスキルを持ち合わせているとはとても考え難い。

何せ相手は、食うに困って必死にもがいている状況の若者であり、加えて息を吐くように平然と嘘を連ねる民族性を根底に供えている人種である。

 応募者が一枚上手か・・

こういうことを言うと、反射的に「差別主義者だ」「レイシストだ」「ネトウヨだ」と喚き散らす輩がいるが、これはああいった連中と共に仕事をした事が無い方には、百万言を費やしても、およそ理解できないだろうと思う。

何も、私はパク・クネだとか、ブン・ザイトラのことだけを言っているのではない。

人手不足だから、安くて使えそうな人材だからという、都合のいい理由を連ねて採用するのは、その企業の勝手だが、大抵『安物買いの銭失い』になることは、容易く想像できる。ただ。『やはり、失敗だった』という反省の弁は、企業側からは、まず出てこないものである。

近頃の土人衆ファッション

2018年11月10日 | 社会観察
一昨日は、近所の老婆が他界して、その葬儀手伝いのために、一日勤め先を休んだ。

その前日夕は、通夜のため、近所は(いわゆる土人衆)同じように、お手伝いに借り出される風習がある。しかし、通夜の方はカミさんに頼んで、カミさんはそのため勤め先を早退したのだった。

享年97歳という老婆の所為か、弔問客は親族と孫の勤め先から、パラパラとあって、総勢おそらく数十名、プラス隣近所の十数名だったようで、カミさんもその少なさに拍子抜けしたと笑っていた。

 通夜の夜の玄関

私は子供心に覚えているが、私の祖父が他界した時の通夜は近所の人たちが、深夜まで語り明かしていて、確かみんな帰宅した時は日付が変わっていた。

もちろん、タダ酒を楽しんでいたからで、呑ん兵衛にとっては、こういう時ほど嬉しいことは他に無いそうだ。

ちょっと前までは、同じ組の14軒はほとんど全部が農業に従事していた田舎であったが、今では専業農家は無くなってしまった。時代は変わって、地方の田舎は、ほとんどコミュニティの絆は崩壊していると言ってもよいだろう。

私の家など、私が高校生の頃までは、夜以外に、家の玄関に鍵を掛けるなどということはなかった。

その頃は、葬式の際は、近所のお手伝いである、土人衆は一家で二人出て、通夜・葬式をてつだったものだ。次第に、農協や冠婚葬祭の互助会なる民間業者が葬式を仕切るようになり、今では自宅で葬式を執り行うことなど、まず見かけなくなった。


今回も、同様に民間の葬儀社に依頼したためか、土人衆のやることは、通夜訪問客の香典を預かり、金額に応じた香典返しを渡す、帳場担当が3~4名。残りの十数名は弔問客を臨時駐車場まで誘導することだったそうだ。

ただ、その数たるや、ほんの数台だったというから、ピカピカ光る懐中電灯を持って道路に突っ立っていただけだったようだ。しかも、4~5mおきに立っていたようだ。

さらに、可笑しい事に、いつの間にか私の班では、いわゆる長老の一言で、土人衆は全員正式な喪服を着てくることと決まったそうで、男女とも立派な喪服に身を包んだ土人衆が喪主の家に参集する。「今、どこも土人衆は喪服だ。」と長老は強調したそうだ。

葬儀の日の日程は、出棺午前9時半、葬儀午後1時開始だとカミさんが教えてくれた。土人衆の半分は、火葬場に出向き、火葬中の遺族・親族にお茶や飲み物を取り持つことを担当する。

私も、以前数回その担当を仰せ付かった事があったが、ほとんどが葬儀社から派遣された2名の女性が段取りをしてくれたので、特にすることといったら、すべて終わった時のテーブル・座布団の後片付けくらいだった。

 弔問客の駐車場が問題


出棺は午前9時半なのだが、土人衆は朝8時集合だといわれて、私は1時間半何をして過ごすのだろうと疑問に感じたが、8時5分前くらいに喪主の家の庭に出向いた。

土人衆の皆さんは、全員正式な喪服を着ていたので、黒いポロシャツに黒いブルゾンを着て出向いた私を見て、みなさん少々驚いた様子であった。

土人衆とは、お手伝いをする近所の人たちの別称である。お手伝いをするのなら、それなりに適した格好があると思うし、正式な喪服がそれに当たるとは私は思わない。

これが私の自論で、特に通夜に出向く際に、近所が喪服でゾロゾロというのは、死ぬのを待っていたようで、見ていて妙な光景だ。『驚いて、馳せ参じました』という意味で、地味ならば、普段着で充分ではないか。

その朝も、葬儀社の方が、庭先で立ち話していた土人衆を、親族か弔問客と勘違いして声をかけていた。「そら、見ろ」と私は笑を噛み殺した。

葬儀社の方が、見るに見かねて、「ご近所のお手伝いの皆さん、立っていてお疲れでしょうから、こちらのパイプ椅子に腰掛けてください。」と椅子を何台か組み立ててくれた。しかし、それに座ったのは、私だけだった。

9時半丁度に、親族に運ばれて棺桶が庭に運ばれてきた。悲しい音色のクラクションがなったと同時に霊柩車は静かにタイヤを転がして道路に出て、火葬場に向かった。

さて、残された土人衆は、告別式の行われる近くのホールで帳場に立たなければならない。葬式は午後1時からなので、多分1時間前にホールに出向けばいいだろうと思い、私は、それまで家に戻って勤め先の宿題をしようと家に向かった。

すると、同じ土人衆の若手のひとりが、「あのー、他の人たちはもうホールに向かうというので、僕が車を用意したのですが、一緒にどうですか?」と、声をかけてきた。

私は、そんなに早くホールに行って、何かすることはあるのかい?」と聞いた。
彼は、「火葬場から親族が戻ってくるのは多分11時半頃でしょうから、それまではないですよ。でも長老が言うもんだからねえ・・・」と言う。

私は、「自分は、自家用車で12時までに行くから、先に行っててください。」と言って家に向かった。

葬式が定刻に始ると、「列席者があまりにも少ないから、ご近所の皆様もどうか列席してください。」と帳場に突っ立っていた我々に葬儀社の責任者が話しかけてきた。

「でも、帳場の方が・・・」と土人衆のひとりが言うと、彼は、「いや、もうこれ以上こないですよ。帳場は私が見ますから大丈夫です。」と言う。

結局、帳場担当の6名の土人衆は告別に列席して、坊主の念仏に耳を傾けたのであった。

精進落としの料理の席に着くよう、土人衆の我々にもお声がかかった。テーブルにはビールなどの飲み物と、茶碗蒸し、折り詰め料理などが並べられていた。

土人衆の長老の一番のお楽しみは、ここで飲めるビールのようであった。



速報 【美誠 優勝!!】

2018年11月05日 | 外国ネタ
ITTFワールドツアー「スウェーデンオープン」<10月29~11月4日/ストックホルム>女子シングルス決勝、伊藤美誠(スターツSC/世界ランク7位)が世界ランク1位の朱雨玲(中国)を終始圧倒して4-0のストレートで破り、優勝を果たした。(テレビ東京スポーツ)






快挙!! でこっぱち、美誠!
3-0というのがすごい!!



丁寧に勝利!

2018年11月04日 | 外国ネタ
伊藤美誠選手が丁寧に勝って決勝進出!

伊藤は世界ランク7位、丁寧は2位である。

  磐田市(静岡)出身

決勝は、今夜。相手は朱雨玲(1位)でまだ伊藤は勝った事がない。


  丁寧(Ding Ning) 選手


卓球は地味なスポーツだが、中学・高校では今大人気だそうである。愛ちゃん以来の女子の活躍が、その主原因であることは間違いないだろう。

この卓球の実況は、いつも解説者がいいので、私はそちらも楽しみである。

  逆転勝ちだった!


スポーツ中継の解説者は、やはりかつての経験者に限ると思う。経験者でなければ伝えられない、瞬間的な選手の心理などを分かりやすく伝えてくれると、そのスポーツへの興味が一層増すのである。

軽くてかさばる家庭ごみ

2018年11月04日 | 社会観察
「多すぎるコンビニ、速すぎるアマゾン」というタイトルで、以前ブログにアップした事があったが、それ以来わが街のコンビニ数は減るどころか増えたようだ。そして、アマゾンは相変わらず恐ろしいほど速く届く。

よく見ると、最近のコンビニには以前と比べて大きく変ったところがある。

ゴミ箱が店内に設置されるようになったことだ。すべての店ではないが、ほとんどのコンビニはゴミ箱を外から店内に移動している。

   Before


   After


多分、こうすることで、来店者の持ち込む家庭ゴミを減らし、店員のゴミ処理に費やす作業工数を大幅に減らせるという思惑があるのだろう。

私は、自宅の前にゴミの集荷場があるので、家庭ごみをコンビニに持ち込むことはなかったが、自家用車内で出たゴミやペットボトルは、よくコンビニに立ち寄った際に、外のゴミ箱を利用していた。

黎明期のコンビニは、店内のトイレを使ってください、ゴミ箱を利用してください、雑誌の立ち読みもOKです、とアピールして、「その代わり、何か買っていってくださいね」という営業姿勢だった気がする。

しかし、コンビニが社会に定着してきて、さらに昨今の人手不足が重なると、ゴミ処理などにかける手間など、煩わしいものでしかない。ただ、ゴミでしかないプラスチック包装無くして、コンビニ流通は成り立たないため、痛し痒しの状況なのだろう。

便利だが、何という無駄な代物かと、いつも感ずるのがコンビニ弁当やお惣菜に使われる、固めのプラスチック包装である。

  コンビニ弁当


バラエティに富んだコンビニ弁当は、便利だが決して安いものだとは感じない。そして、あの固めの包装には一体どのくらいのコストを占めているのか、興味深い。

便利に違いないのだから、もう後戻りは不可能だろうが、それにしても毎週2回の燃えるゴミ回収に出す家庭ごみは、重さこそ大したことは無いのだが、その量たるや、年々膨大に増え続けている。

  家庭ごみ(約3日分)

私が子供の頃は、主婦が買い物籠を片手に、ほぼ毎日商店街に必要なものを買いに出かけていた。小さな買い物籠に収まる分だけ買ってきて、そこから出るゴミなどは、せいぜい包装に使われた新聞紙くらいなものだった気がする。

レジ袋が環境に悪影響を与えるので、有料化して追放しようという動きが起きているが、真面目にその気があるのなら、袋1枚30円くらいに法律で設定してみたらどうかと思うのだ。そのくらいやらないと、政府の意気込みに疑問を抱いてしまう。

まず、コンビニが先頭に立って、自らお手本を見せて欲しいものだ。

「自動運転」は「運転支援」に・・・

2018年11月03日 | 社会観察
「自動車」という言葉は、読んで字の如し、「自分で動く車」のことである。英語の、Automobile という単語が、auto (自分で)mobile (動くもの)という語源なので、ここから、自分で動く車、つまり「自動車」に行き着いたようである。

この自動車を造り続けてきた自動車メーカーが、7~8年前から『自動ブレーキ』という名前で、新しい機能を売り出し、この売上げがよかった。

  手放しの喜び


各地の営業マンたちは、「ブレーキは踏まなくても、自動車が自分で判断して止まりますから、衝突しません。」という言葉をセールスポイントに売り込んだそうだ。

ところが、この性能は完璧ではなく、天候や歩行者の身長などで、センサーが働かないで衝突してしまう事故が起きていたようだ。

宣伝広告費を何百億円と費やす自動車メーカーは、不祥事の報道をもみ消すことなど容易いことで、自社に不利益となる事故は報道させない。

先日、トヨタの社長とソフトバンクが、作り笑いを浮かべて壇上で握手し、業務提携を発表していた。

「自動車業界は、100年に一度の大変革を迎える。交通事故原因の9割以上がヒューマンエラー、つまり運転者の所為で起きている。それを人工知能(AI)に任せれば、自動車事故をゼロにする、というメーカーの大目標が達成可能になる。」

運転はAIに任せる時代はすぐにやってくるのだ、という豊田社長のうろたえぶり、というか焦りっぷりは、見ていて面白かったが、そのために必要なデータ収集がソフトバンクとの提携に繋がったのだ、と力説していた。

運転手のいらない、自動運転多目的車を自慢げに紹介する豊田社長であったが、ここに来て、ちょっとその言葉にブレーキがかかったようだ。

  見よ、トヨタの自動運転車を


ドイツをはじめとする海外の自動車業界でも、自動運転がキーワードで宣伝合戦を繰り広げているようだが、日本の場合は、少し自重した方が良いのではと、見直しする動きが活発になっている。

自動車メーカー各社や国交省、専門家などが近々、公表するそうだが、どうも『自動運転機能』という言葉は、『運転支援機能』あたりに落ち着くみたいだ。

豊田社長あまり自動、自動と大騒ぎしないでちょうだい、というところだろうか。



大問題となったエアバッグ。あれが機能すれば、追突してもドライバーを守ってくれるというイメージがあるが、あれは実は単なるシートベルトの補助装置である、という定義づけがされているのをご存知だろうか。

  SRS ??

  SRS AIRBAG の意味は?

SRSとは、Supplemental (補助的な)、 Restraint (拘束)、System (装置)という意味で、拘束装置、つまりシートベルトを補助するためのもので、エアバッグ単独では効果は期待できません、という意味なのです。

アメリカでは、自動運転の電気自動車実現に向けて、激しい開発競争が進行中だが、その実験中に、悲惨な事故が発生しているようだ。

  AIが悪い?




ちなみに、はまってます・・・ 『新参者』

2018年11月02日 | テレビ・ラジオ
安倍総理の後継者は?と問われて、考えてみても、まったく誰も思いつかないので消去法で安倍支持というしかない状況の私ですが、何度も言うように、「英語教育の早期化」と「移民政策」に関しては、とても支持できません。

同じアベちゃんでも、阿部寛は私が好きな俳優で、目下、彼が渋い刑事役を演じている「新参者」にはまっている。DVD全5枚をすべて見終わったところだ。

テレビで放映されていた頃は、まったく知らなかったのだが、偶然借りた「新参者」というDVDが、テンポのいい内容で、はまってしまったのだった。




するどい観察眼で、容疑者を追い込んでいくのだが、おとぼけぶりは、どことなくコロンボ刑事的なところもあって、人間味を感じさせる加賀恭一郎というキャラクターだ。そして、舞台が東京日本橋の人形町で、そこの住民が主役と言っても良い演出がまたいい。


  三つの嘘


原作者は東野圭吾。こうなると、原作も読みたくなるもので、すでにアマゾンで取り寄せて手元にある。

加賀恭一郎を主人公にした映画も何作かあるようなので、秋の夜長を加賀刑事もので満喫して過ごせそうだ。

  舞台は日本橋


どうやら、今度東京に出掛けたときは、日本橋の人形町に行くことになりそうだ。

みなさん、このドラマ、もうご覧になりました?


ちなみに、聞いてみただけです。