先日、歩道を軽自動車が走って次々と人をはね飛ばし、二人死亡させた交通事故があったが、被害者の名前や年齢が報道されても運転者の名前も年齢が、なかなか報道されなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/67/7f0233a6b02a4673ebd80e601852ee8e.jpg)
いぶかしく思って続報に注目していたところ、どうもそれは認知症の疑いのあるお爺さんだった。しかも、事故を起こす少し前に、別の場所でも公道上の真ん中で車を止め、渋滞を起こさせていたという問題を起こしていた。
何事かと近寄って、話しかけてもまったく無言で、ニュートラルにギアを入れたままアクセルを踏んでいたのだという。
このままで進めば、今後の日本では、こういう事故が連日のように発生する可能性があるのは誰も否定しないだろう。
事実、私の隣家には他界した私の父と同い年だから91歳になるお爺さんがいて、毎日のように近くの畑やら近所の野菜卸売市場まで軽トラックを運転しまくっている。
何と彼の耳はすでに聴力がほとんどないのに、である。これは、近所でも知らない人はいない周知の事実であるが、同居している市役所勤めだった長男夫婦がいるので、だれも遠慮して忠告は出来ないでいるらしい。
我家でも、「本人達は平気でも、事故になって被害者になる人にしてみれば、まったくいい迷惑で、その不幸はいつ起きてもおかしくはない。」と話している。
また、今日も私が野暮用で買い物に出たとき、前を走る軽自動車が左折の指示器を出し、スピードを落として左折し始めたので、私もスピードを落とし安全な車間距離を保った。
しかし、曲がりかけていた軽自動車はなぜか左折途中でピタリと止まってしまい、私は危うく追突するところだった。追い越しながらその運転席を見ると、白髪の老人がキョロキョロしているところだった。
私の父が亡くなる5年ほど前だったと思う。まだ老人施設に厄介になる前のことだった。軽トラックで農道を運転中に運転を誤って田んぼに突っ込む事故を起こした。
それまで、「そろそろ免許証を返納した方がいい。」というこちらの勧めに、「これは俺の唯一の身分証明なんだから、返納は勘弁してくれ。」と頑固に拒否していたが、その事故がきっかけで、オヤジはとうとう免許証を返納したのだった。
田んぼに突っ込んだだけで、人身事故でなくて本当によかったが、あの時もし誰かを傷つけていたらと思うと、鳥肌が立つ。
家族や親戚は日頃から様子を見て、少しでもおかしいと感じたら先日の事故のことを真っ先に思い出すといい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/78/1ffe0bc462e447a44fe7f0c4b80e5148.jpg)
どういう背景があったか知らないが、あの事故のいくばくかの責任は、家族にあったと思う。公安も何となく手をこまねいている感じがする。今以上に厳しい対応をしていかないと、認知症の老人に殺される犠牲者が続出するのは確実だ。
自動運転の自動車など、ほとんど解決策にはならない。なぜなら、今でさえ毎日のように道路上では、自動車の不具合が原因で事故が発生しているからだ。構成部品の不良率がたとえ%からppmになったとしても、100万台に何台かは不具合が発生しているのだ。
トップメーカーは年間1000万台生産する時代になっている。そしてもし同じ電子部品が1台の車に100個使われているとすれば、年10億個消費される。その部品の不良率が0.1ppm だとすると、1000万個に1個の不良は発生する。年間で100個の不良は発生することになるのである。
これが現代の車社会の現実である。自動運転の車とて、突然走る棺桶になりうることを認識しておくべきである。
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いぶかしく思って続報に注目していたところ、どうもそれは認知症の疑いのあるお爺さんだった。しかも、事故を起こす少し前に、別の場所でも公道上の真ん中で車を止め、渋滞を起こさせていたという問題を起こしていた。
何事かと近寄って、話しかけてもまったく無言で、ニュートラルにギアを入れたままアクセルを踏んでいたのだという。
このままで進めば、今後の日本では、こういう事故が連日のように発生する可能性があるのは誰も否定しないだろう。
事実、私の隣家には他界した私の父と同い年だから91歳になるお爺さんがいて、毎日のように近くの畑やら近所の野菜卸売市場まで軽トラックを運転しまくっている。
何と彼の耳はすでに聴力がほとんどないのに、である。これは、近所でも知らない人はいない周知の事実であるが、同居している市役所勤めだった長男夫婦がいるので、だれも遠慮して忠告は出来ないでいるらしい。
我家でも、「本人達は平気でも、事故になって被害者になる人にしてみれば、まったくいい迷惑で、その不幸はいつ起きてもおかしくはない。」と話している。
また、今日も私が野暮用で買い物に出たとき、前を走る軽自動車が左折の指示器を出し、スピードを落として左折し始めたので、私もスピードを落とし安全な車間距離を保った。
しかし、曲がりかけていた軽自動車はなぜか左折途中でピタリと止まってしまい、私は危うく追突するところだった。追い越しながらその運転席を見ると、白髪の老人がキョロキョロしているところだった。
私の父が亡くなる5年ほど前だったと思う。まだ老人施設に厄介になる前のことだった。軽トラックで農道を運転中に運転を誤って田んぼに突っ込む事故を起こした。
それまで、「そろそろ免許証を返納した方がいい。」というこちらの勧めに、「これは俺の唯一の身分証明なんだから、返納は勘弁してくれ。」と頑固に拒否していたが、その事故がきっかけで、オヤジはとうとう免許証を返納したのだった。
田んぼに突っ込んだだけで、人身事故でなくて本当によかったが、あの時もし誰かを傷つけていたらと思うと、鳥肌が立つ。
家族や親戚は日頃から様子を見て、少しでもおかしいと感じたら先日の事故のことを真っ先に思い出すといい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/78/1ffe0bc462e447a44fe7f0c4b80e5148.jpg)
どういう背景があったか知らないが、あの事故のいくばくかの責任は、家族にあったと思う。公安も何となく手をこまねいている感じがする。今以上に厳しい対応をしていかないと、認知症の老人に殺される犠牲者が続出するのは確実だ。
自動運転の自動車など、ほとんど解決策にはならない。なぜなら、今でさえ毎日のように道路上では、自動車の不具合が原因で事故が発生しているからだ。構成部品の不良率がたとえ%からppmになったとしても、100万台に何台かは不具合が発生しているのだ。
トップメーカーは年間1000万台生産する時代になっている。そしてもし同じ電子部品が1台の車に100個使われているとすれば、年10億個消費される。その部品の不良率が0.1ppm だとすると、1000万個に1個の不良は発生する。年間で100個の不良は発生することになるのである。
これが現代の車社会の現実である。自動運転の車とて、突然走る棺桶になりうることを認識しておくべきである。