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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ビンズイ

2014年01月11日 | 
ビンズイは以前ちょろっと写真を1枚だけ紹介したことがあります。
一昨日、たくさん(と言っても10羽くらい)いるところを見つけたので載せます。
ビンズイがこんなにたくさんいるのを見たのは初めてでした。



広い芝生の広場と松林が隣り合っている場所です。
地面に降りて食べ物を探していました。


なんかみっけ!

植物の種っぽい?


車の中から撮影しているとみんなどんどん近付いてきます。



この2羽はよく見ると胸の模様が違うので別個体です。





時々小さな声でお互い「ズィー、ズィー」と鳴き交わしていました。
この声は姿がよく似たタヒバリとの違いのひとつです。



昨日は牧場にタヒバリがいました。



外見上のビンズイとの違いがわかりますでしょうか?



                        がんま
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様々な縄もよう

2014年01月10日 | 火山・ジオパーク
明日のツアーの体ならしと今後のツアーの下見をかねて、「縄状溶岩地帯」を歩いてきました。

下見は2月に行われることになった馬車モニターツアーのためでした。

三原山のふもとまで馬車で行き、その後山に登って火口を見るというツアーです。
ツアー時間が短いため、臨機応変に変更可能なように短時間で楽しめる場所を見つけておこうと思ったのです。

まだ溶岩が熱く流れていた時の、流れの方向を示してくれる縄もよう。
1777年噴火の割れ目噴火でできた丘には、様々な形の岩を見ることができます。

今まで、ここだけに時間をかけて歩いたことはありませんでした。
2時間ほどのリサーチで、お気に入りの風景がいっぱい見つかりました。

洗濯板になりそうな見事さ!

コケが生えて、ますます凹凸ができています

「上と下で、違う方向に流れていたの?」と思わせる風景。


斜めの縄もよう


ああ…完全に割れてる…。


まるでヘビのように長く延びた溶岩。

溶岩の下は空洞でしょうか?

噴火の時の噴き出し口(?)が並んでいます。


「何かがありそう」と思える風景ばかりで困りました。


岩に近づくと、かなりトゲトゲの表面が見えます。

ブクブク泡立った溶岩が、流れていたようです。

三原山を目指す溶岩。


溶岩の皿盛り1杯(?)


「三原山を見つめ続ける縄状溶岩」の図


ここも角度によっては、芸術作品のようでは??

いや~“ようがん”とタップリ遊びました。
「のんびり・縄もようの溶岩探し」は、なかなか楽しい過ごし方でした。

ところで、2月の馬車モニターツアーのチラシが送られて来たので掲載します。
日帰りでも宿泊でも参加できます。

大島で過去にブームとなった乗馬。
5人乗りの小さな馬車ですが、三原山の景色を眺めながら馬車に乗るのは楽しそうです。

馬との触れあいを通して、たくさんの人に笑顔を届けられますように。

(カナ)



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火山の島々

2014年01月09日 | 火山・ジオパーク
元旦の風邪が喉にきて数日声が出なくなったと思ったら、こんどは眼に来て左目が霞んで良く見えない状態が続いています。パソコンを見ていると目と頭が痛くなるので、当分ブログは短めに…。

一昨日の午後3時過ぎのヘリで三宅島に飛び、昨日の朝のヘリで帰ってきました。
「2島間で防災と観光で協力しあい、助け合う」ことを目的とした事業のイベントの打ち合わせで、超特急の三宅島行きでした。

上空は雲に覆われていて、雲と海の隙間を飛んで三宅島に向かいました。

大島と同じような粘りのない溶岩を流す利島は,火口から流れた溶岩や吹き上がった溶岩が富士山型の島を作っています。

雲の隙間から漏れた光が、利島全体を照らしていました。

利島のすぐ隣にありながら、粘りの強い溶岩でできている新島は「お餅のように膨れた大きな溶岩ドーム」だと言われています。

だから山頂部分が平らなのだと…。

それは前方に見える神津島も同じ…。

およそ1200年前には、大島と同時に噴火をしていたことがわかっている神津島。
光の海に浮かんでいました。

地球は本当にスゴイです。
私たちは、地球の上に生きさせてもらっている…そんな気持ちになります。

海の上に連なるように並ぶ火山の島々。

プレートが海に沈み込むことでできる“地下のマグマ”が作った島。
みんな同じフィリピン海プレートの上に乗る、兄弟のような島。

それなのに全ての島が違う個性を持っている…。

三宅島で観光協会のAさん、同行してくれた環境省のMさんと「伊豆諸島全体でジオパークをできたらすごく面白いよね」ということで盛り上がりました。「どこも魅力的だし、他を知ることで自分たちの学びにもなるし…」「共通の物語の中に、それぞれ個性があるし…」などなど…。

島の暮らしは、なかなか大変…火山の噴火も,津波も、風水害の危険もあるし、普段から風も強いし、海が荒れると島に閉じ込められます。でもどの島にも、そこの自然と共に生きようとしている人々がいます。

いいなぁ、伊豆諸島のジオ物語を繋げたら、宝の山だろうなぁ…。

あ、長くなって、眼が痛くなってきたので今日はこのへんで…。
2月のイベントは、詳細が決まったら、またここでも案内します。

(カナ)








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やりましたよ、満艦盥さん!!

2014年01月08日 | 
紅い子、ゲットしましたーっ!!
イスカのオスです。
先日(といっても去年の11月30日)のメスとは全然違うでしょ。

スギの実も食べるんですね。





撮影は今週の日曜日(5日)の朝です。
庭で洗濯物を干していたら上空を鳴きながら飛んで行ったので気付きました。
目で追っているとなんと隣のスギに降りたようなので急いでカメラを持ってダッシュですよ。







隣家の人に許可をもらって敷地内に入れてもらいました。
オスメス2羽ずつの小さな群れでした。
食べているときは全然鳴かないのね。
この状態で近くにいたらわからないなぁ・・・
寒さも忘れて撮影に集中しました。と言いたいところですがめちゃくちゃ寒かったです!
30分くらいしたら鳴きながら飛び去って行きました。
イスカオス、初めての撮影に大興奮でした。


そして翌日。
今度は海岸沿いの小さなマツ林で出会いがありました。



これぞイスカ!
ってなポーズでマツの実を食べています。
なんて綺麗~。



メスもいるんだけど、








やっぱり綺麗なオスばかり撮ってしまいますね。
このときは20羽くらいはいたと思います。
マツの実を齧る音と、やはりこれくらいの数になると争いが起きるのか鳴き声も聴こえました。

今度はいつ会えるかわからないのでたくさん写真撮りました。





あぁー、本当に美しいですね。
また出会うチャンスがあったら写真はそこそこにして双眼鏡でじっくり観察したいです。
また会えますように!!


※『満艦盥さん』とは、私の空想上の人物です。


                               がんま



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伊豆大島ジオパーク調査研究支援窓口

2014年01月07日 | 火山・ジオパーク
ジオパーク推進委員会では、台風26号災害後の調査研究がスムーズに行えるようにするためと、聞き取り調査が重複することによる住民の負担を軽減することを目的に調査支援の窓口を作り、昨年末から伊豆大島ジオパークHPにUPしました。
(詳細は以下をご覧ください。http://www.izu-oshima.or.jp/geopark/pdf/chosa-kenkyu-shien1.pdf

昨日~今日の2日間、先日の4学会合同調査にも参加されていた京都大学防災研究所の畑山氏と琉球大学工学部の神谷氏から調査の依頼があり、島内の皆さんから話しを聞きました。

調査の目的は「防災計画や災害対応(避難や情報共有など)の実態を把握し、今後のあり方について検討する。」そして「調査結果は 4学会合同の報告書へ反映する形で還元する」とのことでした。

町の防災課、狩野川台風の経験を持つ島民、被災者の会、消防団、ボランティア商工会、島内外でボランティアの中心となった人々…の話しを聞きました。(私が参加したのは全部ではないのですが)

内容を報告したいのですが,あまりに話題が多岐にわたっていて、とてもまとめきれません。
少しだけ印象にのこったことを書出してみると…

被災者の会の方との話しから…
「狩野川台風の時は水柱があがって『山津波』と呼ばれる茶色い水が押し寄せた。雨戸を閉めてじっとしていろと教わって来た。」
「あらゆる危険のリスクを出してほしい。」
「道路があのままだと不安。」
「顔の見える関係、人が人を助けるのだから、日頃からそういう関係を作るのが大事では?」
「役場も住民も自然に対して謙虚になる必要があると思う。」などの意見が出ました。

ボランティアの方との話しから…
ボランティアが1件ずつ歩いたからこそわかる水の流れが、とても貴重な資料だと思いました。
鉄筋の家が残り隙間を水が抜けて間の家を壊したなど1件1件の崩れ方や、住んでいた方から聞き取った水が来た方向などの細かい情報は、今後の町づくりに役立つように感じました。

また「泥を出すだけがボランティアの仕事ではない。最終的にどんな復興をはたすのか、復興までのストーリーの中で,今自分はどこを担っているのかを納得して行わないと,モチベーションが保てない。」という言葉は特に印象に残りました。

ボランティアの方達は、紙の広報誌を一人一人に届けたり、みんなであつまれる場所を作ったりという人と人を繋げる活動も続けています。

畑山氏からは、ネットを通じての情報伝達の利点欠点。また「都市でも堤防は100年に一度の雨量を、下水は10年に一度の雨を想定して作られているが、下水があふれても住んでいる人にとっては洪水。どのぐらいの雨ならどのようなことが起こりうるか、住民が知っておくことも大切では?」ということ等も教えてもらいました。

ううむ~。話しが断片的で、わかりにくくてスミマセン。
2日間、とにかくいっぱい話し合って意見を交わしました。

こういう「聞き取り調査」の時間は、私たちが話すことで学び、また逆に専門家の方の知識や経験から、ヒントや励ましをもらえる機会でもあるのかもしれないなぁと、そんなことを感じた2日間でした。

(カナ)
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伊豆大島花・花・花

2014年01月06日 | 植物
大島の花と言えばやはり椿。家の庭の園芸種の椿はやっと一輪咲きました。



蕾も沢山あるのでこれからが楽しみ
去年調べた名前『蝦夷錦』だそうですが、色々な枝変わりが出るので本に出ているのとは少し違うようで‥‥


毛虫の卵の塊りも越冬中、卵からいつ頃かえるのかな~  って かぶれてしまわないように観察


やぶ椿は12月初めから沢山花を付けていましたが


でも、隣のサザンカの花の多さにはかなわないですが

家のサザンカは可愛さで勝負



水仙はその辺にさりげなく咲いています


カタバミもその辺に


これもカタバミの仲間でオッタチカタバミ


ストレチヤは極楽鳥花とも言います。まだちょっと早いかな?


キヌサヤの花も大島の特産品として沢山植えられています。


椿油で炒めると大島風?


カミヤツデの花です。花火見たいな花ですね


新芽は産毛に覆われています


少し白く見えるのがカミヤツデの木。大島に元からあったのではなく何かの目的で植えられたのでしょう


こちらはヤツデの花 まったくそっくり





ハイビスカスが咲いていました。でも、とても小さい7センチぐらい


ミモザみたいな花のイソギク


季節は冬。 小寒 これから寒さが本格的に成りますが大島の椿は沢山咲きています。道端の花(園芸種とは違い華やかさに欠けますが)も沢山咲いています。島の名物の風に負けず散歩に出かけてみませんか? (しま)
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新たな謎

2014年01月05日 | 火山・ジオパーク
元旦に熱を出してからほとんど声が出なくなり、インドア生活中です。なので今日は、年末に川辺さん(伊豆大島火山地質図の著者)に同行させてもらった時のことを、報告したいと思います。

嶋田も少しだけ書いていますが、山頂口~火口~樹海~温泉ホテルと一般的なルートを歩いて、沢山の発見がありました。いっぱい教えてもらって謎が解けたけれど、新たな謎も生まれました。

ではまず、教えてもらって「へえ~!」と思ったこと。

その1
「伊豆半島では、溶岩流の分布と同じ場所に町が発展している。」
一番わかりやすいのが、4000年前の噴火でできたと言われる“大室山”でしょうか?

溶岩の流れは広がって緩やかな斜面を作り、人間が住みやすい地面を作るとのこと。
元町も1338年の溶岩流の上にできた町…どこも同じなのですね。

ちなみに大島から船が往復している熱海は、100万年以上古い火山が崩れた場所の上にできた町なのだそうです。

その2
「縄模様の溶岩の丘は、1777年噴火の時の割れ目噴火の跡」

丘のような地形は、割れ目噴火だったのですね!
いつも見ていた風景が、急に特別なものに思えてきました。

その3
三原山の火口から出たものは、班しょう(白い粒)によって年代がわかる。
安永噴火は班晶が多く10%。1986年の噴火は6~8%。

見比べてみると確かに、白い粒の量が違います。
地下のマグマの状態はその時々によって実に多様なんですね。

川辺さんと歩くと、地層の色や形状をパッと見ただけで「いつ頃、どんな噴火で積ったか」がわかるので、毎回感動します。川辺さんにとって大島の地層は、親しい友人のような存在なのではないでしょうか?(私も地層と親しい友人になりたいのですが、物覚えが悪くて友人の顔を忘れちゃうんです…)

その4
「火口には年代の違う溶岩流が見えている。」
上が1986年噴火の溶岩流が固まったもので、その下が1951年噴火の溶岩流。

言われてみると確かに…。
今まで1段だと思って見ていたものが、急に2段に見えてきました。

その5
「樹海の大きな溝は溶岩トンネルの天井が崩壊したものではないか?」下の写真は半年前のものですが「壁に横筋が入っているのは、溶岩の流れを表しているのでしょう」とのこと。

後から赤色立体図と地形図を組み合わせたものに川辺さんのGPSデータをいれて、溶岩チューブでほぼ間違えないという連絡をもらいました。これでやっと、お客様に自信をもって説明できます。

その6
「温泉ホテル駐車場の地層の乱れは、木が倒れた跡ではないかと考えている。倒れた木の根が地面を持ち上げたのではないか?」

1000年以上昔、ここに生えていた木が何かの原因で倒れたかもしれない…そのことを想像すると、なんだかワクワクしますね。

この他、ほんとうに沢山のことを教えてもらいました。

「これは“コアドボム”といって、古い溶岩の周りを新しい溶岩がつつんだもの。」


「ここにも溶岩チューブ」

(初めて気づいた場所でした)

「神社の裏に、年代の違う溶岩流」

明らかに見た目が違うので、機会があったらぜひ、この向きからのぞいてみてください。

「白石山、二子山、中央火口丘に近い成層火山だったではないか?」

「スコリアと軽石の違いについて…大島の溶岩は粘りがないので気泡が大きくなり、くっつきあうので水に沈む(スコリア)。神津島、新島などは粘りのある溶岩なので気泡が大きくなれず、くっつきあわないので水に浮く(軽石)。」等々…。

こうして、今までの疑問がいっぱい溶けましたが、あらたに大きな大きな疑問が生じました。

噴火で植生がガラリと変わったと信じていた草地→樹高3~4mぐらいの森→樹高4~6mぐらいの森へと変化する1本道。それが森の変化の間には、植物に影響を及ぼすような噴火はなかったということがわかったのです。

樹高4~6mの森。


ここには、それまで見られなかったアオキという木が、たくさん生えています。

それまでと、まるで植生が違うのです。
こんな大きな変化が噴火以外で起きるのでしょうか?

だとしたら、いったい何が原因で、この違いができたのでしょう?

そういえば、舗装された遊歩道沿いにも、未だに全く植物が生えてこない空間があります。


ここも…

風のあたり具合に、それほどの差があるとは思えないのですが、いったいなぜ?
…この疑問が解決したら、この日新たに生じた「1本道の謎」も解けるかもしれません。

この先いつか、新たな疑問を解くためのヒントが見つかる日が来るのでしょうか?
いつかまた、謎解きだけのために歩きたいです。

(カナ)






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・・・ツグミなんです・・・

2014年01月04日 | 
えと、今朝やっと撮影できたツグミです。

梢にいますね。
下にいる大き目の鳥はキジバトです。
今季初のツグミ画像がこんなんで誠に申し訳ありません。
それほどツグミが少ないのです。



次にこれですが。

同じ場所で鳴きながら飛んで行った個体です(もう1羽いました)
このあと先の梢にいたのと合流して遥か彼方へと飛んで行きました。

・・・なんで今季はこんなにツグミが少ないんでしょうね?
冬鳥はその年によって渡ってくる数や種類に大きな差がありますが、不思議でなりません。
一体ナニがそうしているのでしょうか?


しかしこのあとここでイスカの30~40羽くらいの群れを目撃しました。
紅いオス成鳥、諦めていません!!


                         がんま
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元旦のツアー

2014年01月03日 | ツアー
2014年の元旦、午後の半日ツアーに行ってきました。
お客様は香川県から、正月休みを利用して歩きにいらしたご夫婦です。

大島の冬らしい“南西からの強風”が吹きつけるなか、頑張って裏砂漠まで歩きました。
裏砂漠なら、風で多少よろめいても怪我をしにくし、山の稜線ほど風が強くはありません。

それに、寝転がるとあまり風を感じません。寒いので早々に退散しましたけれど、この「強風の中で寝転がる体験」は、なかなか味わい深かったです。

裏砂漠から引き返す時に、お客様から写真撮影のリクエストがありました。
「これと一緒に撮ってください」

「これって何だろう?」と思って振り向いたら、そこにあったのは“ハチジョウイタドリ”でした。

「たくましいから」と、リクエスト理由を聞かせてくれたお客様。
強風の黒い砂地に頑張って生きるパイオニア…確かにたくましいです。

いつも「スゴイなぁ」と思って眺めているイタドリを、同じように感じてくれたみたいで嬉しかったです。

その後、植物の再生物語を楽しめる1本道を抜け…


森の中へ。


立派なキノコを見つけたり…


崖崩れを近くで観察したり…


風に飛ばされて、枝にひっかかったカエデのタネを見つけたり…

のんびり歩いて,森から裏砂漠を往復しました。

道中色々な話しをしました。
「香川県は日本で一番自然災害の少ない場所と言われているんですよ。普段危機感がないから、いざという時が危ないかもしれない」「みんなとてもノンビリしているんです。」「企業も香川県に移転してきているんですよ。」等など…。

前半歩き終わってまだ時間があったので、今度は山頂口から三原山を流れ下った1986年の溶岩流まで往復することにしました。

三原山が夕日に染まりはじめていました。

風にたなびくススキも、オレンジ色に染まっています。

縄もようの溶岩に登って記念撮影。

まさに溶岩が地上にあふれ出た場所に立つことができるなんて、なかなかないですよね。

1986年溶岩流の上。

ここも、いつもとは違う色合いでした。
とにかく周囲が全て、オレンジ色がかっているのです。

「こっち側も、なかなかいいですよ」

「本当ですね~」
…みんなでしばし,見とれました。

こんなふうに黒い溶岩ごしに、明るく輝く三原山が見えると嬉しくなります。

普段この時間に、ここに来ることはほとんどないので、私にとってもとても新鮮でした。

お客様は、山を歩く時は、よくガイドをつけて歩くともおっしゃっていました。
「『なるほど!』と思うことが好きなんですよ。自分たちだときっと、頂上を目指すだけで終わってますよ」とも語られていました。

嬉しい言葉でした。
私も歩くたびに、お客様と一緒に一期一会の風景を味わえることに感謝しています。

2014年元旦のツアーも、素敵な時間でした。

(カナ)
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大漁旗

2014年01月02日 | 今日の大島
昨年もこのタイトルで書いてますね。
今年は泉津(せんづ)の漁港に見に行ってきました。


船は少ないですがしっかりとはためいていました。



沖にはウミネコやオオセグロカモメ、さらに遠くにコアホウドリも見えました。



奥の旗、わかりますか?
ミサゴが魚を捕らえた場面が描かれています。
いいですね。


                        がんま
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